虎平太の四方山日記
虎平太の日常を書き綴った日記みたいなものもの・・・。毎日更新(の予定)。

2001年01月12日(金) P17:フリーター/M14:HIKARI

【虎の自叙伝〜その17】 フリーター

高校を卒業して、1年ぐらいフリーターみたいなことをやっていた。何故かって?はっきり言えば、目標を見失っていたから。大学なんか行って何になるのって思ってた。かといってどうすりゃいいのって感じ。だから仕方なくアルバイトをやってた。
アルバイトはいろいろやったんだけど、一番つらかったのは洗濯機の製造ライン。ようは工場ですね。ベルトコンベアに載せられて流れてくる洗濯機の桶とモーターをネジ止めする仕事。これにはまいった。エアードライバっていう強力な電動ドライバを使うんだけど、振動が激しくて手の親指の付け根が腱鞘炎みたいになってしまう。それにとめどなく流れてくる洗濯機の山。プレッシャーがあったなあ。一緒に入った人が15人ぐらいいたんだけど、初日の昼休みなんか誰一人として口がきけなかったぐらいハードだった。
こういうラインっていうのは、いったん仕事のリズムが崩れてしまうと戻すのが大変でね、それこそコンベアの前を行ったり来たりしなきゃいけなくなる。そうなったら、流れてくる洗濯機を何台か下に下ろしてペースを取り戻すしかない。コンベアを止めるわけにもいかないしね。でもまわりの人たちは本当に優しかった。僕らがそうした失敗をしてもいつだって励ましてくれた。あの工場の人たちの優しさ、本当に嬉しかったなあ。だから僕が社会人になって、若いアルバイトの子たちと仕事をするようになっても、あの工場の人たちの優しさを忘れたことはなかったよ。今度は僕がそうしなきゃっていつだって思ってた。出来たかどうかは別だけど・・・。
「優しい男でありたい」。僕の永遠の目標かもしれない。
あの工場の人たち、元気にしてるかな。

【音楽見聞録〜その14】 HIKARI

本日はHIKARIのことを書いてみよう。ご存知ない方は、一度聴いてみてやって下さい。ちなみに男です。ソロアーティストです。
こやつとはまだ1回しか会ったことがない。キャンペーンでやってきてくれたほんの数時間だけの記憶。でも、音楽ネタはほとんどなくただの世間話で終わった感じ。特に印象深いのは「UFOネタ」。僕も嫌いじゃない方だが、どうやらヤツも大好きみたいだ。この手の話は、興味ない人にしてみればファンタジーみたいなものかもしれないが、当の本人たちはいたって真剣、なんとも尽きない話題なのである。
それにしても摩訶不思議な男なのである。つかみどころがないというか、得体が知れないというか、なんとも表現しがたい男だ。しかしそれでいて嫌味なところがこれっぽちもない。うーん、わからん。
ヤツとはなんとなくフィーリングが合うみたいだ。何故かはよくわからない。ただなんとなくである。でもこの感覚、人間関係ではとても重要なことだ。だからヤツとはこれからもなんとなく付き合っていけるだろう。
最後にヤツはこう言って帰って行った。
「こんな話で本当によかったんですかねえ」(たぶん世間話しかしていないことへのとまどいだろう。もっと音楽のはなしをしなくていいの?うん、これでいいのだ。)
きっとヤツもつかみどころがなかったに違いない。


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