P-diary
Piccolo,Play,Practice,Pleasure,Process,Pray,…Precious!

2001年07月05日(木) 「劇表現(5)」

『体現』

まず、授業始まる前にハプニング。
張り切って、足の筋だけでも伸ばして始めようか、と立ったまま片足を曲げてかかとをお尻に当てるようにして見たら…いきなり足がつった。
最近多い。寝起きに足がつるとか。
間の悪いことに、すぐに先生が来られ、授業開始。
じきに、足の痛みは忘れることが出来たが、いきなり、スキップで始まった今日の授業は、つらかった…

◎最初にスキップ。
・元気良く、楽しそうに。
・抱きつきたい!と思った人の背中を狙い、最後に抱きつく!
・今度は、「いやあ!!」と思ってダッシュで離れる。

◎誰かが、ナイフを隠し持っている、という設定で、探りながら、警戒しながら動き回る。
・止まるのはダメ。
・背中、人と接触しそうなとき、しっかり意識をする。

◎殺しの森(?)
・全員、寝る。
・一人、子守歌を歌いながらみんなの中を回り、二人にタッチ。彼らが、殺人者。
・みんな目を覚ます。鬼は自分がナイフを持っていることを悟られないようにしながら、密かに刺していく。
・刺された人は、5歩歩いてから、倒れる。
・誰が鬼か、様子を見ながら、逃げる。結構早い時点で、私は「目撃」してしまったので、警戒していたが、最後は、急襲されて刺されてしまった。
・(ちょっと、怖かった…)

◎ストレッチ…いつもの基本の動きに加えて、「ラ行」「マ行」を綺麗にするレッスン。
・前の足を直角に曲げて…とかの動きの際、まずは「リレリリリ リレレレレ リレリリリ リレレレレ リレリルリレラロル」を繰り返す。
・最後に、いつもの「ラレリルレロラロ …」をやると、ラ行がちょっと綺麗になる。舌先を意識できるようになる(らしい)。
・反対の足の際には「マ行」で。

◎棒
・一人一本、1メートル位の棒を渡される。チャンバラ?
・二人一組になり、二本の棒を、人さし指で支え合い、落とさないように様々な動きに挑戦。
・ちょっと練習したら、目をつぶって動く。要領が分からず、上手くいかない。
・指先で感じる相手の動きを意識して、それに合わせて動かす。相手に合わせるだけでもだめだし、自分がリードしてばかりでも上手くいかない。
「相手を思う」ことが、要求される。
・途中で一旦、目を開けて動く。すると、目をつぶっているときの方が、自由自在に、おもしろい動きが出来ていた。
なぜか?見える分、相手の動きを「予測」してしまう。見えないときは、指先だけが頼りで、そこから伝わるものをしっかり感じで動けたのに、出来なくなる。
・今度は、目を開けても、指先を意識して動けるように。
・後半は部屋を対角に移動しながら。その場で動くことさえ、ままならないのに、前進なんてとんでもない。
なかなか前へ進めない。無理に進もうとすると、手が止まる。何往復かしたが、満足できるのは、なかった…
結構みんな、ねばり強く落とさなかったり、激しい楽しい動きに対応し合ったり…すごい。
・最後は、棒をなしの状態で、でも棒があるつもりで同じ事を。
…が。やはり、指先の意識が出来てないのか、上手くいかない。上手い班は本当に棒があるかのように、でその棒を本当に落とさないように動き回る。面白い。うまい!!

・実感として、まずしっかり意識する。
・それを身体に刻み込み、再現する。それがリアリティになる。
・例えば、棒の無い状態で動いた姿は、棒=二人の距離が縮まらないということで、二人の人間関係が現れる。
 決して近づけない、相手の動きを最大限意識して動く、決闘の場面にも似ている。
 そして、この「緊張」がとけ、二人の距離が急に縮まれば、そこにドラマが生まれる。

◎宿題の発表
「今までに出会った(見た)一番おかしな人」という題で書いてきた作文をまずは順番に読み上げる。
なぜか、電車の中が多い。
読みながら、自分で噴き出す人続出。
みんなそれぞれに「おかしな人」に遭遇している。(自分自身だったりもする)
やはり、なにかそういう場面に出くわす素質があるのか?

・一通り終わったところで、各自で自分の見つけたおかしな人について研究。どんな歩き方をする人か、なぜそういう行動をとったのか、再現しながら特徴をつかんでいく。
・その人物になったつもりで、歩く。その人が他の人と接触したらどんな態度をとるか、人混みの中でどういう行動をとるか…
・5人一組なり、各自の設定を活かしつつ、一つの場面(ストーリー)を作り上げる。

・発表。どの班も、一度内容を聞いているので、ああ、この人がやっているのはあんな行動の人だったな、と思いながら見る。
が、先生の注意の中では、必ずこのことがあがった。
初めて観る人には、わからない。
初めて観る人にも分かるようにするには、どうすれば良いのか。
単なる再現ではいけない。
自分ではしっかり表現してる「つもり」ではいけない。
しっかり「体現」しなくてはならない。
(そのためにも、いろんな練習や、体験でその感覚を身につけていかなくてはならない)

・次回、完成バージョンを発表。


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