日常喜劇

2006年11月04日(土) 兄詣で・2


今日は午後4時のバスで移動しなければならないので、それまでに観光して
おこうと早くにホテルを出た。昨日早寝したからけっこう元気だ。
今日は再び川中島古戦場へやってきた。ハルカが神社のお守りを見てなかった
みたいなので、それをもう一回見るのと近くのお寺を見に行くためだ。昨日も
乗ったバスに再び乗って10前には古戦場に到着したが、けっこう人が居て驚いた。
皆早起きだ。更に神社では巫女さんが掃除をしているシーンを目撃して感動。
お守り売場でも随分話しかけてきてくれた。朝イチは機嫌がいいのかしら。
信玄と謙信の絵が背中合わせになっているお守りを買い、寺を見に行くことに
した。昨日パンフを見て気になっていた典厩寺である。典厩寺前というバス停が
あったのですぐ行けるかと思ったらけっこう歩いてしまった。
そして典厩寺到着。するとここにもマイクロバスで乗り着けた観光客の団体が
居て驚いた。バスツアーって早起きだよな。川中島古戦場が近いこともあって、
このお寺は武田信玄の弟・信繁の菩提寺でもある。武田・上杉関連の展示も
多く、特に巨大な閻魔像には度肝を抜かれてしまった。現代に住む私だって
圧倒されるんだから、400年前の人が見たらひれ伏す勢いだっただろう。
寺を見た後はバス停に戻り、ちょうど来たバスに乗って長野駅に戻った。
何をするにも一度ここに来ないと動けないのだ。長野駅から、今度は電車に
乗って上田に向かった。前回の長野旅行でも行ったのにまた行くつもりで
ある。だって兄関係見たから弟関係も見たいんだもん。あと、昨日ちらっと
車内から見たら上田城のあたりが紅葉で綺麗だったので、秋の上田城が見たいと
思ったのも確か。ので、再びやってきました上田。
時間がないので早速歩いて上田城へ。三連休中だからか、車の出入りが激しい
駐車場を突っ切って城内へ。城内と言っても堀と櫓門がメインで本丸はない。
ぐるっと一回りして紅葉写真を撮るとさっさと次へ移動した。再び「池波
正太郎真田太平記記念館」である。ここも前回は半日籠城してじっくり
見たが、もう一回シアターが見たくて来てしまった。
かるく一巡した後、お楽しみのシアターへ。前回来た時は人らしい人は
居なかったのに、今回は複数居て落ち着かない。特に若い女の子二人連れは、
同業者っぽくて一層落ち着かなかった。が、ムービーを見ているうちに物語に
引き込まれて思わず号泣。隣でハルカも号泣していた。兄弟の別れのシーン
とか、幸村の最期とか。いいね、何度見ても感動する。兄弟万歳だ。
ここのシアターは3本のムービーを放送していて、どれを見せるかはボタン
一つで客に一任されている。若い子が今まで見てムービーをもう一回押して
しまったので、時間がない私達は一度外に出ることにした。この機会に
ミュージアムショップで買い物してしまおうと思ったのだ。
まだ読んだことのない真田関連小説をチェックしたり、私は個人的に「真田
太平記読本」を買ってしまった。その本をチラ見して気付いたのだが、幸村が
九度山に蟄居させられる前に兄弟が最後に会ったお寺が近いらしい。その後、
死の間際まで15年も会えずに居たのだ。わざわざ父に会うのと日を改めて
会ったくらいだから、よほど2人きりで会いたかった理由があるに違いない。
そのへん腐女子なので妄想逞しくなってしまう。電車で一駅だというので、
急きょ行くことにした。でも長野駅発4時のバスは変更出来ない。次の電車に
乗らないと間に合わない、という切羽詰まった中で急いで駅に戻った。
駅は幸い長野駅へ向かう沿線だったので、帰りはそのまま長野駅まで行って
しまえばいい。一駅乗って無人駅を降り、駅前の看板に従って寺まで歩いた。
寺の遺跡を通って寺の資料館前から寺へ。ちなみに国分寺なのだが、全国
各地にあるのであまり期待していなかった。が、実際にはあまりにも素晴らしい
寺なので感動してしまった。重要文化財の五重塔は、ちょうど紅葉していて
とても見栄えがいい。紅葉と五重塔でい〜カンジの写真が撮れたので、京都に
でも来た気分になってしまう。本堂も大きくて立派で、イチョウの影から
撮ったりして一人大満足してしまった。そしてもちろん腐女子なので、兄弟が
どこで語らったか興味津々で捜し回る。が、そんな説明がどこにもない。
恥を忍んで本堂の人に聞いてみた。本を読んでここまで来たって言ったって
マイナーなマンガじゃないから大丈夫だろう。お坊さんは親切に教えてくれた。
いわく
「多分本堂だと思うけど、どこだか判りません」
…そっか。
でも普通そんな詳しい描写は残ってないよね。
ちょっとガッカリしつつも「本堂だと思う」と言われたので私の中では本堂に
決定だ。中を見て「庫裏かもしれない」と言われたから庫裏も見て、昼間でも
薄暗いのに大興奮(失礼)すっかり満足して帰ってきた。
で、また駅に到着。予定の電車に乗って無事ホテルに戻ってきた。ホテルでは、
預けてあった荷物を受け取ってバス乗り場へ。4時のバスは長野駅始発だった
んけど5分以上遅れて到着。運転手さんはかなり苛立って飛ばしておられた。
…どうでもいいが危険だと思う。そしてバスに揺られること75分。無事本日の
宿がある大町に到着した。着いていきなりバス停が暗いのでショックを受ける。
ラッキーなことに、事前予約してなかったのにバス停にホテルの送迎バスが
待っていてくれたので、さっさとホテルに到着出来た。5時半過ぎ、理想的な
時間である。
ホテルでは、荷物を置いた後早速お風呂に入りに行った。昨日今日とよく
動いたのでさすがに疲れている。今日の宿は温泉付きで、露天風呂は幸い
誰も居なかったので二人でゆっくり浸かってきた。露天というか吹き抜け
だったけど、夜風が涼しいからまぁいいや。露天風呂の後は内風呂にも
入って、すっかり元気になって臨んだ夕食は残念ながらイマイチだった。
だって季節感も特産物もまるでないんだもの。食べる前は「松茸かな♪
兄の松茸も絶好調よね♪」とか脳内サンバ祭開催中だったのだが、食べ
終わる頃には疲れ果ててどうでもよくなってしまった。味もイマイチ
だったし〜(涙)
ちなみに夜、ホテルの外へ散歩に出るのは危ないらしい。だって毎晩熊が
出るとか書いてあるんだもの。なんでそんな危険なの!? 自動ドアから
入られたらどうすんのさ!? どうでもいいが、ケータイサイトで見た今日の
私の運勢は「夜遊びに出ると素敵な異性と巡り合えます」だったが、外に
出るのは命がけっぽい。
まぁ元々お腹も膨れて外に出るつもりもなかったので、部屋でしばらく
しばらく食休みをしてからまた「真田太平記」のDVD鑑賞をした。
どう見ても30代、40代の兄弟が16、7才の役をやりつつ
「兄上は好いた女子はおりますか?」と聞かれて照れながら
「好き…というか気になる女子はおる…」とか答えてるのを見てもう
泣きそうになる。どこの男子高校生や!それに、昨日も思ったけど40代が
それ演ったらイタイから!
又五郎と佐平次はものごっついい男(特に又五)なのだが、佐平次はいい
男というより不審者としてのキャラクターが前面に出されていた。中腰で
顔を上げた阿呆面のままホールドとか怖いから!ポジションは京極堂の
関口か?
更に眠気を抑えて見続ける。「白うさぎ」の愛称で真田親子に愛されている
鈴木右近の幼少時が見たかったのだ。…が。
顔がウサギじゃなくてキリンでした(号泣)
ついでに白くもなくて、切なさゲージマックス。見ると隣でハルカもショックを
受けている。なんかもう、せっかく今日盛り上がった兄弟ネタは、寝る頃には
すっかり萎んでしまった。松茸のしめじになったカンジだ。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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