あることないこと
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2004年04月17日(土) 朝に転んだ

わざわざ日記に書くことじゃないですが、

最近はずっと夜勤で、帰宅するサラリーマンを横目に出勤し、通勤で電車が混む前に帰宅する日々です。快適。
最近の東京はいい天気で、今朝も
快晴!
です。天気がいいとそれだけで心がはずみ、わくわくしますね。
何か脳内麻薬出ますね。
これから何をしようか。
まぁ、まず帰って眠るのですが。

トロンとしたまぶたの下で目を輝かせていると、
高田馬場で買って飲んだ缶紅茶が効いてきて、下車する3駅前に便意を催してきました。ふいー。でも3駅我慢して下車して我慢歩きして駅トイレに向かういます。が、その僕の目の前をサラリーマンが歩いていて、嫌な予感とともトイレに入ります、そして唯一の個室に…。
わずかな迷いも見せず僕は引き返し、さっさと改札を抜けると、駅からちょっと離れたコインランドリー前に(違法)駐輪した自転車へ跨がります。そして立ちこぎでゴー。
加速するペダル。ギッシャギッシャいう錆びたチェーン。朝の光を浴びて進む自転車。わけも分からず盛り上がる気持ち。あれ?便意なんか青い空に吸い込まれちゃったよ。
大きく息を吸ったところで、ガチョンとチェーンが外れました。ペダルは歯答えなくぐるんと空を切ります。そのせいで変な体勢になった僕と自転車がそれでも進みます、というか止まれません。無限の時間が頭の中を流れました。ねぇ、走馬灯職人は死ぬ瞬間、走馬灯のことを走馬灯のように思い出すのかな。
そしてゆっくり体勢は崩れていき自転車と僕が転びます。転んで数十センチ滑ります。無様に数十cm進みます。

考えてみると、すっごい我慢している状況でトイレで先をこされる、いきなりチェーンが外れて派手に転ぶ、など自分の不幸に嘆きまくってもいい状況だと思うのですよ。でも今朝の僕は少しも凹むことなく、ホント少しも凹むことなく、チェーンの外れた自転車で地面を蹴り蹴りコンビニまで行ってトイレを借りたのです。転んだ衝撃でもらしたりせず、こうしてトイレを借りれたことに感謝し幸せを感じたのです。
幸福感が人を包んでいると些細なことは本当にどうでもよくなるものですね。不幸中の幸いも、結局不幸にはかわりなく、幸福中の災いは笑い話なのですね。
幸福などというものは、その事実事象によってのみ量ることはできないというのを身をもって学んだ朝でした。

ま、わざわざ書くことじゃないんですが。


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