★梨木香歩。『裏庭』

梨木さん作品、非常に好きだった『西の魔女が死んだ』以来
2作目。ええ、ずっと積んでたんですのよ。
「おきらくにっき」の方で、半身浴と共に持ち込んだ文庫本が
これだったのだが……

読んでみて…これは、難しい。どう表現すればいいのだ?
難しい、読んでいて疲労困憊したと思うのはワタシだけなのか?
ちなみに感想を書いているサイトを回ってみたが、どこも
評価が高い。
しかし、これはファンタジーという言葉を借りながらも
人の心の奥深くのしくみについていろんな問題を投げて、
投げて、投げまくっているのではないのか、とふと思った。
主人公のテルミィは中学生だが、彼女の裏庭での冒険の
ひとつひとつのエピソードにたぶん、ワタシは意味を求めて
それをわかろうとしながら読んでいたのだ。
だから、本当に疲れ、なんだか知らない間に終わっていた。
ああ、もったいない。
もっと理解できたら、深い深い話なのだということだけは
わかるのだ。
それとも……ワタシがこんなに疲れてしまうのは、
世間一般的にいう温室育ちのせいなのかもしれない?
2004年02月23日(月)
By ちゃいむ

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