★貴志祐介。 『天使の囀り』

◆1月の読書メモより◆
貴志祐介「天使の囀り」を読んだ。
いちおう、ジャンルはホラーになるらしい。
最近は、ミステリの範疇が広がりすぎていて、その分類は混沌としている。
謎があれば、それはもうミステリと解されるのかもしれない。

「天使の囀り」は、ホスピスに働く精神科医の女性が主人公だが、謎はアマゾン
帰りの彼女の恋人を含む一行が、次々に奇妙な方法で自殺してしまう、という
ものである。
これ以上は、ネタばれになりそう・・・。
まいったのは、これを読み終わったのが夕食前ということ。
「怖く」って、思い切り食欲がなくなってしまった。(このワタシが!)
物語を読むとき、あまり映像的な想像力が働かない方なので、その謎については
本の帯に書かれているほどの衝撃ではなかったが、その他のシーンで決定的に
だめなところがあった。
うううう。
クモは絶対いやだよおおお!
ストーリーは、思った通りの結末を迎えるが、一番ラストでかろうじてココロが
少し救われた。・・・でももう少し救われたかった・・・主人公が切ない。
2001年05月27日(日)
By ちゃいむ

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