挿絵でなく写真が使われているので、小説じゃないと ずっと思ってた;^^) そうではなく、その短編ごとに舞台となる場所を 著者自身が取材で訪れてカメラに収めている、という ことだったのだ。
短編集だが、ちょっと変わっている。 まるでそれは、ドラマのワンシーンだ。 ひとつのストーリーが完結しているのではなく、 主人公達の切り取られた1日、といった風情だ。 なぜそうなのか…それは、舞台が彼女達の旅先だからだ。 そして、切り取られているから結末もはっきりあるわけではなく、 それはその日の結末というだけだ。 これから主人公たちがどう歩いていくのか、という 余韻も読者の手にゆだねられる。
大人の女性を等身大にリアルに描くことが たぶん得意なんだろうなと思う。 なにやら見透かされているようで、たまにはっとする ことがあるから。 もちろん、大人の恋はしてないんだけど;;;;^^) |
2003年10月13日(月) |
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