昨日だってかなり早起きして出てきたのに、今日も早起きして朝食会場へ。 ねぼけまなこでご飯を食べていたところ、女将さんから昨日の味噌汁に 入っていた小貝で作ったキーホルダーを頂いた。細かいところまでホント よく気がつく親切な宿だ。 で、その宿も7時前に出発してフェリー乗り場へ。これからいよいよ日本 最果ての地、礼文島と利尻島へ行くのだ。稚内フェリー乗り場は、こんな 朝っぱらだというのにけっこうな人が居た。とりあえず団体客は私達だけ だったが、皆こんな果てから更に果てまで何の用だが朝っぱらから。 2時間の船旅はもっぱら寝て過ごした。だって船って一度乗っちゃうと 暇じゃん?礼文島に無事到着したら、早起きしたから当然なんだけどまだ 10時前だった。早っ! カーフェリーだったのでそのまま今日も同じバスに乗って島内観光へ。 道路がほぼ海岸に沿って作られているので、島の形に沿ってどんどん北上 していった。最北端の島を北上していくのだがもちろん文字通り最北端だ。 そしてやってきましたスコトン岬。ハンパじゃない果て加減だ、よく来た もんだよ全く。軽く絶壁になっていたので濃い霧の中、ウハウハ言いながら 写真を取りまくった。もっと晴れてればサハリンとか見えるらしい。 …見たいなぁ。写真撮った後は「最北端のお土産物屋」で土産を買い、 「最北端のトイレ」で手を洗う。もうなんでも場所が場所だけに付加価値が 付いてありがたく見えるわ。元来た道を戻り、今度は南下して奇岩を見に。 桃岩、というおわん型の岩が見えるらしいのだが、やっぱりあいにく曇って いたので肝心の頭がよく見えなかった。猫岩は、猫背気味の丸み加減が なんとなく猫っぽくて解ったけど。その後で昼食休憩に入った。小さな島 なのに随分と小奇麗で立派なホテルで、本来なら豪勢にウニ丼になるはず だったが、私はウニが食べられないのでホッケ焼定食になった。…冷めてる(涙) 何分小さな島なので、海と岬と岩を見たらすることも尽きるというもの。 食後は再びフェリーに乗って、もう一つの島、利尻島に向かった。 礼文島にはないが、利尻島には「利尻富士」という、なかなか大きな山が ある。というか、丸い島の真ん中に山があって山を中心とした島なのだ。 礼文島からずっと霧っぽくて、あいにく山がよく見えなかったのが残念だ。 あと利尻島には沼がいくつかある。今回は岬だけじゃなく、沼も探索した。 姫沼とオトダマリ沼。…こう、黙々と沼の周りを歩くだけなんだけどね。 ベストシーズンが6〜7月で、その頃は色とりどり沢山の花が咲くらしい。 残念ながら今はほとんど花が咲いてなくて、しかも霧で、人もあまり居なくて 昨日に引き続き寂しいカンジだった。ここでも海岸沿いの道を走りつつ岬を見、 奇岩を見、現地人にははなはだ失礼ながら獲ってきた魚をさばいているのを 興味深げに観察させてもらい、5時過ぎにホテルに到着した。さっきの岬で 案内板見たけど、こっからサハリンが108キロで東京が1045キロだって。 あはは、遠くまで来たもんだなぁ…(−−; ところで礼文島になくて利尻島にあるものがもう一つ、温泉だ。ホテルには 温泉が付いているらしい。やったね〜最北端の温泉だ〜v オプションで 夕食が付いていて、それまでまだ時間があるので母と二人で外に探索に 出て見ることにした。さすが最北端のホテル、アジサイが満開だ。しかも皆 真っ青。このへん酸性なのかぁ。道がもう、なんとも言えない寂しさ満開の 広い道だった。まばらに建ってる家にも人の気配がまるでない。テンション 落ちまくった時に見る夢みたいだ。ホテルの人に案内された民芸店へ行って みたのだが、園芸店の間違いなうえ、人が入るのをはばかるような寂しい カンジだったので、そのまま帰ってきた。が、まっすぐ帰るのもシャク なので帰り道にあった公園に行ってみた。本当はそこに人が居たからで、 どこか見る場所があるか聞こうかと思ったのだが、思いの他シーソーが 楽しくてこれ以上動く気が無くなってしまった。うちの近所にある公園より よっぽど遊具の設備が整ってるわ。滑り台も面白かった。しばらく母と、 見るとはなしにキャッチボールしてる小学生を眺めながらぼんやりして いたらふいに町内放送がかかった。「○○町の○○さんが○日に亡くなりました」 …え、こういうのって町内放送で流すっけ?と思っている間に、その方の 告別式の日取りや喪主の名前、果ては連絡先まで伝え始めるではないか。 スゴイ、町内全て知り合いだよ!…そういやさっきバスの中で、利尻島も 礼文島も島内には信号が1つしかなくて、その1つも子供が信号の使い方が 解らなくて困らないように、勉強のために設置しただけで特に島には必要の ないものだって言ってたからな…ホントに筋金入りの田舎だ。 カルチャーショックを受けてる間に、目の前にキャッチボールしてた球が 転がってきた。男の子がお決まりの「すいませ〜ん」と言うので投げてやる。 …うわ〜島民(しかも小学生)に声かけられちゃったよ!かなり感動。 ホテルに戻るといい時間になっていたので、そのまま食事会場へ。2日目に してもう飽きてきていたのだが、今日も魚介類満載の懐石料理だった。 でも昨日に比べると工夫は無くてごくごく普通。というか古かった。 デザートが解凍しきれてないショートケーキ…出さない方がマシだな。 ケーキはともかく魚介はもちろん素材がいいので美味しい。でもカニとか その辺で食べるより全然おいしいんだけど、こう毎日だと飽きて来る。 とりあえず頑張って完食し、部屋へ帰って一休みした後風呂へ入りに行った。 宿泊客が少ないので、母としばらく露天風呂二人締めしてまったりした。 見ると「最北端の露天風呂」の立て札が立っている。確かに(笑) 風呂を出た後、もう寝るだけなんだけど母と屋上に上ってみた。屋上に 気軽に登れるホテルというのもまた珍しい(笑)夜になったら霧が晴れて いて月が明るくて利尻富士が見えて素敵だった。当たり前だけど海は暗くて なんだか解らなかったんだけど、しみじみと「最果て来たなぁ」と言った カンジで気持ち良かった。やはり北だからか、風も涼しくて気持ちいいし。 …ホント、よく来たなぁ。
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