蕩尽日記...OG-Love

 

 

ツアー・ラスト - 2003年08月22日(金)

前夜、野営した新津の公園で目を覚ます。睡眠時間は4時間ほど。
医者で貰った薬が無くなり、咳が止まらなくなってくる。
なんとなく、マズイ予感がする。

「新津」から始発で「会津若松」へ。磐越西線の阿賀野川沿いの車窓に心が躍る。川辺や海沿いの路線は旅情たっぷりで、思わず窓にへばり付いてしまうものです。

「会津若松」〜「郡山」を経て、14時過ぎに「仙台」着。
さすがにこんな大都市で野外の寝床を探すのは面倒なんで、以前に泊まったことのあるカプセルに宿泊することに。荷物を置いて街に出て、薬を買おうと目論見たものの、今まで飲んでいた薬の効果に比して、「市販の風邪薬じゃ、効きませんよ」と言われて諦めることに。

17時まえくらいに会場に移動。余っていた券が売れない・・。玄人サンの姿も見えないし、皮算用の見込みが完全に狂ってしまう。
入場して、前から2ブロック目の柵の位置を確保。ステージ向かって右端、これで参戦4公演全てが右ポジション。これはもうちょっと考えても良かったなぁ。

周りがあんまり無茶なことはしなそうな人たちで安心する、特に左隣の高校生っぽい彼は、同じ高校にいたミヤサカ君みたいで、冴えない感じで、なんか親しみを憶える、僕と一緒で単独参戦と見受けられるのも妙なシンパシーを感じさせる。夏休みだし、地方だし、きっと、この公演を愉しみにしていたんだろうな。
がんばろうぜ、ミヤサカ君よ。

ライブがスタートすると、どうやらミヤサカ君は大谷さん推しらしい、流石だぜ、ミヤサカ君。やっぱり、奥手な感じの彼は、最初なんとなく、探り探りの雰囲気。僕は態とスペースをほんの少しだけ空けてやりながら、斉藤サンのパートで、推しジャンプ。すると、ミヤサカ君も大谷さんパートで推しジャンプ!やったね!

ラスト、「ENDLESS YOUTH」の大合唱がおさまり、ステージに並んだメンバー。そこで不意に大谷さんが一瞬だけ、目を潤ませていた。
ミヤサカ君よ、君もあの涙をみただろ?美しかったよな、こぼれ落ちる雫をさとられないように、って気丈に顔を上に向けていたよな、なんとも健気な振る舞いだったじゃないか。

ツアー終了。最後にミヤサカ君に「お疲れさまでした」と初めて声をかける、彼も笑顔を返してくれる。僕は勝手にイイ気分になって、そのまま会場を後にしたのでした。


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