日常喜劇

2005年05月11日(水) 清い会話


職場がほぼ善人の集まりだという話を書いたら
タイムリーな事例が出てきた。スゴイですよ!
お昼に前後半2組に分かれてランチを食べるのだが、
私が先に食べていたら、遅れてきた二人がとある本の
話を始めた。どうやら片方が本を貸して、借りた方が
それについての感想を言っているらしい。
「○○さんに借りた本とっても面白かったです!」
「ホントですか?良かった〜」
「感動しましたよ、いい話ですよね〜」
ここで本好きの私は気になって口を挟んでしまった。
「どんな本なんですか?」
すぐヤヲイカプにされそうなミステリか?もっと
ヲタ向きなマンガか?いやいや真面目な本で私が
会話に加われるとすればハリポタとか?
最近読んだ本で声を大にして言える本を言えば
民俗学系とか体験旅行記とかそんなものばかり。
同僚は人のよさげな笑みを浮かべて答えてくれた。
「エンジェルエンジェルエンジェルっていう本なんです」
天使3連発…!
3倍界王拳みたいにオレテン3倍増!?
一瞬にして怪しい想像に行きかけた私の脳を、
爽やかな会話がさえぎった。
「痴呆のすすんだおばあちゃんと孫の話で、
おばあちゃんが孫と話してるうちにどんどん
昔のことを思い出してくんですよ」
「孫の話とおばあちゃんの昔話が交互に出てきて、
不思議なお話なんですよ」

…どこが面白いんだ?

いや待て私!ここはおカタイ真面目な団体!
そんな本を面白いと語る人達がたむろする健全な場所!
面白い、それは面白い話なんだ!天使と名がついたら
決して美少年監禁とかハメ撮り愛憎劇とかじゃない!
脳内を必死に整理し、よそ行きの笑みを作った。

「心温まる系のお話なんですね」

…この会社では、以前の体育会系とはまた違った意味で
無駄に苦労すると思った。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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