ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2010年03月06日(土) 君の名は

ナナが我が家のリビングで勉強して、明けた朝。

・・・まだその話を引っ張るのかとお思いでしょうが。
まだその話を引っ張るんですよ。
だっていろいろあったんですもの。
細切れにしてアップしているのは、ひとえに更新頻度を上げるため じゃなくて、みなさまがずらずらと長ーーーーーーいナナワタを読むハメになるよりは、短いのを数本にしたほうが、読んでて眠くなる確率が低くなるんじゃないかというワタシのやさしさとか思いやりとか余計なお世話とかいう、ソレなわけですよ。
細切れにしたって長いんですから。
それを 一括で! なんて気前のいいクレジット払いみたいな書き方してたら、たぶん誰も読んでくださいません。
それはワタシ、さびしいじゃありませんか。
てことで、まだナナがうちのリビングで一夜を明かしたときのネタは続くわけですよ。


きょんからタイムリミットとされていた朝の5時に、慌ただしく家を出まして、ワタシはナナを助手席に乗せ、ナナの家へと車を走らせまして。
ワタシはこのとき、言わねば!言わねば!と思っていたことがあったのです。
別に帰りの車の中でなくてもよかったのですが、とにかく、このたびの逢瀬の際に、ナナに言わねば相談せねばと心に決めていたことが、あった、と。

思い返せば、それは今年のお正月・元旦。

一年の計は元旦にあり。
ワタシも何か、何か目標を立てたい。
今年ならではの、新しいじょりぃを目指したいものではありませんか。
さーて、目標目標。なんか新しいこと、と。

ひらめいたΣ(・∀・)

ナナのこと、「ねえ」とか「あなた」とか「キミ」とか、あまつさえ「ママ」とかでなく、
ちゃんと名前で呼べるようになろう!!!!!


・・・って、昔もこんなことでなんかゆったりやったりしてなかったー?ワタシ。 →やってますよ。

ということで、このたびのデエト(てか、勉強会?)のときに、「ちゃんと名前で呼びたいんだけど、なんて呼ぼうか?」とナナに相談する意気込み満々だったワタシなんでございますのよ奥様。
なんかもうホント進歩なくてお恥ずかしいんですけど。
上記の「→やってますよ」のリンク先、2004年の話ですってよー? アホかワタシは。
さらに思い出しましたが、もっと前にも一度やってました。 こっちは2003年ですってorz


まあとにかく。
帰りの道も半分ほど過ぎた頃から、ワタシ、焦り始めましてね。
言わなきゃ言わなきゃ。 早く話し出さないと、結論が出る前に家に着いてしまうかもしれない。
あーでも! いざ話そうとすると緊張して困っちゃったな!!!

そもそもワタシが、人の呼び方を変えるのが、ものっっっっっっっっすごく苦手なんですわ。
前にもどこかで書いたかもしれませんが、特に苦手なのが、つきあうことになったから急に相手のことを今までより親しげな呼び方に変えるとか、そういうパターンです。わざわざ感が、恥ずかしくて、死。
きょんのことだって、ネットではこのように「きょん」なんてかわいく書いてますが、実際は「苗字さん」ですからね、いまだに。
このように、心底苦手なんですが、それでもナナに関してはもう「ママ」とか呼ぶのね、ホント色気なくてイヤなんですよ。
「あなた」でも不自由してないんですけど、なんかどうも、他人行儀っつーか。
実際の「あなた」という言葉には他人行儀さはないのかもしれないんですが、ワタシが言うとなんか冷たい感じがするんですよ、「あなた」。
なかなか小坂明子みたいに、「子犬ーのー 横にーはー あなーたー♪」みたいなあったかい感じが出ないんですわ。

ここまで書いて、ふと思ったんですが。
「呼び方変えるのが苦手」と言いながら、実はナナに関しては、呼び方が何度か変わっていることに今気づいた!
何コレすごい事実じゃん!<自分で自分に活気づき中

まず、再会した当初は、中学のときに呼んでいたフルネーム。
 ↓
しかしそれが「旧姓だしパパの心証的にあまりよろしくないかも」ってことで使えなくなり、なぜか「キミ」に変化。
 ↓
子どもらと一緒にママママ言ってるうちに、「ママ」に変化。
 ↓
「キミ」ってなんか偉そう?って自分で思うようになり、「あなた」とちゃんぽん使いしつつ、「ママ」も使う。
 ↓
ナナが忙しくなり、会う機会が減ってくるにつれ、子どもらと一緒の時間もなくなり、「ママ」って言いづらくなってくる。
結果、現在「あなた」をメインに。必要なときには「ママ」。
頭に来たときは、言われるとナナが怒る「おまえ」を    心の中だけで使う。

とまあ、微妙な変化とはいえ、ころころ変わってますねこれ。

でももう変えたくないですし。
この、呼び名を確固たるものとすることは、すなわち、ワタシの中で、ナナとワタシの、ええと・・・なんかよくわかんないけど何かが・・・確固たるものになる  んじゃないかな、とか、思うわけです。なんか頼りないなこれ。

だからこそ!
この道中に、言え! 言うのだじょりぃ!



「あの、あなたに話したいことがあったんだけど」
「・・・なに?」 <警戒

あちゃー(ノ∀`)。じょりぃったら、もう。
この話し出し、すっごく良くないYO! なにそのかしこまりっぷり。
ワタシがナナなら、どんなおそろしい話が待ち受けているのかと思うような、重たさを感じる口調とセリフでございますよ。
てことで、軌道修正をはかることに。

「あ、その、たいした話じゃないんだけど(´∀`)アハハ」
「なに?」
「あのー、その、今年の目標にさ」

はいまたあちゃー(ノ∀`)きましたー。

今年の目標とかさー、それってワタシだけの問題じゃなあい? ナナには関係ないじゃんかー。
それナナに伝えるの、ホントマジで話が重たすぎるから! アホかおまえ!

「あ、目標の話はまた違う話だった。あはははは」 <ワタシ
「なんなんだよ(笑)」
「あのさー、今年はあなたのことちゃんと名前で呼べるようになりたいなって思ったんだ」

一気に言ったのはいいけど。
結局「今年の目標」っぽさは消えてないじょりぃ。 

「あはははは。まだそんなこと言ってんのか」 とナナ。無理もありませんわ( ´_ゝ`)
「まだそんなこと言ってるんだよ。 でさー、なんて呼んだらいいかな?」
「だから好きに呼べばいいじゃん」
「んー・・・・(*´ω`)」もじもじもじもじ。
「あれ? 中学のときはなんて呼んでたんだっけ?」
「フルネーム」
「あははははは。それでいいじゃん」
「でもほら、旧姓だからダメってさー・・・」
「ああ、そうだったね」

しばらく無言になってしまいました。
これはいけません。話を復活させねば!

「だからさっ、何がいいかな?  ○○○ちゃん、○○ちゃん、○○○、○○○○」

思いつく範囲の、ナナが友人知人家族から呼ばれている名前を挙げてみるじょりぃ。

「なんでもいいよ」
「じゃ、ジョセフィーヌって呼ぶぞ」
「そう来ると思ったよ( ´_ゝ`)」
「え! ジョセフィーヌ読まれた?Σ(゚Д゚;)」
「や、ジョセフィーヌまでは特定できなかったけど。なんか変な名前言うだろうなと予想はした」

なんだそれくやしいな!


・・・そしてまた無言になってしまった。


と、ここでナナが「じょりぃが眠そうだ」と言い始め、ファミレスで一休みすることになりまして。
ファミレス寄って。
メニュー決めて。
いろいろ話したり飲んだり食べたりして。
さて。

「あの、呼び方なんだけど」と、唐突にワタシ。
あ、その話、まだ続いてたんだ?
「てかまだ決まってないし」
「そうだなあ・・・・・」
「・・・・・」待つじょりぃ。


「あ!そういえば、次女ちゃんの彼氏の話、ちょっと聞いてよ!」

違う話になってしまいました( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \



で、ファミレス出ましてね。
いよいよ帰り道ですよ。
もうナナん家まで余裕ないですよ。
てことで、走り出して早々に、まーーーた話を切り出すじょりぃですよ。

「あの、呼び方なんだけど」
「あははははははははは」 笑い事じゃねえぞこらヽ(`Д´)ノ
「マジメに考えてよーー(つд-。)」
「わかったわかった。んーと・・・あたしねー、『(ピーーー)』って呼ばれるのが好きなんだよね」
「うん」

なぜピー音にしたかというと、エロくてとても文字にできないからです。
というのはウソで、ピー音にしたほうがワタシの話の展開に都合が良かったというそれだけのことでどうもスミマセン。

「パパもママも・・・あ、パパって父のほうのパパね?」
「うん」
「おねえちゃんたちもおばあちゃんも、あたしにとって大事な人たちがそう呼んでくれたから、なんか安心するんだよね」
「そっか」
「うん」
「・・・あー、で、あの」
「うん」
「それは、ワタシもそう呼んでいい、っていう話?なのかな?」
「???どゆこと?」
「あの、そういう大事な呼ばれ方だから、それ以外にしてね、ってことかなー、とか」
「違うよ(笑)」
「ワタシもそう呼んでいいってこと?」
「うん」

(*´∀`*)(*´∀`*)(*´∀`*) <じょりぃ、よろこびの分身の術

「じゃ、それにする」
「うん」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

どうしよう、なんか間ができてしまった。
なぜ間ができてしまったかといえば、呼び方が決まったのが恥ずかしくて、おまけに呼び方がなんかかわいいのも恥ずかしくて、ワタシが急にだんまりになっちゃったからなんですが。
気まずいな。
なんか話さなきゃ。


「それにしてもさー」 とワタシ。
「うん」
「『(ピーーー)』って呼ばれ方、かわい過ぎるよなーーー( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \」


あー、やっちゃったー。
自分が恥ずかしいもんだからって、恥ずかしさをごまかすために、ナナをバカにするようなこと言っちゃいましたよこの人。サイテー。


しかし、ナナはあっさりさっくりと

「かわいいよねー(笑)」 

あ、よかった。怒ってない。けど、恥ずかしそうだ。 顔赤くなってるし。
ごめんよ・・・ナナ。

「うん、かわいい」
「だってしょーがないじゃん。みんなあたしのことがかわいかったんだよ(笑)」
「よく自分でそーゆーこと言うよなーー」

って、ワタシが意地の悪いこと言うから、ナナが自分で言ってフォローしてるんだっつーの!



まあとにかくですね。
やっと呼び方について、お互い納得できるところに落ち着きましたですよ!
よかったよかった!
ナナワタでは便宜上、これから会話の中でナナのことを、ちゃんとこのたび決定した名前で呼んでいるときには「ナナ」で表記したいと思います。


なーんてナナワタでのルールまで決めたワタシなんですけどね。
なんか全然そんな心配無用っぽいですよ。

だって

あれからもう3週間ほど経ちますが。
そして、電話やメールでもナナとやりとりしてますが。

まだ一度も、せっかく決まった名前でナナを呼べておりません orz もう自分がイヤ・・・


でもですね。
今度はワタシ、新年の目標にしたくらいですし。
絶対、ちゃんと、名前で呼べるようになるつもりです。
とりあえず、ナナのことを回想したり空想したりするときは(暗い)、きっちり名前で呼ぶ練習を毎日しております(暗い)。

たぶん、名前で呼べるようになったら、わたしたち、関係が一歩進むんじゃないかって、
ものすごく勝手にワタシ、期待してるわけなんですよ!
しかも呼び方がなんかかわいいですし!
ワタシがナナの名前呼んだ時点で、たぶんナナ、ワタシにフォーリンラブになっちゃうと思うんですね。うん。


と、自分を一生懸命、鼓舞しております。
じょりたん、がんばる(・_・)








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