【音楽見聞録〜その18】 椎名林檎
昨日から何かと話題の椎名林檎姫。もう「あっぱれ」としか言いようがありません。ほんと何をしでかすかわからない、究極のアーティストですな。 出会ったのは、デビューシングル「幸福論」がリリースされた直後。所属レコード会社の担当が僕のマブダチでして、その彼とキャンペーンで現れたのが彼女でした。その時の情景は今でも鮮明に覚えています。ドア越しに顔を半分だけ覗かせ、まるで子猫のような無邪気な瞳で僕をじっと見つめるのです。まるで何かを観察するように。それがすべての始まり、アーティスト椎名林檎のドアを開けた瞬間でした。 彼女がはいったいどんな人なのか、今もってよくわかりません。まるで広大な宇宙のように奥が深すぎて予測不能なのです。だからこそ、こんなにも多くの人たちの心を魅了してやまないのでしょう。彼女の曲にもあるように「本能」でのコミュニケーションが必要なのかも知れません。まあ、僕はもともとそんな感じの人間なので苦労はしてませんが(笑)。 彼女と接していて感じること、それは自由。束縛感が全く感じられないのです。たぶん多くの人たちは、自分をどこかで束縛しながら生きている、そんな気がします。それは「自由」には常に恐怖が伴うから。でも彼女にはそれが無い。ほんとスゴイと思います。ある意味、手に負えない存在です(笑)。だからみんな彼女のことが好きなんでしょう。もちろん、僕も好きですよ。3月には新曲もリリースされるらしいので今からホント楽しみです。そしてあの元気な姿を一日も早く僕らの前に見せて欲しいものです。 そうそう、タイトルにある「わんぱく娘」とは、僕が彼女にインタビューしたとき一方的に命名したあだ名です。その時は大いに気に入ってくれましたが・・・(笑)。 椎名林檎=わんぱく娘、そんなイメージってありませんか。
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