日常喜劇

2006年08月07日(月) 最果紀行・1


突然だが今日から北海道に行って来る。しかも母と。土曜からお盆休みに
入ったのだが、この期間を利用して旅行に行くには母くらいしか都合のいい
人が居なかったからだ。久しぶりに母と二人旅というのも面白いし、それに
第一これから行く北海道・最北端ツアーはおっそろしく高額なプランなのだ。
とてもじゃないが自腹だったら行く気にはならない。
ってことで母に大きく負担させた北海道ツアー、今回はなんと最果ての地、
稚内から更に船で利尻島・礼文島まで行く。まさに日本最北端ツアーだ。
朝、始発の電車に乗って羽田空港へ。幸い、お盆休みに入ってる会社も多い
のか都内もそれほど混雑して居なかった。とりあえず無事に羽田へ着き、
荷物を預けて機内へ。羽田が超過密スケジュールで動いてる大混雑空港だと
いうのは知っていたが、理由もなく1時間も遅らされた。飛行機って怖(涙)
とりあえず大幅に遅れて新千歳空港到着。搭乗券には札幌って書いてある
けど札幌と千歳ってかなり離れてるんじゃ…?空港に降りると添乗員さんが
待っててくれて、皆で無事合流した。なんとこのツアー、各地から参加者が
集まってるらしくて、一番乗りした人は名古屋の人で羽田組が到着するまでに
一時間待たされたらしい…ホントすみませんね(汗)
そこから大型バスに乗り、一路稚内へ向かった。普通のバスより前後の幅が
広めに作られているゆったりバスだが、何しろメンツが6組12名しか居ない
ので左右に一人ずつのんびり座った。私も早速、隣に座ろうとする母を
向こう側へ追いやった。一人でのんびり座ってくれ。
私はあまりツアー旅行に参加したことないのでなかなか仕組みが理解でき
なかったのだが、ツアーには旅行会社の添乗員とバス付の添乗員の二人が
居るらしい。旅行会社の添乗員は若いお兄さんで、バス付は当然のように
ハスキーボイスのおばちゃんだった。お兄さんが簡単に説明した後、
揺られるバスの中でおばちゃんが延々喋り続けた。ええ、もう昼食場所に
着くまでの2時間半、延々と。そんな喋らなきゃならない決まりでもあるのか?
食事処のドライブインに到着。今日のお昼はカニ御膳だった。…まぁ、
ドライブインの食事にしてはおいしい方だ。お昼を食べた後、お土産を物色。
姪達にキティのストラップを見ていたのだが、なんと北海道限定が10種類
以上あって迷う。…恐ろしいな猫の分際で(汗)
再びバスに乗り込んで一路稚内へ。バスは千歳から日本海側へ出て、海沿いに
北上していく。海というのがまた、色褪せてて誰も居なくて寂しいカンジ。
うん、こういうの大好きだけどずっと見てるとさすがに気が滅入るかも。
さてだいぶ北上してきたところで「鰊番屋」という所で降りて観光した。
昔、この辺りでニシンが大漁に取れて仕方なかった頃、この辺りでニシン漁を
営んでいた旧家の中を見せている施設だ。狭い土間に200人寝かせたり、同じ
敷地の中にある主家族の贅を凝らした部屋との対比が昔の上下関係を思わせて
なかなか興味深かった。その鰊小屋を見終わった後、目の前に海が広がって
いたのでそれを撮りに走って行った。道が広くて滅多に車が通らなくてホント
寂しさ万倍。いいカンジだ。
その後再びバスに揺られて、薄暗い中をなんだか解らない原生地に到着。
とにかく国指定の保護地になってるらしく、見渡す限りの大平原が湿地で
植物の原生地になってて、もう夕方だし霧がかってて霧雨も降ってて
寂しいことこの上ない。でもさすが北海道。敷地が広すぎて、そこだけは
度肝抜かれて感動した。さすが何でもスケールが多い。寂しい原生地の
売店では「樹液100%」という面白い水を見つけて買って飲んでみた。
白樺樹液100%だって。水っぽいけどほんのり甘い不思議な味だ。
さてまだ旅は続く。途中の草原でシカを見つけて騒いでみたのもちょっとの
間で、バスはひたすら単調な道を進んで行く。そしてようやくちょっと
開けた土地に入ってホテルに着いたのは6時近くだった。本日のお宿は
小さなホテルだったが、よく手入れされてて女性が好きそうな可愛らしい
ホテルだった。まず中に入って靴を入れ、くつろいでもらうためにスリッパも
用意してないと言われてちょっと引きかけたが、代わりに足袋が用意して
あってなかなか面白かった。部屋も小洒落た可愛い部屋だったしv食事も
工夫が多くて丁寧な造りだったし、スタッフも親切で気が利いていた。
こんな僻地(失礼)にしては良いホテルだ。さて実は本日、花火大会が
あるらしい。食事が終わった後、歩いて10分くらいだというので一人で
見に行ってみることにした。が、外に出てすぐ後悔した。そう、北海道は
広いのだ。そしてこの僻地。9時過ぎたら店なんか開いてないし道は広いし
車はほとんど通らないしでとにかく寂しいのだ。もっと祭会場ちっくなのを
想像してたのに全然人いやしない…なんか出そう(汗)
ほとんど小走りで海沿いまで来ると、警官が道路整備をしていた。が、
車なんてほとんど来ないので暇そうだ。知らない人よりは安心なので、
そこで立ち話をしながら花火を見た。もっと近くで見るためにはあと2キロ
くらい歩かなきゃと言われて、さすがにそれは勘弁したいのでここから見える
花火で済ませようと思ったのもある。だいいち曇り過ぎててせっかく上がった
花火が頭半分見えないのだ。これではどこから見ても大差ない。なまりの
激しい、ほのぼのしたおじちゃん達と世間話をしながら10分ほど花火を見、
満足して帰ってきた。どちらかというと、花火より現地人との世間話の方が
楽しかった^^


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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