cahier@enpitu
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2006年02月03日(金) あなたと新しい飛行機 飛ばしてみたいな

髪を切りに行った。
このまま伸ばしてしまおうか悩んでいたけれど、今の職場では長い髪はまとめなくてはいけないことが気分的に重荷になってしまっているから切ることにした。
ここに至るまで約2週間。ぐるぐると思考が空回り。
いつもお願いしている美容師さんは事情をだいぶわかってくれているので、3月末に今の職場を辞めるまで髪をまとめなくていいくらいに切って欲しいというわがままを聞いてもらった。
そういえば髪を切るときにはこういう髪型にしたいではなくて、セットしなくてもいいようにだとか外に跳ねないようにだとかそういうお願いの仕方をしている。
おしゃれの為なら手間を惜しまない、という気合の入った女性とは対照的だと自分でもよく思う。

ひこうきが飛んでいた。
電車を降りたら駅のホームから見えた。2週間後の空港開港に向けて随分前からテスト飛行が始まっているとは聞いていたけれど、見たのは初めてだった。
機体が大きく見える。
以前は飛行機が飛ぶ町に住んでいたのに随分珍しいものを見たような気分になった。

吉野朔実さんの漫画文庫を4冊買った。
「ジュリエットの卵」全3巻、「グールドを聴きながら」
彼女の作品を初めて読んだのは、母親が時々買っていたぶ〜けに連載されていた「いたいけな瞳」だと思う。
こころだとか人間関係だとかそういったことを描く彼女の漫画が好きだ。

夕焼け空の色がとても綺麗だった。
重たいトーンのグラデーション。これを絵の具で出せたらどんなに素敵だろう。
家に帰ってデジカメを持って外に出た。
夕暮れ時の空の色はすぐに変わってしまうから、はっと息を飲んだあの色は残せなかった。

恵方巻をかじった。

感じたことをこまごまと書き残すようにしないと、何かを感じ取る力が鈍りそうな気がしていた。
だからまた少し長い日記を書くようにしている。


諒 |MAIL