日常喜劇

2006年11月25日(土) 北京行き・3


今日は万里の長城へ行く。が、北京市内からは遠いので自力で行くのは大変。
上海在住の友達に日帰りツアーの予約をしてもらった。朝、ホテルで待って
いるとツアコンの若いお姉さんが迎えに来てくれた。そのまま20人くらいの
バスに乗り込む。
その後も次々とホテルを回り、客を迎え入れていよいよツアーに開始なった。
集まったメンツはニュージーランド人の老夫婦と日本人女性2人、フィリピン人
男性1人とインド人男性1人、そして我等3人の合計9人だった。すごい、
なんか国際的だ。ちなみに言語は英語で、聞き取れるけど積極的に話せる
ほどのスキルはないので交渉は全て連れに任せておいた。
事前にこのツアーの説明が書かれたHPのアドレスを教えてもらっていたの
だが、全部英語だったのですぐに諦めてその後見てないからどんな内容か
判らない。すぐに万里の長城に行くものだとばかり思っていたら、明時代の
お墓を見に連れて行かれた。誰のなのかも判らない。が、大きくて立派で
とにかく寒かった(涙)装身具の展示をしていたが、どれも5本爪の竜
ばかりが描かれていてちょっと感動。確か5本爪は皇帝の印よね?
ツアコンさんはそんな説明してくれなかったけどさ(笑)
ツアーといえば宿命、免税店にも連れて行かれた。興味ないけど翡翠と
メッキ。メッキ工場では丸テーブルでランチを食べた。テーブルに乗り
切らないほどの料理はすごいゴージャス。昨日に引き続きセロリの炒め物が
出てきて、私の人生こんなにセロリを食べ続けた2日間は初めてだった。
食事もなかなか興味深かった。フィリピン人さんが完全なベジタリアンで、
彼だけ肉のない餃子を注文したりフライドポテトを食べているし、ニュー
ジーランド人夫婦は陽気で日本文化の話が多い(そりゃメンバー内に
多いから…)国際的なランチだった。
さて食事の後はいよいよ万里の長城だ。朝からあいにくの雨だったが、
ふもとまで来た時にはすっかり晴れていた。が、寒い。早速、昨日買った
帽子とマフラーで防寒した。すごい、寒くないよこれ!ここからジェット
コースターに乗って長城まで行くのだが、その前に熊園を見たら楽しかった。
目の高さまでの柵の向こうに熊が居るのだが、間には大きな谷があって
越えられはしない。熊は高い所に登って元気そうだった。元気そうどころか、
すごい一生懸命踊っている。え?と思ってよく見たら、どうやら観光客が
餌を投げるから必死にアピールしているらしい。ダンサブルな熊って初めて
見たわ、スゴイ。
万里の長城行くのにジェットコースター乗るなんて聞いてなかった。
連結はしているけど一人乗りのジェットコースターに乗り込み、カタカタと
上に登って行く。この後、ジェットコースターよろしく思いきり落ちれば
楽しいのだが、降りてきてしまっては万里の長城には一生辿り着けない。
登っただけの欲求不満になりそうなジェットコースターから降りると、
そこはもう長城だった。
すごい!大きい!長い!寒い!
降り口で帰りのジェットコースターのチケットを渡され、1時間半の自由
行動になった。早速、長城歩き開始。けっこう人が多くて混雑している。
しかも観光客というよりネイティブな中国人ぽいのが多い。他には中国人
カップルとか、ヒールの高いブーツを履いた女の子とか。ブーツ絶対危ない
って!去年ブーツで山道踏破した時泣きそうになったけど、段差の激しい
長城はその比ではない。しかもところどころ雪が固まっているのだ。絶対
危ないって〜と思いながらも感心してしまった。あそこまでブーツで
動ければ立派な技術だわ。
ともかく長城。思ってたより高低差が激しくて驚いたけど道は鋪装されてて
しっかりしているし高いし長いしスゴイ。それがどこまでも続いてくんだから
この技術には恐れ入る。築城の目的は騎馬民族の侵入をふせぐためって聞いた
けど、心配しなくてもこんな山奥でこんな高い塀、誰も越えようとしないから。
最初は寒かったが、このアップダウンを頑張って歩いているうちにすっかり
暖かくなり、ついでに天気も晴れて視界が開けて最高だった。雪の長城も
なかなか見られるものじゃないしね。
私はこの長城を見て、アルスラーン戦記のOVAを思い出したのだが、連れは
そえぞれ「ロードオブザリング」「十二国記」と言っていた。いやぁ
ファンタスティックだ。
長城を大満足で帰ってきた。帰りはもちろん、下り用のジェットコースターに
乗った。なかなかスピードが出て面白い。
地上に降りると、またバスに揺られて今度はシルクの免税店へ。もういい
加減見飽きて、ぼんやりして何も買わないで来てしまった。そんなこんなで
今日のツアーも終了。ジェットコースターが別料金なのだが、それも込みで
3,000円程度というのだから、日本円感覚で言えばものすごい安い。
再びホテルに送ってもらい、一旦部屋に荷物を置いてから再度出かけることに
した。ホテル前の地下道の中にスーパーがあるのだ。ここでお土産にお菓子を
買い、CDショップに入った。そこでは一見、普通のCDやDVDを売っていたの
だが「英語版が欲しいの?」と問われ頷いたら隠し扉の奥にある違法コピー
ソフト部屋に案内されてしまった。うわぁあああすごい手が込んでる!
そこでは特に欲しいCDもなく、表の店でセクシー系インストロメンタルの
BONDとWILDを買ってきた。一枚150円なので良い買い物だったv
さてちょうど夕ご飯時になったので、連れの友人お勧めというレストランに
行った。場末の定食から見れば目を見張るような高額なレストラン…なのだが
日本の一風変わった飲み屋っぽかった。赤が基調で薄暗い店内といい、天井
から絵画がぶらさがってたりテーブルごとに装飾が違ったり、ちょっとした
ゴシック飲み屋だ。
味は別に普通だと思ったんだけど、これまた上海在中の連れが「こんな手の
込んだ料理珍しい」と絶賛していた。ゆでたほうれん草を丸く揚げたのが
信じられないらしい。チャーハンも型ではめたように綺麗に盛ってあって、
スタッフが取り分けてくれたし。あとはホント、飲み屋のようなメニュー
ばかりでそれが驚くほど高い。店員が多くて、お茶でも切れようものなら
すかさず注ぎに来てくれるんだけど、それでも場末を食べ慣れてしまった
身には高かった。まぁ場末の店員なんて呼んでも来ないのが常識らしいから、
言われる前にサーブしてくれる気遣いはさすがなのかもしれないけど、
でもそのへんの定食屋がそば一杯50円なのに、ここはちょこっと食べて
3人で8000円の世界なのだ。うわ高っ!来てる人は普通にトレーナーと
Gパンとかなのにものごっつ高!
まぁ良い経験したなと外に出たが、まだ10時前で明るい。ちょっと夜遊びに
行くかとバーが多い場所へ移動した。昨日の昼間来た湖のほとりにやって
きた。このへんは湖畔に面してバーが軒を連ねる。が、それ以上に若くも
ない人達が社交ダンスをするためにたむろっていた。…なぜに夜社交ダンス?!
それがまた、男女でペアを組んでるとは限らないのだ。誰でも踊れれば
いいらしい。面白い文化もあったもんだ。
その後は夜道をぶらぶらしながら故宮の方まで歩いた。途中でまた、列が
出来てるお店を見つけてつい並んで買ってみたらなんと蒸しケーキ。
出来立てのあつあつでとても美味しかったv
ところで北京の夜は危なくないらしい。確かに深夜、女3人連れで歩いて
いるのに全く危険を感じない。そもそも人が居ないからなんだけど、たまに
付いてる店の灯りを眺めながらのそぞろ歩きもけっこうオツだった。
そもそもなぜ歩いているかというと故宮のライトアップされているのが
見たかったからなのだが、歩いてきたら既に消灯していた。早いよまだ!(涙)
悔しいからそのままぐるりと正面まで歩いた。城壁に沿って城下町、というか
塀の中に人が住んでいるのだが、たまにおっちゃんがパジャマで出て来るのを
目撃したり、なかなか生活感のある風景だった。
さてもう少し故宮を近くで見たいと思い、さらに近付いてお堀の中に入った。
すると月夜に浮かび上がった故宮の巨大な建造物が間近に見えるではないか。
とても幻想的だった。いやんステキステキv カッコいい!私に、夜でも
綺麗に撮れるカメラと技術があればなぁ。
中から天安門を通り抜けることが出来ず、結局元来た道を戻って時間を
食ってしまったけど、それでも良いもの見れて幸せだった。さすが故宮
スゴイなぁ。
そんなこんなで今日は一日元気に動き回ったのでかなり疲れた
(そりゃそうだろ)


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加