「宇宙の雫の Rock&Roll Dream」
雨の匂いがする。 夜がわたしを連れに来る。 何かに陶酔できる時間がわたしを洗い、癒し、救う。 愛でし音。闇の雨。やわらかな声のように。 鋭い切先ではなく永劫の黒でもない。 煌びやかな混沌の鏤む透明な膜の中にゆらりゆらりと浮游し観得る、 夢のように甘い匂いのする樂しみ、その深みへと。 さだまらず、決められることなく、命じられず、刹那の極地にて解放する。 わたしの、S.D.R。それ以上のものを。 未知のイノセントへのときめき、今宵は貪慾に堪能しよう。 |