結局ゆうべは食後に風呂に入りに行かず、DVD鑑賞だけして寝てしまったので 随分早寝をした。でも今朝は今朝でまた早い。6時に起きてお風呂に入り、 7時過ぎに朝食を食べて8時にチェックアウトした。これからかの有名な 黒部ダムに行くのだ。 今日もまた、帰りのバスと電車の時間に合わせて限られた時間の中で動かな ければならない。だから早めに出てきた。ホテルの車でバス停まで送って もらい、他の黒部行きの客と共に待つ。そのうちどこからともなくやってきた おじちゃんが割引券をくれた。私は全く事前に調べて来なかったのだが、 割引券があればだいぶお得らしい。で、荷物を持ったままバスに乗り込んで 黒部ダムの入り口まで。このバスはちょうど紅葉の中を山に進んで行ったので ステキロケーションだった。でもバス賃高いんだけどね。 バス停に到着。ここから黒部を越えて立山に向かう人達は荷物を持って移動 しなければならないけれど、私は戻るので荷物を預けることにした。そして ダム行きの切符を買おうとして驚いた。ダムまではトロリーバスと言う電気で 走るバスに乗らなければならない。更に山に登るならケーブルカー、もっと 上に登るならロープウェー、山を横断するのにまたトロリーバス、とどんどん 乗り継いで行かなければならない。最後、富山の海沿いまで行くのにかかる 費用8,800円という値段を見て驚いてしまった。そんなに高いのか!ここで 先程もらった2割引の券が大きくものを言う。おじちゃんおばちゃんに 比べればまだ若いので、こんな時だけ得をしてしまった。 とりあえず券売所のお姉さんに各ポイントの所要時間を聞き、行ける所まで 行くことにした。トロリーバス→ケーブルカー→ロープウェーと乗り継いで 標高2300mまで行くのだ。早速バスに乗り込んだ。すると団体客が居て混雑 している。あいにく座れなかったけれど、一番前の見晴しの良い位置に立った。 するとご機嫌なおじちゃんが自分の膝を叩いて「ここが空いてるよ」と言い 出すではないか。ハルカが「骨折れちゃうから無理ですよ」なんて愛想良く 返事してくれていたが、もう昨日見たDVDの真田・父を見ているようで嬉しく なってしまった。まぁ、こういうのは言われてるうちが華よね。 それにまた思い出したが、今日の私の占いでは「モテ期到来。様々な異性に 言い寄られるでしょう」だった。朝の割引券といい、今のおじちゃんといい、 異性にモテモテだ(そんなんばっかだけど) 洞窟のようなトンネルの中でバスから降りて、展望台に向かって階段を220段 歩いた。途中でガクガク来たけど、後ろからおっちゃん達が来ると思うと 負けてはいられない。だいぶふらふらしながら到着した。 そして展望台到着。あまりの絶景に思わず叫んでしまった。ハンパじゃなく 規模が大きい。スケールが違う。水の色が綺麗。とにかく素晴らしいの一言に 尽きる。写真からして大きいな、とは思っていたけれど、いざ目の当たりに するとその大きさに感動もひとしおだった。売店のBGMでかかっていた中島 みゆきを一緒に熱唱したくなるくらい感動だ。 さらにダムの排水溝では、鉄砲水のように水が勢いよく飛び出している。 もっとそこをよく見たいので、せっかく登った階段をどんどん下に下りて いった。近くで見るとこれまたすごい勢い。さらに虹まで出来ている。 とにかく規模が大きいから大はしゃぎだ。そしてついにダムの上に着いた。 大きいから歩くだけで時間がかかる。下を見下ろすのに欄干の間から顔を 出してデジカメを構えたら、背後からハルカに激写されていた。死にたい んだか首が挟まって抜けないんだか微妙なポーズで怖いし。 ダムを渡りきった後は、さらにケーブルカーに乗るべくトンネル内を歩いた。 登山列車みたいな傾斜の激しいケーブルカーでいっきに500メートル以上 登り、展望台に到着。他の皆様はちゃんとハイキングルックなのに、あからさまな 観光客ルックで中に混じって写真撮影に勤しんだ。はぁ、このへんはもう 紅葉が終わって冬支度だ。 その展望台は小さかったので、早々に次のロープウェー乗り場に向かった。 ここから更にのぼって2300メートル地点へゴー。途中に一本も支柱の ない、スリリングなロープウェーに乗り込んで紅葉の終わった山々を眺め つつさらに頂へ。 着いた先は大観峰という峰で、さすがに風が冷たかった。そして眼前には さっきの綺麗なダムの水が見える。売店でしきりに焼餅がうまいと宣伝して いたので、それを買って展望台から眺めつつ、おやつにした。絶景だし おいしいんだけど、背後の韓国人観光客が社交ダンスしながら盛り上がって いるのが気になった。…なんでこんな所でやるねん。 さて2割引の切符ではここまでしか買ってない。これ以上先に行こうと思う なら定額を支払わなければならない。時間に余裕はあったが、私たちは元来た 道を戻ることにした。戻って、ダムの中を見て回る遊覧船に乗ろうと思ったのだ。 実はまだ午前中だったので、帰りのガラガラのロープウェー→ケーブルカーに 乗って再びダムに到着した。ダムは相変わらず静かで、紅葉シーズンも 終わりかけだからかあんまり人も居ない。いや居るんだろうけどダムが 大きすぎてあまり人が居るように見えない。 その中を遊覧船乗り場に向かった。ちょうど今まで見ていた位置と反対側から ダムを見る形になって、そこからでもまた見晴らしがいいので激写を続ける。 ホントどこから撮っても絵になるダムだ。急いで乗り場に行ったらちょうど 定期便の就航時間で、さして待たずに乗り込むことが出来た。遊覧船という のはたいがい、乗るまでは楽しいが乗ってしまうと退屈なものである。でも 黒部ダムはとにかく水がものごっつ綺麗なビリジアンで、それだけで目の 保養になるしそれを囲む山も立派でところどころ紅葉が残ってるのも綺麗だし、 とにかくどこでも絵になるので飽きずに眺めていられた。いやぁ素晴らしい。 こんなに充実した遊覧船はなかったってくらい満足して遊覧船を降り、 つり橋を撮ったりトンネルを撮ったりしながら再びダムに到着。ご飯を 食べれば帰りのバスの時間にちょうど良いだろうと食堂でご飯を食べること にした。ハルカはカレー、私はソバ。食事は普通だけど見晴らしがいいので おいしく食べられた。あと氷筍水を使ったコーヒーを飲んだが、クセが無くて おいしい水だった。 まだ少し時間がある。黒部ダム建設の経緯をつづったビデオを見た。10分 ほどの映像だったんだけど、いかに過酷な環境で造られたのか判って驚いた。 工具をかついで道なき山道を10キロ、途中にはハシゴのような橋とか切り 立った崖とか、まさに命がけで渡らなきゃならない悪路が続く。忍者になる 修行ですかってカンジだ。ダム建設に携わった関係者で271人って考え られないんだけどあれじゃなぁ…せめて雪が降ったら建設止めようよ(涙) 最後にはちょっと涙しつつビデオを見終わった。いやぁ感動した。国民の 電力確保のためとはいえ、すさまじい現場でした。 ところで私は富山に来てからこっち、ずっと売店で探しているものがある。 ライチョウのぬいぐるみだ。しかもタダのライチョウじゃなくて、羽根の下に 人間の子供を抱えている白いライチョウのぬいぐるみなのだ。何この人攫い!? 一度売店で非売品として置いてあるのを見てからとても気になって、あったら 買おうと(どうすんだ)思ったのだがどうしてもない。ダムに来てからも 探し回ったんだけど結局見つからずじまいだった。…あれ欲しいなぁ人攫い。 さてバス、というか発電所なんだから当然のように電気で動くトロリーバスに 再び乗って黒部の入り口まで戻ってきた。ここには既に、長野行きのバスが 待ち受けていたのでそれに乗り込んだ。もうこれ乗ってれば長野着くから 後は楽だ。 そこからバスに揺られること1時間半。半分寝こけていたのであっという間に 長野駅に到着した。今度は新幹線に乗り換えねば。 ここではまたおやきを買い、電車に乗り込んでからは旅の感想など語りつつ 無事おうちに帰ってきた。いやぁ、よくよく考えたら近所で個人的に黒部 行ったって人の話を聞かない。電車→新幹線→バスと乗り継いで行かなきゃ だし時間もかかる。何よりかなり不便だった。知らないから出来たことだけど、 ホントよく行ってきたもんだと思った。 (それにしても最終日は兄どうでもよくなったな…)
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