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ラヂオスターの悲劇
トマーシ
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2005年11月13日(日)
めまぐるしい

目が覚めると随分と肌寒い。毛布を一枚敷きこむのを忘れたみたい。またいつ眠ったのか分からないのだ。テレビが五月蝿いから。コチコチの冷凍肉みたいに体はこわばっている。それで随分長い間シャワーを浴びていたのが午前六時。卵焼きが焼きあがるのを繁々と見つめていたのが午前六時半だ。それから炊飯器が警笛を鳴らしてご飯の炊きあがったのを知らせるのを聞いた。食卓に着くと、頭の中が空っぽなので、テレビのチャンネルをいじくりまわしていたが、それにも飽きたのでレコードを選び始めた。何の音もしない。日曜日の朝。それが随分と長い間続いた。