ナナとワタシ
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さて。 プーちゃんが死んじゃったことで涙にくれているナナを慰める・・・のはまあワタシには無理だとしても、なんつーんですか、
にぎやかし?(°▽°)(ちょっと違うか) に、ナナ宅へひっさーーーーしぶりに出向いていったじょりぃでありますが。
まあ、ここではプーちゃん関連の話はですね、暗くなっちゃいますし、ワタシの口から(主にパパに対して)いらぬ批判も出てきてしまいそうなので、後ろの棚にでもいったん上げさせていただきましてー。 いつもどおり、ワタシの思いこみと自己中目線でつづるナナワタを更新させていただこうと思います。
ワタシ、ナナをにぎやかし(違う)に行ったはずなのに、相変わらずほとんどナナと会話できなくてですね。 それでも、その日の最後にみっちりと、ふたりだけの濃い時間を過ごすことができました。 割と密着してましたし。
なぜ密着したかというと、ナナがワタシにくねくねと甘えてきたからです。
「ねえ、じょりぃってさー・・・統計、わかる?(*・∀・)」 もじもじ
とな。
「わからないと思う」 「宿題手伝って。ていうか教えて」
わからないって言ってるのに聞いてもらえず、ゆえに密着タイムとなったわけです。 そして統計の宿題をナナに教えるときは会話いたしました。統計のことを。偏差のことを。二進法のことを。 おかげでワタシ、脳みそを活性させることができました。 ボケるのが2年先になった、そんな印象。
それともうひとつ。 たぶん「せっかく来てくれたじょりぃ」に気を使ったのであろうナナが、夕飯の買い出しに誘ってくれたときにも会話することができました。 ということで、夕飯買い出し会話編で更新させていただきます。
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行きの車の中ではメソメソモードだったナナ。 そしてなぜか、ものすごく遠回りしていたんですよ。 なもんで、
「ははーーん、ワタシと一緒にいる時間を増やそうとして、わざと遠回りですかな!」
と、ワタシは助手席でこっそりとほくそ笑んでいたんですが、
「ねえ、あたし、どこにいるんだろう。ここはどこだ?(゚_゚)」
というナナの真顔のつぶやきを聞いて、この人悲しみで頭がおかしくなってる!というヤバさに気づき、ほくそ笑みが緊張に変わったりしながらスーパーに到着いたしまして。 やーほんと、無事にスーパーに着いてよかったですよ!
で、お望みの食材を探し求めるわけですが。 途中でワタシ、ナナの靴の紐がほどけていることに気づきましてね。
スニーカーみたいな靴ではなくて、革靴で、甲の横あたりでちょいちょいって、なんか、紐を結ぶような、そんなソレだったんですが。 たぶんワタシの説明ではどんな靴かさっぱりわからないと思いますが、まあとにかく、紐がほどけてたんですよ。
「紐、ほどけてるよ」
と教えてさしあげるアタクシ。
「あ、ホントだ。結ばなきゃ」
かなんか言うのかと思ったら
「ああ、知ってる」 と。
「知ってるって、いつからほどけてんの?」 「朝から」 「結べば?」 「めんどくさい・・・(´・ω・`)このままでいいよ・・・」
し、信じられん・・・(°▽°;)
ペットロスで超無気力になってしまっているのだろうか。 というか、この人なら単にめんどくさくて、3年くらいほどけた靴紐を放置するとか、やりそうな気もしますが。
しかしまあ、本人が「これでいい」めいたことを主張しているわけですから。 あまりしつこく言うのもはばかられるじゃないですか。
だからワタシ、ナナの足下を見ては、そわそわそわそわそわそわそわそわ結びたい結びたい気になる気になるそわそわそわそわってずーーーっとしてたんですが、我慢してたわけですよ。 ワタシの靴紐じゃありませんし。 大きなお世話ですよ!( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \
・・・そわそわそわそわ結びたい結びたいそわそわそわそわ気になる気になるそわそわそわそわ・・・
「・・・なに?」
どうやら靴紐が気になりすぎて挙動不審だったらしいじょりぃに、ナナが問いかけてきました。
「靴紐、結ばないの?」 「気になる?(笑)」 「うん。 だって危ないし。転ぶよ?」 「そっか。 そんなに心配なら、じゃあ結ばせてやってもいいよ」
は( °Д °)?
・・・って、おまえ何様だっつーーーの!ヽ(`Д´)ノ
と思うワタシも、まあ、確かに存在したんですが。 実際に口から出た言葉は
「・・・ワタシが結んでもいいの?」
ナナは「キモいよそれ(笑) 本気にするなっつーの」と
言うと思ったら
「うん、いいよ」 と。
ワタシ、スーパーの通路で、ひざまずいて、ナナの靴紐を結びました。
なんだか興奮したので、必要以上に時間をかけて結んでみました。 というより、興奮しちゃったのでなかなか上手に結べなかったんです。
ということをナナに素直に伝えてみようかと思いましたが、ナナは今喪中だったのでやめておきました。 って、喪中でなくても伝えないと思いますが。
ワタシがナナの靴紐を結んでいる姿を通りすがりに見た人は、いったいどう解釈したのかしら。 「ああ、靴紐結ぶのめんどくさくて、友だちに頼んでるのね。あたしもよくやるわー。めんどくさいもんね、あれ」 とか、思ってくれるものなんでしょうか。 ていうか、ワタシが知らないだけで、案外みなさん、自分の靴紐を人に結ばせたりしてるものなのでしょうか。
あるいはナナ、喪失の悲しみによる、精神の退行現象だったのかしら。 ママー、結んでー、ばぶー、みたいな。
って、ナナがワタシに母親的なものを感じることは、まず100%ないだろうな( ´_ゝ`)
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