「静かな大地」を遠く離れて
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2001年07月13日(金) もの食う旅人

題:31話 最初の夏1
画:枇杷
話:スタンド・バイ・ミーな子供たち

せっかく拾い昆布してきたのに退けられる子供たち。
なかなか哀しい。
昆布とか魚油とか山菜とか、アイヌが食べてるものを食べないと
冬は越せないってのは間宮林蔵の時代から知られてるはずだけど。
結構、北辺警備のために入った武士団が脚気で全滅したりした
歴史があるんですね、野菜とか欠乏するから。
気候風土が変わったら食生活を平気で変えることが出来ないと、
サバイブできないのです。

きっとこの大人たちは愚かな無類のコメ好きとして描かれるかも。
しかし実際そんなにコメ・フリークだったのかなぁ、日本人って。
すでにその実感の伝承が僕にはありません。
のっぴきならない理由でコメは一生禁止、ってことになっても
他のものが豊富にあるなら僕は全然大丈夫です。
味噌汁とクラム・チャウダーとグヤーシュの間に、そう差もない。
アーサー汁を飲む頻度と味噌汁を飲む頻度が同じでも平気。
美味いものはなんだって美味いのです、
なんて発言はマリー・アンントワネット的かもしれませんが。

いいんだ、普段本業多忙時にはウイダー・エネルギー・インが主食
なんだから、休日には贅沢するんだもん♪
そういえばギリシアへ遊びに行っててまたクアラルンプールに出張
してた友達がそろそろ戻ってくるかな。
渋谷の小さなフレンチ・レストランで苦しくなるまで飲み食いしよ。
しょせん東京では北海道に勝るものは安くは食べられないのだし。
なんだかウツケた日録になっていっている。いいことだ。
でもこの季節になると静内の隣の新冠で筏に乗ったのを思い出します。
期間限定の「緑の国」が出現するんですよね、あのへんの夏って…。
行きたい。

そうそう、この一週間の弁明と今後の方針。
これ本気でやっていると命に関わりそうだったので睡眠しました。
本業繁忙時はこの形態をとろうと思います。
そもそも新聞連載をフォローするという楽しくも面倒くさい作業を
挫折しないために、半公的な場所で書いているというだけなので、
別に僕が書いていることそのものは戯れ言みたいいなものなのです。
で、今週もちゃんと「静かな大地」は読んでいたので初期目的は
達成していた、ということで(^^;

でも遠からず一時それも出来ない状況になりそうです。
本業じゃなくて休暇で海外渡航するため。
以前「HP池澤御嶽」の掲示板では、僕が消えると皆さんが
行き先あてクイズをやったりしていましたが(笑)
ギリシア、アイルランド、ニューイングランド&ワシントンDC、
そして次は…ほとんど一年に一度のこの機会、次はあそこだな♪
それにしても、どこも食べる物が美味しかったなぁ(^^)


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