セクサロイドは眠らない
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俺はさ、男の子だから
愛人業
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待ち人来らず。早く見つけて。
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サントリーの「すだち酎」は、さわやかで飲みやすいね。と、酔っ払ってメールを書く。あまり焦らないように。返事は、忘れた頃に却って来て、思いがけない喜びをもたらす。こともあるから。
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人は、存外、つまらないことに振りまわされているフリをして、人生の多くの時間を埋めている。「つまらないこと」など放り出してしまえば、体はうんと軽くなるが、残った空洞を埋める術がないと、空っぽの自分に気付く。空っぽが怖いから、人はつまらないことを、あれやこれや、と重要事項のように騒ぐのかしらね。
と、「誰か」の胸に頭の乗せて、訊ねる。
「つまらなくないことだってあるだろう」 と言われて、私は、「何があるかしら?」とか考えて、相手の指を噛んでみる。 相手の体の下で相手の重みを感じてみる。
他人の「あれこれ」を「つまらないこと」なんて言う私はなんて傲慢なのかしら。「誰か」の「あたたかいモノ」だけが、「挿入感」だけが重要、とインプットされたドールの戯言は始末に負えない。
私の体の空洞は、激しい欲望に満たされて安らぐ。
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書いたことを読み返して、笑ってしまう。何が「待ち人来たらず」なんだ?馬鹿みたい。ちゃんと声を出さない、ということは、待っていないに等しいのに。私はやっぱり他人の心を所望することに慣れていない。
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あの人がここを見つけて、Webの小部屋に入ってきてくれたら、どうやって招き入れよう?リアルでは決して会うことのないあなたと、私は、束の間の会話。「あの言葉の意味は、どういうことだったの?」とか、そんな事をしゃべるかしら?それとも、黙ってお互い服を脱ぐかしら。こんなことを考えているうちは、本当に会いたがっているのか、それとも想像しながら会わずにいたいのか分からなくなってくる。
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