日常喜劇

2005年03月26日(土) さぁ三陸へ・2


とは言え旅行に罪がある訳じゃない、精一杯楽しもうと朝から元気に出かけた。
途中乗車する駅は、最近改築したばかりでホームの中に有名店が軒を連ねると
いう変わった店並みで、少し早めに駅に行ってお店を物色、新幹線の中で
食べる用のケーキを買って新幹線に乗った。中では新人1年目みたいな
若い添乗員のお兄さんが待ちかまえていて、やっぱり不親切なパンフを
渡してくれた。今乗ってる新幹線の乗車時間と席順が書かれた紙を渡す事に
ホントに意味があると思ってるのだろうか。
新幹線の中は満員御礼で、前後左右すべての人が同じツアーの同行客の
ようだった。添乗員はその一グループごとに挨拶に行っていちいち説明を
している。だからそれは事前に手紙で寄越せば済む内容でしょー?その上
私たちの所に来た時にも、聞かなきゃ詳しい時間を教えようとしない。
時間秘密主義結社かこの旅行会社?
まぁいい旅に罪はない(ホントにそう思ってるのか自分)
つつがなく11時半に八戸に着いた。2年前の恐山以来だ。次の集合時間まで
少し時間があるので、外にお弁当を買いに走った。2年前の記憶を頼りに
弁当屋へ向かったのだ。が、私はイクラがあまり得意ではないのでイクラ
シャケ弁当は大人しく連れに任せて私は牛丼弁当へ。ああ、海の近くなのに
肉か自分…。さて次はローカル線に乗って八戸から一路、太平洋側へ南下。
会い向かいの窓際席に陣取って、弁当を食べながら車窓を楽しむ。2年前
立ち寄った「鮫駅」もある。懐かしいなー、ビストロと名のついた喫茶店で
古いドリカムナンバーをBGMに飲茶セット注文して絵本読んだっけ(笑)
鮫を更に南下していくと、見事に人の気配のない海岸沿いになり、視線は
海に釘付けになる。ああ、旅してるってカンジ…!(><)
ところどころ「売り地」の看板がある。母が常々海の近くに別荘が欲しいと
言っていたので、このへんならうちより土地は安かろうと頭にメモする。
しかし避暑にはよかろうが、寂しい土地だよなここ。
2時間半ほど南下した後、更にローカル線に乗り換えた。東北の太平洋側は
リアス式海岸で有名だが、そのローカル線の名は何と不思議の国の北リアス
すごーいだまされたー!(笑)ちなみにこのローカル線に乗るのがこの旅の
醍醐味らしいが、さっきの八戸線の方が万倍見ごたえがあって楽しかった。
この北リアス線は、無理に観光列車にしようとしたけど見ものがないという
厳しい内容なんだもん。海ならまだしもうちの近所と変わらない山なんか
見せられてもありがたくもなんともない。ま、無人駅ばかりで車掌さんが
出る人の切符を受け取るシステムはちょっと感動したけど。
ところで北リアス線、無理に観光列車化しているので、車内販売があった。
それも、新幹線のグリーンアテンダントではなくいかにも地元のおばちゃんが
エプロンかけての車内販売だ。無意味に綺麗所を採用しないこの朴訥さが
ウリなんだろう。そんなことを考えながらおばちゃんの押すワゴンを横目で
見た私は、無視できないモノを発見した。ナニアレ!? 興味を引かれたので
ソッコー買う。旅先でためらいは後悔の元なのです。皆で車内で食べようと
買ったのはカリントウと名のついた見たことのない食べ物だった。
強いていえば豚ロース生姜焼きと瓜二つの外見をした、硬くて歯ごたえの
あるカリントウ。「これがカリントウなの!?」とご当地銘菓に出会って
すっかり満足、食べてみて更に驚いた。とってもウマイのだ。よく見て
みると袋には全国菓子大会で金賞受賞のマークが。そりゃウマイはずだよ!
なんかもうこの時点で、今回の旅は満足だ。
帰りに買いだめして帰ろうと連れと誓い合い、ホテルの近い駅に降りた。
オプションで地元温泉に連れてってくれるというのでそれに便乗し、小型
バスに揺られて連れて行かれた温泉というのが田舎ラドンセンター丸出し!
はっきり言って「こんなトコ連れてきて金払わせる気か」という外見なの
だが、風呂はちゃんと硫黄くさいし湯の花も舞ってるしの正統派温泉で
感動、すっかり温まって集合時間ギリギリまでねばって出てきた。満足v
その後、またバスに揺られてホテルへ。バスの中では口べたなドライバーの
おじちゃんが口べたなクセに一生懸命ホテルの案内をし、客にウケていた。
その狙ってないボケがいいんだろうなぁ^^ ホテルに入って荷物を置いた後、
近くの海岸に有名な岩があるというので夕飯前の運動で見に行くことにした。
しかし寒い。まだ夕方なのに、こちらの夜中並に寒い。風が冷たい(><)
迷いつつ15分ほど歩いて県内有数の景勝地、三王岩に到着した。これがまた
いいアングルで写真家泣かせの良い岩っぷりだったが、夕方で暗くなりかけ
てて少々残念だった。その後、上から海を見てみようかと膝を酷使して階段を
登り、上から三王岩を見た。登って良かったと思える景色で良かった(笑)
さて登ったはいいが降りるのはいやだ。ここからどうやってホテルへ帰ろうか
悩み、とりあえず来た道とは違う坂を下ってみることにした。が、いきなり
行き止まりにぶつかる。それじゃ仕方ないからこっちの車道だと下り始めた。
以前いっしょに那須で迷い、地元民にだまされて15分の距離を1時間以上
かけて歩いた暗い過去のある連れは心配そうにしていたが私はそんなこと
気にならない。あの時は暗くなって人気がなくなり、どうやって人に道を
聞こうか悩んでいた時に明るい家を見つけて歩いて行ってみれば、道場から
変な読経が聞こえてきて改宗させられてはたまらないと諦め、恥を忍んで
よそ様のインターフォンを押して道を尋ね、何とかペンションまでたどり
着いた「那須迷子仲間」じゃん。大丈夫、失敗は人間を強くする(笑)
今回もヒールで元気に急勾配の坂道を降りつつ、数年前の懐かしい旅の
思い出話に花を咲かせつつもちろん無事にホテルに着いた。フロントで
ルームキーを受け取り、食事場所へ向かおうとしたところでプチ事件が
起こった。さっき出かける前に、ホテルの売店に私たちの愛したカリントウが
ないから聞いてみた。そしたら取り寄せてくれるっていうから頼んだのに、
店にもないから自分たちで買いに行けだと?元々この旅に心証のよろしく
なかった私はたちまち殺気立った。道順教える気があるなら客のために
車で買い行って来い!
一度用意すると言ったクセにどういうつもりだ!?
私があんたなら、自分の発言に責任持って買い行くくらいすんぞ!?
まぁいいやその程度のホテルだし、明日以降売店で見つける機会もある
だろう。その場は収めて夕食会場へ。なんということはない海鮮尽くしの
夕食を食べた。なんかインパクトに欠けるなぁ、まぁその程度のレベルに
しては頑張った夕食なんだろうけど(根に持ってるかも…)
腹がふくれたので、部屋に戻ってごろごろしながらテレビを見た。
頭の体操系のやつ。皆で無邪気に問題を解いているうちに頭も疲れて眠く
なってきた。私もだが、連れの一人は私より超過勤務で疲労が溜まっている
らしく早々に眠たそうになっていた。私も眠い。なので、今更夜じゃなきゃ
語れない話もないだろうと結論付けると早々に9時過ぎに就寝になった。
スゴイ、病気になってもこんな早寝したことない(笑)


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加