「標 I MUST LOVE」

お前は常に自分の中の正義に沿って往けばいいんだ、とそのひとは云った。
しるべとなるひとはいつも時を短くしてわたしを残して去ってゆく。
お前なら大丈夫だ、と微笑いながら、その確信の事実を確認もせずに。
自由というのは或る意味、辛い。



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