2001年01月13日(土) |
P18:我が家の飼い犬 |
【虎の自叙伝〜その18】 我が家の飼い犬
よく犬派か猫派か聞かれる事があるが、僕は躊躇無く犬派と答える。明確な理由はみあたらない。なんとなくである。そもそも我が家には、犬も猫もいたのだから、どちらの影響も受けているはず。なのにどうして犬なんだろうって時々考えたりする。 最初に飼っていた犬は、スピッツの雑種だった。とにかくよく吠える犬で、ケンカが強かった。話によると僕が2、3歳の頃に近所を散歩していたら、いつのまにかついてきたらしい。だから彼が死んだとき、家族は僕がめちゃくちゃ悲しむだろうと思って、僕が寝ているうちに埋葬してしまった。そういうわけで死に目にも会っていない。そっちのほうがよっぽど悲しいわい。 次に飼った犬は、シェパードの雑種。黒い毛並みでかっこよかったな。こいつは雌だ。そして3匹目はその子供。もうシェパードの面影はどこにも無く、誰が何と言おうと雑種そのもだった。 でも、僕にとっては血統なんてほとんど意味がないことだ。だって彼ら自身を愛していたんだから。それは大人になった現在の僕の人生観に通じる部分かもしれない。肩書き?どうでもいいんじゃない。有名人?関係ないよ。この意味、わかる人にはわかると思うけど。
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