ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。
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抱擁とパン
現実に会ったことのない男の人と服を着て横になって抱き合っていた。少しの間しかそうしていられないことがわかっているので、わたしはとても悲しい気分になってしがみついていた。男の人はわたしのその悲しげな気配を感じるのか、耳元でおかしなことを囁いたり、わたしの髪をくしゃくしゃとかきまぜたりしてくれるが、わたしは悲しくて仕方なく、泣くまい、泣くまいとしていた。
またべつの夢。泣いた後みたいなぼんやりした状態で、わたしはトレイと銀のパンをはさむ道具をもち、たくさんあるパンを眺めていた。どれもおいしそうで、いくつか選ぶのが難しい。悲しい気持ちのままうろうろ歩いていたら、見かねたのか、ひょろっとした若い男の子が、テレながらパンの説明をしはじめた。あれは焼きたてだとか、これにはバターが入ってるとか、果物を使っているとか、そういった説明をしていたのだと思う。頭に入らないまま、ぼーっとその男の子の顔を見ていたら、色白な子だったので、真っ赤になっていた。厨房近くにいたべつの男の子達が、彼のことをはやしたてていた。わたしはあー、これじゃあ何か買わないとまずいだろうな、と思い、もうすこし真面目にパンを選ぶことにした。
2001年09月06日(木)
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