日常喜劇

2006年09月14日(木) 幕末読書2


司馬遼ときたら次は池波である。
幕末読書、今度は近藤を主人公とした池波正太郎の
小説を読んでみた。池波ときたら鬼平や剣客商売で
おなじみのように、どこにでもありそうな家庭を
描くのが圧倒的にうまい。
近藤も、一人の家庭人として書かれていて楽しかった。
普通として書かれているからこそ、彼の苦悩も行動も
よく解るのだ。彼なりに頑張っているというか。
今回は沖田も小悪魔のように書かれてはいなかったし
土方も鬼のようにカッコ良かったわけではないが、
読み終わってみるとしみじみと味わい深いカンジ。

私はこう、行き先が悲劇と解ってるモノに弱い。
「タイタニック」も、主人公が賭けに買って船の
チケットを手に入れた最初のくだりが一番泣けた
クチだし(そんな奴あまり居ないと思うが。
そして更に沈没し始めてからは寝そうだった)

だから新撰組も、これから官軍になれない予感が
あるのがどうしても物悲しくてたまらなくイイ。
家康に勝てるとは思わなくても一矢報いたいと
切望する真田幸村の悲壮感に似ていてたまらない。

いや〜幕末モノ敬遠してたけど面白いね!


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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