ナナとワタシ
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2011年02月06日(日) |
ピンチはチャンスに変えろって部活で教わりました |
火・水・木曜と3晩に渡ってのナナとの「おべんきょ合宿」が終わりまして。 これでワタシの仕事もホットカーペットの仕事も終わったので、前回のナナワタに書きましたように、金曜日の朝、ワタシはホットカーペットをキッチリカッチリと、買ってきた箱に元通りにしまいました。 たぶんこのまま店の売場に戻してきても気づかれません。 しかしそうしたところでワタシには一銭のトクにもならないので、納戸にしまわせていただきましたが。
そして金曜の夜。 ナナワタメモを見ながら、ナナワタを更新するべく、カタカタにこにことキーを打っておりましたら。 ナナから電話がきました。
「もしもしー?」とワタシ。 「あ、今朝ほどはどうもありがとうございました」
なんだ、わざわざお礼の電話? キミ誰?(°▽°)
「いえいえ」 「今仕事中? 忙しい?」 「ナナワタ書いてたんだよ」
とは言えないので
「ああ、大丈夫よ」とお答えしまして。
「あのね、今日提出したんですよ、症例研究」 「よかったねーー。おめでとう( ^ ∀ ^ )」 「うん、じょりぃのおかげだよ。ありがとう」 「いやいや。よかったよかった。期限までに終わらないと思ったもんなぁ(´∀`)」 「よかったんだけど・・・あのさー・・・」
どうしたのだろうか。
「どしたの? ワタシ何か間違えてた?(・_・;)」 「違う違う。そうじゃなくて・・・ ページ数オーバーで、教官に突き返された」 「ええええええええ!」
おべんきょ合宿の現場に戻って説明させていただきますと。
文章を削りに削っても、まだ1ページオーバーしちゃいましてね。 ワタシは「この手のモノはページ数オーバーはものすごくよろしくないから、がんばってあと1ページ削ろう」と主張していたんですよ。
「えー? 1ページくらい大丈夫じゃない?」とナナ。 「14〜16頁『程度』なら1ページオーバーくらいならアリかもだけど、『以内』ってなってるから、アウトだと思う」 「だってもう削るとこないよー?(´Д⊂)」 「むむ・・・確かにね・・・でもそこは無理してでも削らないと・・・」 「いいよもう。ページ数で減点になってもいい」 「減点ならまだいいけどさー」
ちなみにワタシは「これやれば減点」とわかっていることをあえてやるというのはものすごく無駄な気がしますし気持ちが悪いんですが。 それに、最悪受け取ってもらえないのでは・・・と思いましたが、看護学校のシステムやこの手のことに関する厳しさというものがワタシにはよくわかりませんし、ナナの疲労困憊具合も限界にきていたということで、ナナに同調してしまったんですよね。 それでもかなり食い下がったんですけどねえ。
そして、突き返されちゃった現実。
「突き返されたって・・・単位落としちゃうの?」 あわあわあわ泡 「ホントならそうみたいなんだけど。教官が大目に見てくれて、月曜日に規定枚数に収めて再提出になった」 「提出が遅れたことで減点になるのかな」 「あの感じだと、たぶんそれは大丈夫そうなんだけど・・・」
ああ、よかったーーーー(´д`)-3
「じゃあよかった。 で、ワタシはどうすればいいかな?」 「うううううん・・・まあ、文章減らすくらいなら、自分でできるかなーとも思うんだけどさ・・・」 「うん」
わざわざパソコン一式&大荷物抱えて我が家に来るのも大変でしょうからね。 ナナが「自分で直した方が楽」ってことならば、その方がいいかなと思ったじょりぃ。 まあ、ワタシは会いたいんですけども。ご協力してさしあげたいんですけども。 3晩ナナにつきあって、ナナの多忙さを、話だけでなく体感してしまった今となっては、とにかくナナがラクチンなように、ということを最優先したいんですよね。
と、ワタシが思いやりに満ちたことを考えつつ、今後の段取りを考えておりましたら
「でもさー、ひどいんだよー」とナナ。 「何が?」
ナナが泣かんばかりの勢いで話したのは、ご学友への文句でございました。
なんかですね、枚数オーバーのことが心配で、仲の良い友だちに相談したらしいんですよ、うちに来ることになる前に。 そしたらその友だちもオーバーしてて、ふたりで悩んでいたらしく。 で、その友だちが集めた情報によると「少しくらいなら減点で済むっぽい」となったので、ナナは「じゃ、1枚くらいいいや」ってやっちゃったと。
が、しかし。 友だちはその後、教官に確認を取っていたことが、ナナが突き返された後に判明。 友だちは突き返されるのを知っていたので、無理矢理規定枚数に収めて提出したらしいです。
「そのことをさー、あたしにも教えてくれたっていいと思わない?」
ということで、ナナは怒ってるんですわ。
こういうナナもめずらしい。 まあ、切羽詰まった毎日の中、でっかい課題がやっと終わったーと思ったら突き返されたってことで、イライラと誰かにあたりたい気持ちもあったのかもしれません。
ということはわかるんですが、この話を聞いてワタシが思ったのは
「教官に直接確認しないあなたに落ち度があるのでは」
ってことでありました。 実際、ワタシも提出日の前々夜、「教官に枚数のこと確認してきてね」って話しておいたんですし。 ワタシならそんな大事なこと、人づての情報で安心できませんし。
しかし、今この場でそういう正論を述べてはいけないらしい、ということは、じょりぃも社会的慣習としてやっと最近習得できてまいりましたので、飲み込みまして。 それに、指導教官も看護師の仕事を兼務しております。 なかなか捕まえるのも一苦労なのかもしれません。 てことで
「うん、まあ、教えてくれれば助かったよね」と、無難なお返事を。 「絶対に教えてくれるべきなんだってば」
そ、そうなの?<そういう友だちづきあいを知らないワタシ
「友だちもいっぱいいっぱいで、うっかりしちゃったんだろうね」とワタシ。 「そりゃわかるよ? みんないっぱいいっぱいなんだから。 みんないっぱいいっぱいだからこそ、友だち同士のネットワークって、うちの学校ではすごく大事にしてるわけよ」 「なるほどね。 その子は仲良しなんでしょ?」 「うん。すごくいい子だよ。だから『何でだよー…』って、すごくショックを受けてるんだよあたし」
それはちょっとかわいそうだったなぁ。
「友だちも今頃気にしてんじゃないの? あんまそこにこだわっちゃ気の毒かもよ?」 「なんかもう、いろいろショックでさ・・・(´-ω-`)」 「そんな、ショック受けるなよー(笑) 気持ちはわかるけど、レポートどうするかに頭切り替えようよ。あなたどうしたいの?」
ナナは、なんか、いろいろ事情説明したり「やればできるんだろうけど」とか言ったりしてはいるものの、じゃあどうすんのとかどうしたいのってことがよくわからない話しっぷりでして。 これはもしかしたら、ワタシにまた協力要請したいけど、なんとなく頼みづらくているんだろうか、と思ったりして。
てことで、断られるのを覚悟で言ってみました。
「あなたがうちに来るのが面倒なのでなければ、ワタシまた手伝うけど・・・?」 「・・・悪いもん・・・」 「大丈夫だよ? この土日はそんな忙しくないし」 「あたしはじょりぃが手伝ってくれれば、それがいちばん安心なんだけど・・・パソコンもよくわかんないし・・・」 「じゃあおいでよ。一緒にやろ?」 「いいの?」 「うん。 ワタシ、あなたがこっち来るのはそれはそれで大変なのかなって思って様子見ちゃったんだけど、 あなたが一緒の方がいいなら、ワタシは全然問題ないんだよ」 「ありがとう・・・じゃあそうさせてもらいます。ごめんね?」
わあい。 またナナに会えるーーー。<ナナはそれどころじゃないっつーのに
「謝るようなことじゃないし。 それに何が幸いするかわかんないからね。 遅れてもいいって言ってもらえたんだし、直せばもっと良い論文になって、当初の予定より良い点もらえるかも( ^ ω ^ )」とワタシ。 「そうかもしれないけどさー。でもさー」
この後また学友への文句。 まあ、下手すれば単位落としていたかもしれないんだもんね、ということで、ワタシはうんうんと聞いていたんですが。 と、さもさも理解のある人っぽいこと書いてますが、「あなたが友だちの立場でもうっかり忘れて教えないんじゃないの?(・∀・)」とかツッコんで怒られたりしました。
「まあまあ。あなたはそりゃ悲しいだろうし腹立たしいだろうけどさ、 ワタシは一日トクしちゃったよ。へへ」とワタシ。 「トクって?」 「またあなたに会えるからさ(*・∀・)」 <状況やナナの心情を考えない無邪気発言
「ふっ」
という答を想像していたら
「そう言ってくれるの? すごくホッとしたし、うれしい。 ありがとうーー(´;ω;)」
Σ(゚ω゚ノ)ノ 予想外に、えっらく心のこもったお礼の言葉が。
「ええ?!」 自分で言っておいてそこで驚くなよワタシ 「だってホントにさー、じょりぃに悪いなって思ってたから。あんな、さんざんつきあわせておいてさー」 「どんな用事だって、あなたに会えればワタシが喜ぶなんて、もはやわかりきっていることかと思っていたよ(笑)」 「だって遊ぶわけじゃないしさ。楽しいことしてるわけじゃないもん(´;ω;)ごめんねいつも」
なんだなんだ。 やけにしおらしいぢゃないか。
「それでも会えればうれしいんだよ」 「ありがとう」
気が利かないんだかうっかりサンだかなご学友と、厳しくやさしい指導教官のおかげで、 久しぶりーの素直なナナたんに会えました。 てか、ワタシもしかして騙されてます?(°▽°)
てなわけで、今夜もナナが来ることになりました。
さーて。
ホットカーペット、また出さなくちゃ( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \
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