「幸いあれ」

わたしにとってはあなたこそが、
稀有なるえにしのあたたかさを教えてくれたのでした。
あなたの過去の一欠片を少しだけ知るわたしは此処でエールを送ります。

未来なんて、何が起こるか解らないし、
確証など確信など何時でも吹き飛んでしまう不安定な今の世情。
だからこそ、やっていかねばなりません。
己の力でじっくりと時間をかけて固めていかねばなりません。
変貌する世とヒトの心に順応し、耐えうる精神力を。願望を貫く意思を。
どんな事があっても、自分さえ見失わなければ、よいのだと。
ああ、そうだな。出来るだけあなたの道行きに幸い多くありますように。
けれど、ただ簡単なものならば磨く事なんて出来ないからね。
死ぬまで降りる事の出来ない、人生という舞台の上で。
その一角より、小さなエールを。


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