2004年12月07日(火) |
キンゾウさん (中編) |
昨日の続きです。
だって今度は金造氏、自分の膝の上に手を置いてその指先で何かをクルクルとリズミカルに丸め始めたんだもん。
こうなってしまうと、もはや目をそらすわけにはいきません。 だってその丸められてる物の行き先を見届けないわけにはいかないじゃないですか。
どうしてそんな風に思うのかというと・・・ 話は私の高校時代にまでさかのぼってしまいます。
当時学校の行き帰りに私が利用していた電車はいつもとっても空いていました。 だからギュウギュウ詰めの車内で痴漢にあちこち触られたりとか、そういう心配はまぁなかった。
ですが、変質者もしくは変態っぽい人と同じ車両に二人きりとかっていう時がたまにあったわけです。 これはこれでなかなか怖いものです。
普通に新聞を読んでるだけだと思っていた男の人が新聞の内側では大変な事になっていたりだとか、学校のある駅に到着するまでの約20分くらいの間、上から覗き込む様にして(その人は立ってる)ずーーーっとずーーーっと首を斜め45度の角度に傾げニコニコニコニコと微笑みかけ続けられたりだとか。
あと先の方々とは方向性が異なるけれど、パステルピンクのジャンパーを着たオカマさんがメチャメチャご機嫌斜めな様子でプリプリと何かに向かって文句を言いながらポリポリとチョコバーを齧りまくって、そのオカマさんも私の前に立っていたんだけど上からそのチョコバーの齧りカスがもろに私の頭上に降り続け、かーんーべーんーーみたいな。
それだけでも限界に達しそうだったのに、途中でその彼・・・あ、彼女が着ていたピンクのジャンパーが親友の持っている物と全く同じ物じゃんって事に気付いて思わず噴出してしまって殺気を帯びた雄々しい目で睨まれたりだとか。
今となってはもうアレですが、さすがに中学校を出たばかりのその頃私にはちとハードな面々でした。
脱線しすぎました。
また続きます。(オチらしいオチはないです、このお話)
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