ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2010年07月01日(木) 桃色単細胞

日頃、旅行などに出かけてもおみやげというものを買わないワタシなんですが。
今回は、仕事が忙しい中無理して出かけて行って、しかもワタシの携帯はつながらないしということで、出かけているあいだにご迷惑をかけた取引先様数件に買って帰ってまいりました。
あと、犬を預かってもらった動物病院の院長、あとなっちゃんと両親に買いました。
どうしちゃったのワタシ。

さらに。
なぜかナナんちにも買いまして。
まあ、「なぜか」というよりも、おみやげを買えば、届けるときにナナに会えるかなーという期待があったという理由がちゃんとあったんですが。
それともうひとつ。
途中で寄った、ドライブインみたいなところで名物のお饅頭が売っていたんですが、確か以前ナナと出かけたときに
「これ、パパが好きなんだー」
って言ってた  ような気がする  と思ったからでした。
ワタシがおみやげを買うのがキライな理由として、相手がよろこびそうなモンを選ぶのがめんどくさい、ということが大きな理由でしてね。
その点、パパが好きなものがもうわかっていて、それが目の前にあるのであれば、別にめんどくさくなかったわけなんですよ。

ただ、ホントにこれ、パパ、好きだったっけー? という、自分の記憶の曖昧さは不安だったんですが。
不安ながらも、試食してみたらおいしかったので、おいしいモンなら問題なかろうということで、買った。

で、家に帰ってきまして。
おみやげいつ渡そうかな、って思うじゃないですか。

仕事もたまってましたし疲れてましたし、正直もう出かけたくなかったんですが、
このおまんじゅう、あまり日持ちしないもんですからね。
おいしいうちに召し上がっていただきたいなと思いまして、よっこいしょってな感じでナナに電話してみました。

「あの、温泉行ってきたんでさ、おみやげ買ってきたんだ」 <ワタシ
「わー、ありがとうー」

あ、よろこんでくれた(*´∀`*)

「温泉て、どこ行ってきたの?」とナナ。
「以前あなたと行った、○○温泉の××館だよ」
「ああ、はいはい。 ひとりで行ったの?」 なぜひとりでだと思うのだ。
「あー、きょんと一緒に」
「そうなんだ。 めずらしいね」
「うん。すごく久しぶりだったよー」
「楽しかった?」
「うん。 で、おみやげ渡しに行きたいんだけど、これから行くと迷惑かな?」
「大丈夫だけど、無理しないでいいよ。
 あたしもさー、家族旅行行ったときにじょりぃに買ったおみやげ、
 渡すのめんどくせーとか思ってるうちにみんなで食べちゃったことあるし。あはははは」

食うな。渡せ。会え。

「( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \。<乾いた声で
 いやさ、ワタシもそうなっちゃいそうでさ。<ホント
 日持ちしないし、できれば旅の勢いがあるうちに渡してしまいたいんだよね」
「ありがと。じゃあ待ってる」
「うん。これからすぐ行くよ( ^ ∀ ^ )」
「あ、でさー、そのときついでに、メールの設定見てくれるとか・・・?」

メールの送信設定だけうまくいかないまま、こないだワタシ、帰ってきちゃったもんですから。

「あ、そっか。
 でも今日はあまり時間がないから、少ししか見れないかも。
 ちょっとやってダメだったらあきらめるのでもいい?」
「うん、いいよ。 てか無理しないで」
「わかった。じゃあ行くね」

うふふ。うふふ。
ナナに会える。

「・・・というわけで、ナナんちに行ってきます(・∀・)」

と、罪のない顔をしてきょんに言いましたら

「なにーーー?!これから?」
「うん。ついでにメール設定ちょっと見てくる」
「・・・放っとけよそんなの」
「でもこないだ途中になっちゃってたし・・・やってみて無理そうならすぐ帰ってくるし」
「まあ、お好きにどうぞ。 夕飯ナナんちで食べてくるの?」
「いや、帰ってくる。けどお腹すいたら食べちゃってていいよ」
「あっそ」

いそいそと仕度をして、いそいそと出かけるじょりぃ。
おみやげ持ってと。

30分ほど車を走らせ、ナナの家に到着。

したんですが。

・・・ナナの車がない・・・orz   うそーーン(´Д⊂)


いやいや、待て待て。
これから行くって言って、「待ってるね」ってナナも言ったことですし。
長女ちゃんの車だけはあるから、きっとアレだ。
長女ちゃんの車の調子が悪くて、バイト行くのにナナの車を借りて行ったとかね、そんな事情に違いない。

と、勝手に事情を推察しながらナナんちのインターホンを押しましたら。


誰もいないみたい・・・orz


もう一度押してみる。


やっぱり誰もいないみたい・・・orz


どういうことかしら。
家族に何かあったんではなかろうな。
おまんじゅうどうしよう。
玄関ドアのノブに掛けておけばいいかな。

・・・ナナに会えると思ったのにな・・・(´-ω-`)がっくり


ドアノブにおまんじゅうの袋を掛けかけたところで、車のエンジン音が。
あ、ナナが帰ってきたに違いない(・∀・)


「あれー? じょりぃちゃん?」


パパだった・・・orz


「あ、こんにちはー。 あの、ちょっと温泉に行ってきたんで、おみやげ持ってきたんです」
「ナナいねえの?」
「あー・・・これから行くね、って電話してから来たんですけど、いないみたい」
「しょうがねえなぁ。 いつもごめんな?じょりぃちゃん」
「いえいえ」 慣れてるし・・・(´・ω・`)
「上がって少し待ってみる?」
「あ、じゃあ、せっかくだからちょっと待ってみようかな。いいですか?」
「どうぞどうぞ」

誰もいない家にパパとワタシのふたりきり。
なんかせっかくだから、セックスでもしましょうか、パパ。

とは全然思わなかったんですが。
パパも全然思ってないと思いますが。
パパとワタシがふたりきりで一晩過ごしても、ナナはもちろん、年頃の長女ちゃん次女ちゃんですら何も疑わないだろうな(°▽°)

「温泉て、カレチャンと行ったの?(・∀・)ニヤニヤ」とパパ。

カレチャン? てなあに?

「カレチャンて何ですか?」
「あ、ごめん。 彼氏と行ったの?」

ああ、彼チャンね。
そういう言い方があるのかー。

「あはは。いいえ。きょんとです」
「なんだーー(笑)」

彼氏じゃなくて彼女となの。
と、パパに説明する日は永久に来ないことでありましょう。


「ナナ、どこ行っちゃったんだろうな」とパパ。
「末子ちゃんのお迎えとかかなぁ。 あ、パパ、これ、おみやげです。
 あの、ワタシの記憶違いだったらスミマセンなんですけど、パパがこれ好きだって、前にママから聞いたもんで」

パパ、おみやげを見てからにっこりと顔を上げ

「大好き( ^ ∀ ^ )  ありがとな、じょりぃちゃん」
「いえいえ。よかった、外してなくて(笑)
 で、あの、メール設定見て行ってってママから頼まれてるんですけど」
「ありがとう。 あ、でも、部屋がすげぇんだよ。布団敷きっぱで・・・ほら」
「・・・ホントだ」

足の踏み場が、ない。

「入るとママに怒られるかなぁ。 ・・・でももう見ちゃったしネ☆」
「だよな☆」

だいたい、ワタシが来るって知ってたんですし、この状態を見られるのはナナも承知なことでしょう。

ということで、布団を踏まないようにして、ぴょんぴょんとパソコンの場所まで移動。

「オレもちょっと挑戦してみたんだけど、やっぱダメだったよー」
「ムズカシイですもんねー」

パパいじったのか。
てことは何か設定が変わってしまっているかも。
こないだやっとつなげたネット接続は無事だろうか。
ということで、IEを立ち上げてみましたら。

つながりませんでした(°▽°)ドウシヨ
また最初からかいな。

と思いつつ作業を始めまして。
パパが隣でビール飲みながら、自分の仕事の話とかしてまして。
そうこうしているうちに末子ちゃんが帰ってきました。
そのあとに続いてナナが登場。

「ナナ、じょりぃちゃん来るってわかってるのに、なんで出かけちゃうんだよ」とパパ。
「だって末子迎えに行く時間になっちゃったんだもん。
 じょりぃ、忙しそうなこと言ってたから、いなければ帰るかなと思って」


( °д °)


おまえそりゃあんまりだろ!ヽ(`Д´)ノ
てか、それならそれでいいから、電話の一本もくれようーーーー。

「ならそう連絡しろよなー」 とパパ。 そうだそうだそのとおりだ。パパ大好き。<現金
「・・・てかじょりぃ、その部屋、入ったのか」<ナナ


え?(・_・)


だって・・・

「・・・だって、パソコンの設定見てくれって、あなた言ってたから・・・」
「あーーー・・・この惨状を見られたのか・・・」
「す、すみません・・・でも、今さらじゃない?」 最後は小さな声で。
「まあいっか。しょうがない」

しょうがない、もいいけどさ。
てことはあなた、ハナからワタシに会う気なかったってことなのでは?(あれば片づけますよねえ?)
自分のいない隙にワタシに来させて、まんじゅうだけ置いて行けと、そういう算段だったのかね?

なんか悲しい・・・(´;ω;)

おみやげを持って、ウキウキしながらやってきたワタシの心は、一気にダークサイドへと転落。
気持がスンスンしはじめました。スンスン(´;ω;)スンスン(´;ω;)


と、つまんないことでこっそりと落ち込むワタシに代わって、パパがナナに文句言ってくれてます。パパ大好き。<現金
ナナは「ごめんごめん」とかへらへらと笑いつつ適当に謝りながら、近くに来てすとんと座りまして。
おまえーー、そんな適当なごめんでワタシのスンスンが消えると思うなよ?ゴルァ


・・・ん?


今日のお洋服は、胸のところが、かなり開いているんですね、あなた様。

なんという

胸元セクシーぶり。


谷間だ谷間。


凝視。
てか、
チラ見の嵐。


適当な「ごめん」では消えなかったワタシのスンスンは、谷間の出現により消えました。
てか、なんかウキウキしてきた。
何この良い眺め。
や、や、やわらかそーだなーあ(*´∀`*)デレーン


「まあいいよ。急に押し掛けたのはワタシだし」 とワタシ。にこにこと。豹変。
「でも、ちょっと設定変わっちゃってて、また最初からやらなきゃならないから、今日そんな時間ないんで、また来ることにする」と。

「え?何が変わったの?」とナナ。
「よくわからないけど、ネットにつながらなくなっちゃったんだよね」
「あー・・・オレがいじっちゃったせいだな・・・ごめんじょりぃちゃん・・・」
「いえいえ。ワタシも経験ありますけど、無理もないことなんですよ。
 パパが気にすることではないです。 ワタシがここでちょちょいっと直せる知識があればいいんですけど、ないんで、また後でゆっくり来ます」
「ごめんなー。 ナナも失礼しちゃったしな」

ナナ、屈託のない笑顔で
「てかさー、ちょっとタイミングが合わなかっただけだよね☆えへへ」


おーーまーーーえーーーーー。

まあ確かにそうなんだけどさ。
「末子迎えに行っちゃうからー」って電話くらい寄こせっつーのヽ(`Д´)ノ


とももう思いません。
だって、胸の谷間見せてもらったし。
なんか大収穫。
ってことで、「おみやげ買ってよかった(*´∀`*)」と、ほくほくと帰りました。


しかし、今これ書いてて気づいたんですが。


ナナが最初からちゃんと家にいてくれてもやっぱり谷間は拝めたわけなので、
ここでコロッと機嫌直してトクした気分になったワタシって阿呆だと思います。









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