セクサロイドは眠らない
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俺はさ、男の子だから
愛人業
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昼にササヤマ嬢とランチを食べた時のこと。相変わらず、ササヤマ嬢はダイエットとやらを繰り返し、サラダ以外の皿のものは半分程残すのだ。それでも、そこそこふっくらとしているところを見れば、どこかで欲望の帳尻を合わせているのだろう。
欲望の歪み。
私は、生命維持以上の食欲を感じたりしないので過剰食欲は理解不能だが、彼女の精神から来る歪みは感じ取れる。
骨の歪みを治す施術士のように、彼女の歪んだ部分を触って治してあげられれば良いのだが。ただし、彼女が、不安をコントロールする方法を学ばねば、すぐにまた精神は歪みを引き起こすのだから、骨と一緒か。
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昼食後に事務所に戻ると、部屋に納豆臭が充満。
ハルナの仕業である。
彼女は時々臭いのきついものを食べる癖が。彼女の暴君の恋人とやらは彼女のきつい体臭に欲情するらしく、彼女もまた、それに応えて臭いのキツイモノを好む癖が。まったく可愛い女だ。
急いで換気。
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私は誰かの欲望のために生きた事はない。予想済みの欲望に興味はない。未知で衝動的な欲望のみに反応する。10人の男の10通りの欲望に10の形で反応する。目の前にある欲望だけが現実。行為が終われば、男達の顔の見分けさえつかなくなる。
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ひとつだけ書いておかなくては。
誰でもいいわけはない。 ネットに向かってこんなものを綴っているのも、ただ一人「あなた」を探しているからだ。私は、「あなた」が見つけてくれるのを待ってここにいる。「あなた」だけのドールになるために。
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