「静かな大地」を遠く離れて
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題:114話 札幌官園農業現術生徒24 画:プラグ 話:見聞が広まり、知らぬものを食えるのが嬉しい
世界、そして未来に向かって見開かれた新鮮な眼差し。 若者の旺盛な食欲、知識欲。 それを好もしいものと感じられるかどうか。
無力で無名だが、ありあまる体力と意欲を持つ人もいる。 人生に“未来”の時間が多くは残されていない人もいる。
久しぶりに本業が完全オフだったので、芝居のハシゴをした。 *TEAM発砲B-ZIN「ゴメンバー・デ・ショー」(新宿スペースゼロ) 戦隊もののコスプレめいていて意外にオーソドックスでウェルメイドな 作風が特徴の発砲だが、今回は旧作の続編的な作品。 往年のジャッキー・チェン映画みたいな、夢はあるけど弱い男の成長物語。 キャラメルボックスが果たしつつある、キャストの世代交代あるいは 世代交錯に挑戦しているようで、若手が真ん中に来ている。 そのせいか発砲にしては…精彩を欠く感は否めなかったかな。 まだまだ「そんなムチャすんの?」「サービスしすぎ」という発砲の真髄を 観ていたい…というのは、望んではイケナイことなのでしょうか? キャラ立ちが良くて魅力のある役者さんが揃っている劇団なだけに、 バラ売りの客演とかより劇団として弾けて欲しいな、と願っています。
*泪目銀座「LOVER SOUL」(シアター・トップス) 早晩だれもが名前を知ることになるであろう劇作家、福島三郎さんの ナミギン新作です。前に紀伊国屋ホールで観た時、客席の空気にそういう “大ブレイク前夜”感を感じた。今回はトップスと地方でロングラン形式。 やっぱり舞台を観るならそこそこの大きさのハコのほうが熱が伝わるしね。 でもなんか贅沢でした。この達者なメンバーならコクーンくらいの大きさ だって同じ熱気で客席を包めるだろう、という感じ。 言ってみれば“病棟シチュエイション幽霊コメディー”なんだけど、 「生と死」の描かれ方があまりに優しくて切なくて秀逸でした。 ナミギンのBBSを見てみたら僕の見た回は、特に客席が熱かったらしい。 前半の笑いのシーンの反応が大きいほど、後半の“泣き”も深い、という 演劇の法則をそのまま立証したような夜だったのかもしれない。 飛び込みで入った1列目の前の補助席、役者さんとぶつかりそうな距離感。 それにしても、渡辺いっけいさんってスゴイです、やはり。 僕の贔屓の柴山智加嬢がヒロイン、女優として幸せな良い仕事してます(^^) こちらはまだしばらくやってるので、ぜひオススメしたいお芝居です♪
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