ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2010年06月25日(金) ずっとこのままでいたかった

ナナと一緒にエクセルに取り組んでいたときのことです。

ふたりして並んで座って、ふたりともいわゆる「女の子座り」っていうんですか、足を横に流す形で座る姿勢をとっていたんです。
そしてふたりとも、右側に足を流しておりました。
ちなみにワタシは左に流せません。ものすごく骨盤が歪んでいるんだと思います。

で、一緒にひとつのパソコンを見るわけですから、いつもよりは接近しているわけですよ、ワタシたちったら。
気が付いたら、

ナナの足先が、ワタシの左腿の外側に、当たっている。
というか、もぐりつつある。


どうしよう。


ってほどのことでもないんですが、どうしよう、って思ったんですよ。
なぜ思ったかというと

●このまま足をくっつけててほしい
●でもそう思っていると思われるのはイヤ(下心があるゆえに)
●かといって、あからさまに足をどけたら、ナナが「あ、ごめん」とか思っちゃいそうで、それもイヤ

という、なんかこれ数学の公式とかにできちゃうんじゃないの?って感じのよくある揺れる乙女心ってやつのせいで、どうしようって思ったわけです。

でもまあ、このときは、さりげなくなにげなくナナから離れ、後ろ髪引かれながらナナの足先とサヨナラしたんですよワタシ。
なんかもうね、性癖疑われそうですが、ワタシったら好きな人に足でいたずらされるの大好きなんですよ。
あ、みなさんもお好き? よかった(*´∀`*) と、他人を巻き込み自己完結。


が、それからしばらくして、またナナの足先がワタシの左腿の下にもぐりこんできまして。

ヘイ!ユー!わざとなんじゃねえの?!m9('∀^)

とはこのときは思わなかったんですが、さっきより深く潜ってます。


どうしよう。


とふたたび思ったのですが、今度はそのままにしてみました。
だって、かなりもぐっていたので、ナナが気づいていないはずはないよね、と思いましてね。
それならちょっと様子を見るのもまた乙女心ってもんじゃないですか。
と、乙女心を持ち出してみましたが、この時点では乙女というよりもエロい気持ちが勝ってきてました。
ナナたん、裸足ですし。
ああ、ワタシもズボン穿いてなければ、なんか肌と肌!ってかんじなのに!もどかしいな!
こんなことならパンツ一丁で来ればよかった!

というワタシのしょうもない脳内のアレコレにナナは気づいているのかいないのか(いるはずないか)、そのうち


足を

ていうか、足の指を


くにくにと動かし始めましてね。



こそばゆい(*´∀`*)ハフーン


てか、なんぞこれ。
家族のいる前で、ワタシのこと誘ってんじゃないだろうな!(ありえません)

ナナ、ワタシの腿タンの下に足先がもぐっていることに気づいていないのだろうか。
それともワタシの腿タンがやわらかすぎるせいで、座布団か何かだと思われているのだろうか。(ありうる)
しかしこの家には座布団というものがありません。
ないモンと勘違いすることはなさそうです。
ということは、ワタシの腿タンを、いたずらしてくれているのだろうか。
いやいや、それはありえない。
ありえないけど


きもてぃいいなこりゃ(*´∀`*)
うれしいなこりゃ(*´∀`*)


ナナはぶつぶつ独り言いいながらパソコンいじってまして。
ワタシは神妙な顔してそれを隣で眺めてまして。
そんな状態で、ナナの足先はワタシの腿タンの下でもぞもぞくにくに動いてまして。
ワタシは神妙な顔しながら「やめないでくれ」とか思ってまして。

たぶん、ナナは癖というか、無意識のうちに足の指がくにくにしてるだけなんですが。
無意識ってことは、ワタシが動いたりすれば「あ」って気づいてやめちゃうかもしれないじゃないですか。
そして万が一、まあありえないですが、わざとくにくにしてるとしても、やっぱワタシが動いたりすれば終わっちゃいそうで。

結果、ワタシは石のように身を固めたまま、おとなしくくにくにされることを選択。
ものすごく神妙な顔して石仏のようになりながら、腹ん中ではこんな顔(*´д`*)。

我ながら、すごく気持ち悪い人です。
なんでワタシのエロってば、いつもこうやって陰湿なんだろうか。
しかしまあ、実際の話、ワタシ、明るいエロ、おおらかなセックスってより、なんかアングラなんですよね、好みが。
ってそんなことは知りたくねえよですかそうですよね。
いやでもほら、もしかしたらワタシとそんな関係になるかもしれないモニタの前のあなた様に、
あらかじめ「ワタシのエロってば暗いよ」とお知らせしておこうかなとか。
「エロが暗いじょりぃ」と知っただけでお手合わせはご免被りたくなると思いますが。
何しろ、セックス前のムードづくりのアロマったら、線香ですからね。それもいちばん安い青雲。
BGMはお経。あるいは荘厳なるグレゴリオ聖歌。
も少し甘く攻めたいときには、モーツァルトの「レクイエム」あたりを流したりしてネ。
部屋はもちろん真っ暗。
でもムードを出すためにキャンドルは灯します。乙女の必須アイテムですよね☆
使用するキャンドルはお仏壇にあげるようなシンプルな「ろうそく」ですが。
ついでに頭には鉢巻きで懐中電灯を二本、角のように突き立てて固定。裸に懐中電灯。映えます。
そんなムーディさ満載のシチュエーションの中、「声を立てたら殺すぞ」と耳元でささやきながら、セックスのルールは「お互いに絶対触らないこと」ですからね。
そんなセックスにつきあってくれるのはきょんだけですよ実際。

とまあ、そんな薄暗い、というか暗闇のようなエロを持つワタシにとって、石仏状態で足先くにくに攻撃されるのは、まあとってもヒットなわけですよ。
自分でも何言ってるかよくわからなくなってきましたが。
「足先くにくにされたくらいで、何をウキウキ長々とくだらない更新してんだよ」と思われそうなので、なぜにウキウキ長々になるのか説明すれば納得いただけるかと思って説明してみたのですが、かえってカオスめいたかもしれません。


というワタシのエロの信憑性の薄い説明はさておき、しばらくくにくにされているうちに、しかも足先が少ーしずつ奥へ奥へと進んでくるにつれ、だんだんとワタシに都合の良い思いこみが加速していくわけですよ。

ナナ、無意識でくにくにしちゃってるんだろうな が、だんだんと

もしかしてもういいかげん気づいてなあい?
 ↓
なんかわかっててやってるっぽいよナ
 ↓
何かのサービスか、プレイかも


サービスやプレイのはずぁーないんですが、でも、こんだけワタシの腿タンに深く潜入しておきながら、気づいてないってこたぁねえだろ。と思うにいたった、と。
いたったけれどもナナの思惑はさっぱりわからないので、ワタシは石仏のまま陰湿にこんな気持ち(*´д`*)でいたわけですよ。
ずっとこのままこうしててくれないかなー、なんて思いながら。(つくづく暗い上に、なんか望むことのスケールが小さい)


そうこうしているうちに、末子ちゃんがナナにぺたーっと甘えてきましてね。
ナナの背中にべったりくっついて、「何してるのー?」なんて具合です。
「お勉強してるんだよー」なんて返していたナナだったんですが、末子ちゃんがいつまでもひっついているので

「ちょっと末子ー。そんなにべったりくっついたら暑いよー」と。

末子ちゃん、「ママのケチー」と言いながら離れまして。


・・・足先は暑くないのかしら・・・。

何しろワタシったら熱を放出しがちな人間ですからね。
腿の下もほっかほかだと思うんですよ。こたつかよっつーくらいに。

なんて思ったのが、エスパー・ナナに伝わってしまったのか。


足、抜きやがった。

バツが悪そうに抜きやがりましたよ!


何そのバツの悪そうな感じ!
てことはやっぱり今の今まで気づいていなかったのかしら!

ナナがもぞもぞと足を抜いている短い間に、ワタシの脳内をこんだけの思いが↓

え!やっぱ無意識だったのかな!
自分が足先くにくに動かしていたのは知っているのかな!無意識だとしたら知らないのかな!
てか、ワタシのことはどう思ったかな!
ナナはワタシのこと神経質だと思っているから、ナナの足先がワタシの腿タンに潜り込んでいたことに気づいてないはずないって思うはず!
だとしたら、「じょりぃは承知であたしの足を潜らせておいた」って思うかも!
そして「なんつー陰湿なエロの持ち主だ。キモい」と思うかも!
てか実際その通りなんだけど!
でもそう思われたくないし!<勝手ながら重要
ここは足を抜いているナナに「あ、ごめん」とか、さもさも今気づいたかのようにリアクションするべきなのかな!
どうしようワタシ!


しかし結局、ナナが足を抜くときも無言。石仏。
抜いてからも無言。石仏。

てか、人の腿タンに、無意識とはいえセクハラしていたおまえが「ごめーん」とか言え! <意味のわからない責任転嫁 
てか、足、抜かないでーーーー。<どこがセクハラだよ
カンバック足ーーー(と、くにくにーーーー)



とまあ、ナナにしてみれば、無意識に「なんかあったかい」状態で、足先をくにくにと淫靡に動かしていただけのことだったであろう、この一連のくにくにプレイだったわけですが。

ワタシには思いがけないご褒美でございました。
忙しくても助っ人に行ってよかった。
神様はいつでもワタシの善行を見ていてくださっているのですね。 がっぷ。







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