P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年10月23日(火) 即興〜「共演する?」〜(1)

T先生。中ホール。風邪のため、参加者20名ほど。

(1)ウィンク
ロの字の形に椅子を12個位並べる。
椅子の後ろには必ず一人立つ。残りの数人は適当に椅子に座る。
立っている人は、自分の椅子に何とかして人を座らせなくてはならない。
他の椅子に座っている人にウィンクをすることで呼ぶことが出来る。
座っている人は、ウィンクされた!と気付いたら素早く移動。
但し、この時、後ろに立っている人は、自分の椅子から動こうとするのに気付いたらタッチすることで止めることが出来る。
集中してやること。笑ったり、余計な動きをしない。止められたら素早く戻る。
気付かれないようにウィンクを受けとめる=気配を殺す、目をそらす
動きをよむ=視線、気配に集中する。

…自分、鈍くさすぎ。
でも、最初は結構みんな楽しくワイワイと、暢気にやってたけど、だんだん集中力が高まってくるのが分かった。
最初はしょっちゅう起こっていた笑い声とか話し声(感想とか)がだんだん減ってきて、互いに気配を読み合う、ものすごい緊迫した雰囲気になった。
それがまた、緊張感を誘って、私の身体を鈍くさくしてくんだよなあ。

(2)番号回し(頬たたき)
名前は適当。みんなで輪になって、数字を1から順番に回していく。
その時に、番号を言いながら「右手」で自分の頬を叩く。
右の頬を叩いたら、次は右の人、左の頬を叩いたら次は左の人。
だから、自分が右方向に渡しても、次の人が左頬を叩いたら、また自分に戻ってくる。
さらに、5の倍数の時は同じく右手で目の上に「ひさし」を作る。(敬礼みたいに)
その時は、指先が向いてる方向に回っていく。
とにかくテンポよく。前の人の動きに集中すること。
…なかなか思うようにいかない。上手くいった、という気のゆるみがついうっかりを導いてしまう。

(3)ジップ・ザップ・ゾップ
2と同じような感じで、今度は、ジップで右回し、ザップで左回し、ゾップは左右以外の人に飛ばす。
ちょうど、荷物を受け渡しするような感じのポーズで次の人に送る。
身体ごと相手に向く。
…これも、なかなかいい感じでいったけど、つい…。

(4)1から30
9人輪になって座り、1から30までの数字を言っていく。合図はなし。
前に走りながらやったことがあるやつ。
しっかり回りを見て、雰囲気を読む。
一つの流れ(一つのテンポ)を作ってしまうと、当然重なりやすくなる。
出来るだけ、個性を出す。リズム、テンポ、トーン、言い方…。
そうすれば人とのリズムが変わり、重なりにくくなる。
…初めは二桁にも行かなかった我がチーム。
でも、先生のアドバイスでみんな工夫をし始めると、突然30まで行けてしまった。29を言ったのは私だったが、むちゃくちゃ緊張した。

(5)歩く
9人で自由に場所をとって歩く。
先生が手を叩いたら、止まる。
(ストップモーションをする必要はない。きちんと止まる。全体が見渡せるように少し内側を向いてもよい)
空気を読んで、一人が歩き始める。
一人が止まったら、別の二人が歩き始める。最初に人のテンポを基準に、同じように。
二人が止まったら、以下、三人、四人、三人、二人、一人。
これも、4と同じで、気配雰囲気をよく読んで、周りの人に合わせる。
行ける!と思ったら動く。それまでは待つ。
…4で勝利したうちのチームは初め見学。見てるとものすごく面白そうで、うずうず。
これも動くときに一人でフライングしたり、規定以上の人数が動き始めたり、なかなかタイミングが合わない。
しっかり他の人の気配を読み、合わせなくてはならない。
自分の都合だけで、「次行こう」なんていう考えではできない。

(6)探偵ゴッコ
六人が好き勝手な方向を向いて、顔を伏せて座る。
先生が肩をたたいて、「犯人」「黒幕」「探偵」を指名。
合図で「犯人」と「黒幕」だけが、顔を上げ、こっそり相談して、犯人がばれないように工夫をして誰かの頭を音がするように叩く。
二人がもとの位置にもどったら、みんなで顔を上げ、探偵が犯人探し。
聞き込みをして、犯人と黒幕以外は事実の通り答える。
どこから音が聞こえたか。どんな風に叩いたと思うか。二人とも歩いていたか、なにか特徴はなかったか…。
…嘘をつくときの表情。何をモトに判断するのか、情報の集め方。


☆共演する?と言うタイトル
「見せる」事だけを意識するのではなく、ともに舞台に立つ仲間との気持ちの通い合い、客席との気持ちの通い合い、そういう「共演」するということを考える。
自分だけで舞台を引っ張っていくのではない。みんなで心を合わせて、言葉はなくても心を通い合わせて作り上げるのですね。



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