朝は8時過ぎに起きた。今日は北京市街を散策に行くのだ。 朝食が付いていないので、何も食べずに外に出た。あまりおなかも空いて ないから構わない。ホテルの前から出ている地下鉄に乗って天安門まで行った。 ちなみに地下鉄の値段は45円。先に切符を取ってしまうので、乗り換えしない 限りはどこまでも同じ料金だ。そのうえ、安いと言っても日本になんら劣る 部分はない。むしろ窓の外にパラパラ電光アニメが映っていて感動してしまった。 スゴイこれ、電車の速度に合わせて絵が動いてるよ。しかも区間毎に絵が 違う。日本の地下鉄も導入すればいいのに。その分、切符がぺらぺらの 便所紙だけど全然スゴイ。 感動しつつ天安門前到着。朝の9時だというのに随分と人がごったがえして いた。ははぁ…主席の絵おっきいなぁ。しかも血色もいいし毛穴もないし (絵だけど) 天安門前で写真を撮ってる人間の間をすり抜けようとしたら白人カップルに シャッター押してくれと声をかけられた。撮って渡すと「謝謝」と言われ、 どうも納得のいかない思いをする。なぁ、白人から見ればチャイナもコリアも ジャパンも一緒だよね。私も区別がつかんし。 天安門だけども充分広かったが、中に入って更に驚いた。故宮広ッ! あまりにも大きくて、画像がデジカメに収まりきらない。迫力もスケール 歴史も、日本の建築物に比べてケタ違いだ。すご〜いファンタジー〜。 どんどん中に入って途中で入場券を購入。途中に両サイドにある小さめな 建物でやってる様々な企画展に目を奪われつつ、更に奥に進んだ。それに しても故宮が大きいだけあって企画展の数も多い。楊貴妃とか即天武后の アクセサリーとかはいいから、宮中の女官の様子とか見たい。 門をくぐってどんどん中に行くが、中央にあるメインの建物は改修工事 ばかりしていて絵面的には寂しいカンジだった。でも広場だけでも充分 広いし、注意の小さな建物だけでも充分大きい。中でちょこちょこ展示 してあるから面白い。 今日は予定が立て込んでいてあまり時間の余裕がないので、とりあえず どんどんと奥へ進んだ。それだけでも30分はかかる。所々寄り道している からもっとかかっているが、前に連れの同僚が故宮を掛け抜けたところ、 15分かかったらしい。私は15分じゃ通り抜けられないと思うなぁ。 アスリートじゃないと無理だ。 故宮はある程度奥へ行くとこじんまりした建物が目立って来る。そろそろ 終わりかなと思ってもまだ小宮が続く。更に脇道に逸れると部署毎に小さな 宮舎の集まりが出て来る。とにかく広かった。 黄金の狛犬が立派だったが、裏門は黄金の狛象が二体居てやたらプリティ だった。そこを抜けてやっとのことで故宮ゴール。やはり一時間はかかった。 日本の皇居のようにお堀に囲まれた故宮を出ると、地図を見ながらご飯を 食べに移動を開始した。場所がよく判らなかったので警官に声をかけると、 単なる通りすがりのおじちゃんが顔を突っ込んで来て一緒になって案内して くれた。親切なんだろう。そして歩くこと5分で今日のブランチ場へ到着。 門があってなかなか立派な建物だ。一組だけ客が居たが、店員は随分ヒマ そうにしていた。そこへ入って行ったものだから数人がかりでサーブして くれて、椅子に座らないうちからワゴンに入った点心がスタンバイされた。 スゴイ、ファーストフードより早いよ。 点心はどれも美味しかった。少なめに食べたんだけどそれでも随分と 安かったし。私達が食べている最中に、扉の向こうから朝礼みたいな 掛け声が聞こえたが、朝の11時に客が来てる所でやらんでもいいだろうに。 食事した後は胡同を見に移動した。私は見てないんだけど最近の映画で 「胡同のひまわり」という中国映画に使われたらしい。 胡同は土壁に囲まれた昔の街並で、故宮を中心に各職業毎に集合体を作って いる。古いけれど日本とはまた違って趣があって可愛い。そこは人力車の ような、三輪自転車の後ろに乗って胡同を見て回るツアーがあるので行って みることにした。が、道を間違える。正しい入り口から入れば正規の三輪 タクシーが見つかったはずなんだけど、横から入ったのでモグリの三輪 タクシーと値段交渉して乗せてもらうことになった。まぁ正規が一時間 一人1500円だから、その1/3なら安い。その値段交渉も、北京語が堪能な 連れに任せて私は目の前にある公衆トイレに入った。入ってビックリ。 中が個室になっていないのだ。1メートル程度の衝立があるだけなので、 立ってしまえば全員丸見え。最近は中国女性もおしゃれで、パッと見 日本人と全然区別つかないオシャレ服を着ているのに、皆平然と用を たしてるのにけっこうなカルチャーショックを受けてしまった。後で聞いた 話では中国のトイレは☆でランク付けされてるらしい。ここはせいぜい 一つ星くらいだろうな。 トイレから戻っていたらまだ交渉していた。それになぜか、通りかかりの 中国人のおっちゃんが交渉に混じっている。関係ないのに! ようやく話がつき、三輪タクシーでの胡同見学はなかなか面白かった。 運転してくれてるおっちゃんが、なまりの酷い英語で解説をしてくれたが、 かなりどうでもいい内容だったのでむしろ静かに走って欲しかった。 ちなみに我々は3人だったので、2人と1人に別れて乗った。私は後半 一人で乗っていたのだが、たむろしていた三輪タクシー仲間の一人が突如 私の脇に乗り込んできて何やらまくしたててきて驚いた。若い男性なのだが、 北京語なのでよく判らない。こちらが判ってないと判断したからか今度は 英語で話しかけてきたが、しきりに「How match」を繰り返していたのが 意味不明だった。私の値段を聞いてるんか?(汗) ところで三輪タクシーは一輪車みたいなもので、運転手はつらいが乗ってる 方は動かないので楽だ。その上寒い。今日は元々寒い上に、風に吹かれて 自転車なんか乗ってるものだからすっかり冷えてしまった。 だから、自転車を降りた後はとにかく暖まりたくて食堂に入った。 こじんまりしてるが店内は綺麗だし、店員も親切だ。メニューはよく 判らなかったがラーメンをイメージして麺類を3種類と酸辣湯をオーダー。 酸辣湯はすっぱ辛いさっぱりしたスープで、暖まるには最適だ。ちなみに 麺類は、ベースと具材が同じなのであまり変化のない食事になってしまった。 区別がつかん。あと酸辣湯、とっても美味しかったけどボウル一杯って 感じでとてもじゃないが完食出来なかった。もったいない。が、これでも 三人で500円くらいだから休いもんだ。 むしろ汗をかいて外に出てきたら、甘栗販売店に列が出来ていたので一緒に 並んで購入した。客に対して栗が間に合ってないらしく、途中かなり 待たされたが、ここまで来たら意地でも、と頑張って並んだ。ちなみに 待ち時間は、ひまわりの種を炒った物を食べて待機。これがまたスーパーの ビニール袋中一袋50円くらいで安いのなんの。しかもおいしい。種って元々 小さいのに、その中の身を食べるからさらにもらいは少ないんだけど美味しくて 止められなくなってしまった。で、待つこと15分。やっと栗が購入できた。 おかげでまた体が冷えたけど。 連れがコーヒーが飲みたいというので、地図で見て近くにあるスタバに行く ことにした。このスタバがまたチャイナ仕様の店構えで可愛いのなんの。 超ラブリーだった。ちなみに値段は日本と同じでした。だからここでは ラーメン一杯50円だけど、メイプルラテ一杯300円である。スゴイ贅沢。 コーヒー飲みながら、さっき買ってきた甘栗をむいて黙々と食べた。ヤバい ウマ過ぎる。炒り立てだからか妙に旨い。これなら人が並ぶ訳だ。 お腹もふくれて暖まった後は、買い物に行くために場所を移動した。今度は タクシーを使ったのだが、タクシーも安い。だって初乗り150円くらい だからね。土産物屋、というか小さな店が並ぶ雑貨屋街でお土産を物色した。 スーパーでお菓子を買い、マフラーと帽子のセットを買った。これはさっきの 三輪自転車で懲りたのもあるんだけど、母にもお土産ってことで。幸い 暖かくて良い買い物だったv あとはチャイナマックで緑豆のパイを買った。パイ生地はマックのホット アップルパイなんだけど、中身がどろどろの甘い空豆。ずんだ?なかなか 変わった味でおいしかった。 さてもう夕方になったので、また場所を移動することにした。次はカンフー ショーを見に行くのだ。タクシーに乗ること20分、カンフーショーの劇場に 到着した。S・A・B・CとあるランクのB席を取ってもらったのだが、4列目 中央の文句なくいい席だった。なんでこれがBなんだろ。客はバスで乗り 付けて来る団体客も多くて満員御礼状態だった。直前によく4列目中央 なんて取れたな。 内容は、カンフーというか少林寺で拳法を学ぶ少年を描いたミュージカル、 だが声はなしでオペラのように舞台上の電光掲示に説明が入る。あらかじめ パンフレットを見て話の内容はだいたい掴んでおいたが、それほど難しくも ない楽しい舞台だった。ストーリーもあるし、舞台設備もしっかりしてる、 カンフーとしての見どころもあって面白かった。連れは「こんな完成度高いと 思わなかった」としきりと感動していたが、確かに中国でこれだけの完成度は 珍しいわ。 観劇後は近場の飲食店で夜食を食べた。呼べば店員がオーダー取りに来て くれるというのは当たり前だと思うのだが、上海暮らしが長い連れは 「珍しくサービスが行き届いた店だ」と感心していた。まぁ確かに つっけんどんではなるけど。 味は下町風で美味しかった。いかにも手作りって感じがいい。しかも安い。 本場の青椒肉絲も、おかずではなく単品としておいしかったv
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