日常喜劇

2006年03月11日(土) ドキドキ上田・1


ついに、真田の聖地・上田に来る日がやってきた。
昨日まで気合入れて真田太平記を読破したため、私の真田好きは最高潮に
達している。個人的に今が真田まっさかり!いざ上田!(>▽<)
…と言っても実はうち、長野が超・近い。毎日片道2時間かけて通勤してる
というのに、上田まで1時間半で行ってしまうのだ。なんと会社より近い。
でも上田は行ったことないし(観光地じゃないと思ってたからだけど)
真田好きならたまらないはず!今回の連れは一緒に真田太平記を愛読して
いる古馴染みのハルカ。地元のローカル線に乗り込んだ時点で既にお互い
ハイテンションで大盛り上がり。箸が転がっただけで笑う年頃は既に遠い
昔なのになんだこのもぅ真田万歳!(※今回終始こんな調子です)
ってことで、9時近くに出発したのに10時半過ぎにはあっさり上田到着。
まず駅のトイレに真田家の家紋、六文銭が描かれている時点で大はしゃぎ。
さらに駅前の真田幸村像に歓喜して、一緒に写真を撮ってみたり。つか、
幟が時計になっててさりげなくオシャレなオブジェだ。
そんなこんなで駅前で30分以上も動かず、ようやく一軒の土産物屋に入って
また動かなくなってしまった。六文銭グッズがいっぱい!さすが聖地!
上田といえばおやき、その店でおやきを買い食いし、そばマップに従って
池波正太郎も好んだというそば屋に行ってみた。そしたらなんと満員御礼。
外のひかけの下でしばらく待った後、中に入ったら今度は「真田そば」と
いう名前に惹かれて二人で注文。真田の名前をつけるだけあって、男らしい
味でした。カタいというか大味というか…。いやこの素朴さがウマイんだ
けどさ。さらに壁にかけてあった「真田太平記手ぬぐい」をハルカと二人で
凝視する始末。ああ、隣の大学生の女の子二人連れはサークルの悩み相談
なんかしてるのに、うちらと来たら太平記の話しかしてねぇよ。でも楽しい
からいいや。旅の恥はかき捨てるのが私のいつもの旅だもの!(迷惑だ)
おなかいっぱいになったところで、今度はついに憧れの真田城へ。
と言っても城壁しか残ってないんだけど、ここに父や兄や弟が居たと思うと
モエもひとしおというもの。ところどころの案内を見て「あ、これ本に
書いてあった!」とかいちいちきゃーきゃー言いながら中に入った。
…ホント、お城としては見るものないんだけど真田モエだから楽しい。
上田城は、真田さん一家の後、二つのおうちが継いでいるのでグッズなんて
無きに等しい。真田櫓の中の展示室ではマネキンの父と弟と弟の子供、とか
よく解らない見世物が置いてあったりしたが、勝手に世界を捏造してたので
楽しいことに変わりなかった。「やんちゃなユキ(※幸村)は、この櫓に
登ったに違いないわ!佐平次を引っ張りまわしてあちこちで遊んでたのよ!」
「やだそれ可愛い!」「兄は遊んでくれなそうだよね〜」「だから佐平次を
引っ張りまわすのよ!」…等々、腐女子脳内大暴走。連れのハルカはどちら
かというとヘタレ攻主従・佐平次v幸村を推していたが、私は断然、知性派
攻・兄v可愛い弟を推していたので、ユキとのひとときを捏造するのについ
戦いになってしまう。例えばこんなシチュエーション。
上田で遊んでいた子供時代、佐平次とケンカしたユキが、兄の所へ行って
読書している兄の本を取り上げて「源二郎(ユキの幼少名)と遊んで下さい」
とか言って誘う。すると兄「仕方のない奴め、また佐平次を困らせたのか」
とか言って弟に手ほどきするのですよ、余裕シャクシャクに!
どうよこの綿密で破綻のない自然な流れは!?(本気で満足の行く流れ)
こんなショートストーリーを幾つも捏造しつつ、上田城跡をあっち行ったり
こっち行ったりして瞬く間に時間が過ぎた。今日は本当にいい天気で暑い
くらいだ。それでも、3時過ぎにいい加減足が疲れたので宿に向かうことに
した。どうせ明日も上田だもの!明日の分もとっとかなきゃ。
上田駅から上田電鉄に乗って別所温泉へ。別所温泉もまた、真田太平記に
何度も出てくる湯治場。佐平次と幸村が風呂場で始めて会って、お互い
一目で「この人と一緒に死ぬ気がする」と感じてしまった運命の地だ。
今回はちょっと奮発して、レトロな高級旅館に泊まった。可愛い仲居さんが
靴の出し入れをしてくれて、建物は木造で可愛らしいことこの上ない。
私達は2階の部屋番号「2」の部屋へ案内された。そこでまた再熱。
「やだわもう、源二郎の2よ!」と大はしゃぎし、早速兄v弟ネタを捻出。
兄と二人でこの旅館に来たとして、兄が部屋番号を見、わずかに笑って
「源二郎の"二"じゃな…」と言う。すると幸村、にっこり笑ってかぶりを
振り「違います、兄上。二人の"二"です」…てどうよ!?(大モエ)
ひとしきり笑った後、夕ご飯まで時間があったので歩いて行けるお寺を見に
行った。北向観音で有名なお寺があって、そこに行って「慈覚大師の湯」の
文字を見、今更ながらに数年前、善光寺に行ったついでにここに来たことを
思い出した。ああぁああ嘘懐かしい!…とくればこっちに国宝の三重の塔が
あったはず。時間は5時に近くなり、人もまばらな中を山門に向かって
行くと、そのあまりにも山っぽい風景にハルカが感激。確かに、いかにも
ここで佐助も修行してましたっぽい山寺がステキ。更に石段を登って三重の
塔まで。その塔へ登る行程もユキネタでモエつつ、のんびり歩いて見てきた。
5時を過ぎて寒くなってきたので、旅館に帰ってご飯までのひとときを
まったり過ごした。よく動いたからおなかすいたよ〜。
夕食は部屋食で、可愛い仲居さんがかいがいしく世話してくれるものだから
余計おいしく食べられた。ご飯がおいしいものだからつい食べ過ぎてしまい、
仲居さんに「おかわりいかがですか?」と言われたとき、当然のように
「お願いします」と言ったら仲居さんはよそってくれる気でおひつを開け、
「…あ。」と表情に困ってしまった。なぜなら女二人でおひつを空にして
いたからだ。私は「(おひつのおかわり)お願いします」と言ったつもり
だったのだが、仲居さんは「…ちょっと意外でした」とあくまで謙虚な
可愛いリアクションを通してくれた。プロだなぁ。
ゆっくりご飯を食べた後は、ゆっくり休んでお風呂に入りに行った。
硫黄の臭いがする本物の良質の温泉で、湯船の中でも真田ネタで盛り上がり
つつ楽しくお風呂に入った。もうずっと一日中真田ネタばかり話している
ので、二人はすっかり日本語が池波節の古めかしい言葉になってしまって
いる。だからネタだってすっかり古めかしい。池波作品ではよく
「このことである」とか「いかさま」とか「なかなかに」とか出てくるの
だが、訳解らないなりにこれらを使用しては笑い合っているのだから、
こちらこそなかなかどうしてオカシイ客だ。でも本人達はとても楽しんで
いるので周囲が全く気にならない。恥はかき捨てだからね!
泉質はいいんだけど、あまりにも短い入浴タイムだったのでさっさと部屋に
戻り、その後は「いつも11時に寝ている」というハルカの言に従って早めに
布団に入った。布団に入ってからもしばらく兄v弟ネタで盛り上がった。

「…こうして兄上と枕を並べるのは久しぶりですね」
「そうだな」
「…そちらに行ってもいいですか」
「源二郎は甘えん坊だな」

…で、弟の肩を抱いて "もう少しかな" と成長ぶりを確かめる兄。
もちろん成長したアカツキには真っ先に手ほどきするつもりで。
だって弟は人質で越後行かなきゃいけないから心得を教えとかなきゃだし。

とか!とかどうよ!? ありがちで今更だけど、モエてるから楽しい!
…で、本日最後まで盛り上がったが私も元が寝不足だったので早々に
眠りについたのでした。


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