日常喜劇

2007年11月03日(土) いざ仙台・1


仙台へやって来た。
戦国BASARA好きの伊達政宗好きの東北好きとしては遅い方だろう。
ともかくやってきた。単純に旅行という点では浮かれている。
しかし伊達政宗好きとしては大して浮かれていなかった。
何しろ政宗ときたら同人世界で家臣の片倉小十郎とねんごろなのはいい
けれど、それがあまりにもありがちすぎて飽きてきてしまっているのだ。
強がってるけど繊細で季節の変わり目には体調崩しそうなあたりがホント
密っぽい。もういい加減密との(一方的な)付き合いも長いのでそういう
キャラには飽きが来ているのだ。
同人をけっこう読んじゃってるからかもしれない。
しかし伊達政宗は史実が十分ドラマチックなので仕方ない部分もあった。
幼い頃に疱瘡で片目を失い、そのせいで母親に疎まれる。
父親は愛してくれたが、敵にだまされて人質にされ、泣く泣く父共々敵を
討つはめになる。
弟を溺愛する母親に毒殺されかけて弟を殺すハメになる。
昔のドラマのようなドラマチック加減だ。
そんな彼がトラウマだらけの繊細っ子なのはやっぱり仕方がないのだが、
そういうキャラ(キャラじゃないっつの)はもうなー…。
相変わらず連れは戦国仲間のハルカである。
大宮駅から新幹線に乗るのだが、前回大宮で発車ギリギリに駆け込んだ
スリリングな経験があるので、今回は時間を気にしつつ、やっぱり駅中で
スィーツを買って電車に乗り込んだ。
いざ参る!
車内でお菓子を食べ買ってきたケーキを食べ、瞬く間に仙台到着。
即ホテルに行って荷物を預けて身軽になると、仙台名物牛タンを食べに
繰り出した。
ちなみにガイドブックを見ながら動いている。その中で店舗数も多い
有名牛タン店に行ったのだが、正直味はイマイチだった。今まで牛タン
食べたことなかったからか、歯に挟まるカンジが頂けない。それにテイル
スープが美味しくなかった。なんだろこれ、チャーハンの連れのスープ
みたいなもんか?
ともあれ「有名店でもマズい」という発見は食べてみないと判らない。
腹が膨れたところで電車に乗って松島へ向った。
松島・瑞巌寺へ行くためである。
松島と言えば日本三景。初めて行くので楽しみだ。
が、松島海岸駅へ着いた我々は早速人から道を逸れて「雄島」という
小さな島へ向った。
それもやはりガイドブックを見たのだが、岩をくり貫いた石仏がいっぱいある
不思議な島で、小さくて、本土から橋で渡れるところが興味を引いたのだ。
行ってびっくり、人がほとんどいないし迷路みたいに道が入り組んでるし
とても楽しかった。どうも私はこういうワクワク冒険コースが好きらしい。
海の向こうに見える小さな島を見て「兄弟みたい〜。前が兄で後ろが弟で、
兄島が弟島を引っ張ってるカンジがする〜。真田家っぽいよね」と腐女子
モエしていたところ、島を出て地図を見たら「双子島」という名前だったと
判明していっそうモエ。真田家兄弟は母親違いで顔ソックリの双子という
設定もイイよねv
さて思わぬ小さな島を堪能した後は、いよいよ松島メインへ。
複数の遊覧船が出ている船着場には目もくれず、五大堂へ向った。ちなみに
遊覧船は嫌いではないが、乗った当初のドキドキに比べて、乗っている
最中はかなり飽きてくるのでどうしても乗りたい訳ではない。
ので、時間もあまりないので五大堂を見た後は早々に「みちのく伊達政宗
歴史館」に行った。
中に入る前に「竹に雀」の家紋を見つけてはしゃぎ、「伊達カフェ」という
看板を見つけてはしゃぎ、有名な三日月の前立て風のカフェ入り口を
見つけてはしゃぎ、やっと中に入った。
ここは政宗の半生を蝋人形で展示してある。最初は東北の偉人等を展示して
あったのだが、展示品のあまりのリアルさに驚いてしまった。うわー…
そのへんに居そうな顔。
政宗の半生もなかなか楽しく見られた。特に髑髏から政宗の肉声をコンピュータ
再現したという声がかなり恐ろしく、変声させて身代金を要求してくる犯人か、
宇宙から地球を狙う異星人の王様のような声だった。まだ耳に残ってるよ(涙
館の土産物売場では伊達グッズ満載ではしゃぎ通し。時のスペイン国王・
ローマ教皇に謁見した支倉常長は日本史的にも価値あると思うが、政宗の
一家臣である片倉小十郎までグッズ販売されていたのはやはりゲームの
影響か。ちょっと買いそうになっちゃったけど(笑
さてあれこれ買って満足し、いざ瑞巌寺へ向おうとしたら、なんと
4時までで閉まっていた。
とはいえ我等もたどり着いたのは4時5分過ぎ。タッチの差を残念に
思いながら、どうせまた来るんだしと根拠のない自信を持って早々に
引き上げてきた。いや来るでしょうまた。
で、松島は今、紅葉シーズンなので夜間ライトアップしている。せっかく
だからそれを見て帰ろうということになり、ライトアップの始まる5時半
まで土産物屋を見たり焼きたての笹かまを買い食いしたりとふらふらして
時間を過ごした。案外楽しい。
さていよいよ5時半だと夜間ライトアップしている円通院に行くと、
そこには人だかりが。
驚いたが、皆これを狙って来ているのでおとなしく並んで中に入った。
幸いそれほど待たずに入れたし、中もそんなにごちゃごちゃしていなかった
のでサクサク見られて良かった。桜シーズンの京都よりは混雑してないわ。
ちなみに瑞巌寺に向う途中の沿道も蝋燭の明かりでライトアップされてて
なかなか幻想的だった。
雰囲気あっていい。しかも寒さが本格的になる前なので、これ以上寒く
なったらきっと堪能出来ないからちょうど良い時分だと思う。風流人たる
伊達主従ならライトアップを見て一句作るだろう。信州の田舎者たる
真田兄弟は寒い・暗いとしか感じないだろうけど(涙
さて松島堪能。瑞巌寺へ行けなかったのは残念だが、たぶんきっとまた来る。
だって高台に登って点在する島を一望とかやってないから、どこが日本三景
なんだかちっとも良さが判っていない。というか、もっとそのへん告知を
充実させて欲しい。
帰りはまた電車に乗ったのだが、定刻を過ぎても電車が来ない。東京以外の
JR東日本のテキトーさをまた垣間見てしまった。ただでさえ案内
少ないんだからさ、遅れてるなら放送してよ(涙
さてまだ夜は終わらない。
仙台駅に着いてもまだ8時前だったので、繁華街に繰り出すことにした。
と言っても再び牛タンを食べるのだ。またしてもガイドブックに掲載されて
いた店。
ちょっと歩くんだけど、きらびやかな屋根付きアーケードを見ながら歩いたので
けっこう楽しかった。あーホラあれ、大阪のに似てる(大阪のって…)
ちなみに東京と違うのは、駅前でもちょっと道を逸れると途端に人影も
明かりも無くなるという点か。大通りも深夜のように静かで寂しい限りでした。
しばらくして見つけたお店は、一度目はうっかり通り過ぎちゃったくらい
小さなお店だった。ビルの2階の更に小さなお店。勇気を出して中に入ったら
カウンターのみの10席くらいの小さなお店だった。…こういう店はすごい
ウマイかどうしようもなくマズいかの二極に割れる。さて、と緊張して
食べたところ、すごくウマイ方だった。
昼間チャーハンのツマかと思ったテイルスープも美味しくて大満足。肉も
違うが付け合せもマッチしてて感動モノだった。よくぞこんな穴場を
見つけてくれた!
その後、どうやら旅行者とバレたようで「どこから来たの?」とか店の
おばちゃんと談笑しつつ休憩して楽しいひとときを過ごした。相変わらず
旅先では「埼玉です」と答えるたびに反応がない。埼玉に対しては特に
コメントがないらしい。いいけどさ。
で、お腹も膨れて足取りも軽く、今度はデザートを食べに違う店に向った。
これまたガイドブックに掲載されていたカフェのスィーツ「パフェ政宗」を
食べるためだ。
ネーミングセンスに惹かれて来たのだが、どうやら店舗の入っていたビルを
改装中らしくて店自体が無くなっていた。…がっかり。
帰り道に、どうしても甘味が食べたいと開いている店をチェックしながら
歩いたのだが、今時分開いているお店はチェーン展開しているカフェか
ファミレスばかりで目新しい店はなく、結局まっすぐホテルに帰って来て
しまった。
まだ9時過ぎ。
でも今日はよく歩いて疲れたので、早めに寝ることにした。
明日も早起きする予定だ。


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