「てつがくしょ」そして「かがくしょ」として - 2001年11月21日(水) 『地図の読めない女 話のきけない男』を読み進める。 まるで自分たちのことのようで、想像以上に参考になる。 男女平等を説くのがモラルな世の中でこの本は異色だし、出版への勇気に敬意。 これは、単に男と女の問題、というよりも、 自分と異なる考えを持つ人への寛容を学ぶ書、ともいえそうだ。 もともとこの世に生まれてくる時点で人間は皆平等、とは思えない、 ひとりひとり違っている、という観点から物事をみていた私は この本を、「てつがくしょ」と「かがくしょ」の接点だな、とも思った。 また、文字通り私がかつて恋人とのやりとりで苛立ちを覚えた時を思い出し、 当時の自分の中に明らかに芽生えていた排他性を恥じた。 「どうしてわかってくれないんだ!?」と叫ぶ前に、 一呼吸おける自分になれれば晩万歳、じゃないかな? 頭でわかっているようで、いざとなるとできないことは、 何度でも言い聞かせてあげないとね。。 -
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