虎平太の四方山日記
虎平太の日常を書き綴った日記みたいなものもの・・・。毎日更新(の予定)。

2000年12月18日(月) M5:原田真二/D6:13デイズ

【音楽見聞録〜その5】 原田真二

今日は、今何かと話題の原田真二さん。
僕は敬愛の念をこめて、「真二さん」と呼ばせてもらってます。
デビュー時の3ヶ月連続シングルリリースなんて、当時の音楽シーンにとってはかなり衝撃的な出来事だったんじゃないかなあ。それも3曲すべてがベスト10入りするという快挙。ほんとすごかったですよ。僕が中学生の頃には、もう押しも押されぬスターだった人で、まさかそんなお方とお付き合いさせていただけるなんて夢にも思わなかったですね。
きっかけは、もう5〜6年前になるのかなあ。真二さんがリリースするシングル曲の応援コメントを書いてくれないか、というところから始まりました。しばらくたって、いきなり局に電話が。「原田さんって方から電話です」って言われて受話器をとったのはいいけれど、思い当たる節が全然なくて、実際に会話するまでは疑念を抱いたままでしたね。そしたら電話口でいきなり「原田真二と申します」でしょ。そりゃ、たまげますよ。でも、電話の雰囲気がすごく自然で、ずっと以前から知り合いのような会話をしたのを覚えてます。
音楽番組の制作なんかしていると、こういったコメントを時々頼まれたりするんですが、お礼の電話を本人から直接もらうなんてことはまずありません。僕が記憶している範囲では、真二さん以外はなかったんじゃないですかねえ。これがきっかけで、局の方にも何回か遊びに来てくれましたし、まさに縁みたいなものを感じましたよ。僕のギターで弾いてくれた「てぃーんずぶるーす」と「キャンディ」、めちゃくちゃ感動しました。今でも僕の宝物です。
真二さんってどんな人?って聞かれることがあるんですが、僕はこう答えています。「人間愛にあふれた優しい人です。それとギャグ好き」って(笑)。普通、あれだけのネームバリューがあると、なかなか普通に会話なんかできなかったりするんですが、真二さんにはまったくそれがないんですねえ。たぶん、ものすごく気を遣ってくれてると思うんですが。
それとあの音楽的才能、すごいです。時代が追いついていないって感じさえしますよ。だから今回みたいな脚光の浴び方は、僕としてはほんと不本意なんです。でも、僕は信じてます。アーティスト「原田真二」の才能を。

【四方山日記〜その6】 13デイズ

映画「13デイズ」を見てきました。劇場で見るのは「カル」以来かなあ。1962年のキューバ危機を描いた実録モノですな。たぶん、興味ない人には、ほんとつまらない作品かもしれませんね。あっしは結構好きですよ、こういうジャンルはね。でも、ちょっと考えさせられてしまいました。アメリカ政権史上、最も若い3人の男たちの物語なんだけど、当時の大統領JFKの年齢は45歳、司法長官だったロバート・ケネディに至っては36歳という若さ。もろあっしたちの世代じゃないっすか。自分が今、同じような決断を迫られたら・・・とてもじゃないけど耐えられませんな。なんてたってその決断に国の命運、もっと言えば世界の命運が託されてたワケだから。まあ大げさにいえば、そんな自己投影をしながら見てたワケですよ。(男はわりとこういう物語に影響されやすいです。)これを自分に置き換えてみると、大きい小さいは別として、まさに人生とは日々決断の連続だなって改めて思い知らされます。しかし、なかなかスパッといかないのも、また人生。決断にちょっとだけ迷ってるあなたに、ちょっとだけお奨めの映画です。


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