ナナとワタシ
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2010年08月24日(火) |
だって好きなんだもん |
ナナに頼まれモノしましてね。 で、それを渡す段取りの話のときに、少々話の行き違いがありましてね。
ワタシは、どっか店で会ってブツを渡して、ちょっと話して、って思いこんで話を進めていたんですが。 ナナは、自分ちに来てもらって、パソコンの設定とかいろいろ見てもらいつつ、って思いこんで話を進めておりました。
ふたりとも、すごく自分に都合よく思いこんでいたという。 ちょっと呆れました。ワタシにも、ナナにも。
で、ワタシ、風邪は治ってないわ、耳はよく聞こえないわで、人んちの、しかもさっぱりわからないWindows7のパソコン設定に使える脳みその余力がなかったんであります。 ワタシの難聴時って、自声強調が強くて、自分の声や呼吸音がえらい大きな音で聞こえちゃうんですよ。 下界の音は聞き取りづらくなっている上に、自分の発する音がやかましくて、考え事に集中するのがいつもより難しくなっちゃうんです。 まあ、ただの甘ったれかもしれませんが、自分の呼吸音がけっこうな音量でずっと鳴り響いていることをご想像ください。 やかましいですよ?
なもんで、「風邪ひいてるし難聴状態だしなので、今お宅のパソコンに使える体力と脳みその余力がない」と打ち明けまして。
そうしたらナナ、
「それじゃ悪いから、あたしがじょりぃの家に取りに行く」と言い出しましてね。
なんだよ。 ワタシは「店で」って言ってるのに。 それすっとばして、いきなりワタシんちですか。 きっと玄関先で受け取ってそのまま帰っちゃうんでショ。
てね。 勝手にいじけてみたら、「風邪ひいてるのに、動かしちゃ悪いじゃん」てことだったみたいなんですけども。
けども。
「なーんだ、またワタシには『ご用』しか必要ないわけね」と勝手に悟りをひらいちゃってましたからね、ワタシ、既に。
もうね、このあたりから、お互いに「あーもーめんどくせー」とか、思い始めているんですよ。 ナナが思っているのは確実。 ナナはもう、やりとり自体がめんどくさくなってるのがアリアリ。 ワタシはナナにめんどくさいと思われていることがめんどくさくて、もー、や。てな状態。 ついでにやりとりもめんどくさくなってきてましたが。
なので「あそ、じゃ、取りに来て」と返事をしたんですが、そのすぐ後で思ったんです。
あいつに我が家まで運転をさせるのは、なんか、すごく、心配。 とな。
過保護なのはわかっているんですが。 ナナの運転て、なんか、気が散ってる感じでホント危なっかしいんですよ。
なので、めんどくさいと思いつつも
「あなたに運転させるのは心配なので、やっぱりワタシがそちらに行きますよ。 で、パソコンもちょっと見てみるよ。役に立たないかもだけど。 あるいは玄関先で渡してそのまま帰る」
とお伝えしましてね。
それっきり。 もう、最後のほうはお互い言葉の端々に、トゲトゲしいものを漂わせてましたですよ。 なんでこうなるの。(答:ワタシがいじけん坊だから)
ナナの返信が途絶えた理由として考えられるものとして
1. もうホントめんどくさいので、明日のなりゆきでいんじゃね? 2. 運転が心配とかよく言うけど、そこまでヘタクソじゃないっつーの(`Д´*)<実際怒られたことアリ 3. じょりぃに来させりゃいいや。なんだかんだ言って、自分の好きにしかしないんだから。 4. 寝オチ
を挙げてみるじょりぃ。 てか、全部正解かもなんですが。
ワタシも心底めんどくさくなっていたので、「別に渡せなくてもワタシ困らないし」と思い、放置。 でも、ブツを必要としているのは末子ちゃんだったので、とりあえず届けるだけは届けないと末子ちゃんかわいそう、と思うやさしいワタシ。
翌日渡す段取りだったんですが、夕方近くになってナナから電話が来まして 「ごはん食べた後、8時頃じょりぃんちに取りに行くね」と。 「ふうん。わかった。待ってる」 「よろしく」 「運転気をつけてね」 「ふっ」
で、ワタシも8時に備えて、ごはん食べたり「やっぱりナナがうちに来るって」ときょんにご報告したりして待機。
してましたら、7時半頃、ナナから電話が。
「あのー・・・」とナナ。 「・・・何?」
何そのイヤな予感の「あのー・・・」。 キャンセルですかそうですかいいですよワタシ困らないもん。
「あたしがうかがうことになっていたんですがー(笑)」とナナ。 「うん」 「じょりぃにこちらに来ていただくわけにはいきませんか?」 「いいよ。 てか、なんかあった?」
まずは「子どもに何か?」と思うじゃないですか。心配しちゃうじゃないですか。
「や、そうおおごとな話じゃないんですけど」とナナ。 「子どもたち?」 「違う違う(笑) 実はー、今日、ちょっと車をぶつけてしまいましてー・・・」 「なにーーーー??!!」
言ってるそばから! てか、もしかして、ワタシが暗示にかけてしまったのだろうか!
「ケガは?!」 「あ、ケガはないよ。全然ないよ」 「相手はいるの?」 「いない」 「いつもの自爆か( ´_ゝ`) でもよかった」 「ええ。 ホント、ちょっとぶつけちゃっただけなんだけどさー、 じょりぃんちまで運転するのが怖くなってしまったのだ・・・今日だけだけど・・・」 「気持ちはわかるよ。 わかった。じゃ、すぐ出るよ」 「いつもの店まで来てくれる?」 「あなたんちまで行くよ。運転イヤでしょ?」 「あ、それくらいなら平気。 それに、少し話したいし」 「・・・ホントかよ・・・?」 <かわいげないなって自分でも思います 「ホントだよ」
うれしいな(*´∀`*)
とよろこんだワタシが次に放った言葉がこちら。
「でもワタシ、1時5分には家に帰りたいんだけど。女子バレー見たいから」 「ああ、はいはい。それは大丈夫。あたしも明日末子の朝が早いから、11時には家に着きたいし」 「では店で」 「ありがとう」
まあ結局、会ってしまえばこってり話しましてね。 ナナが帰らねばならない11時をとっくに過ぎても、まだ一緒にいたかったのでワタシしらばっくれていたんですが、 1時5分にギリギリ間に合うという時点で
「じょりぃ、そろそろ帰らないと、女子バレー始まっちゃうんじゃない?」
とナナが言ってくれたので
「本当だ。帰らねば」
と、すっくと席を立ちました。
ワタシ、いつも「ナナって勝手!」って怒っているんですが、もしかして何か間違えているのでしょうか。
いやいや。 女子バレーが絡んでいた今回が特別だっただけに違いありません。 だって好きなんだもん。全日本女子バレーのみなさまが! 特に竹下、迫田、サオリン、愛してるよーーーー。
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