ナナとワタシ
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2010年03月12日(金) |
ホット過ぎカーペット |
ナナが我が家のリビングで勉強して、泊まった夜のことなんですが。 (ええ、まだこの話、しますよワタシ)(だってせっかくメモがあるんですもの!)
夜中の3時ちょっと前くらいになって、ナナの集中力が切れ始めてきました。
「あなた眠いんではないの?」とワタシ。 「うん・・・すごく眠い・・・」 「少し寝れば?」 「うん。じゃ、そうする」 「うん」 「3時半に起こしてくれる?(・∀・)」 「ワタシ、アラームかよ!」 「んじゃよろしく・・・」
ワタシの話も聞いてくれ。 と主張する間もなく、ごそごそと横になるナナ。
「あ、枕あったほうがいいでしょ。キレイなのあるよ。持ってきてあげるよ」<やさしいワタシ 「(笑)いらない。このままで十分。じゃあ3時半によろしく」 「はい(・_・)」
てか。
ワタシも眠いんですが。
ホントにワタシ眠かったもんですからね。 ナナをリビングに置き去りにし、ワタシは自分の部屋で仮眠を取ることにしました。 ナナが眠っている隣で起きているの、なんだか気恥ずかしくて。 ナナの隣で一緒に寝るのはもっと気恥ずかしいですし。 ワタシの恥ずかしさって、どこから湧いてきてどんな現象で生じるのかよくわからないんですが。 とにかく、こたつで眠るナナの隣で、起きるか寝てるかして、時間になったら起こしてあげる、という一連の行為が、このときはなぜか恥ずかしかったんです。 なので、ナナをリビングに転がしたまま、ワタシは自室へ。
3時半に起こせと言われたから、ワタシは3時20分に起きよう。 それでも30分は眠れるナ(・∀・)ヤッタ
で、自分くさいベッドでくつろぎつつ、30分うとうとしまして。
アラームが鳴ったので、10分後には自らをアラームと化すために起きまして。 1階に降りて、ナナのいるリビングへむかいました。 もしかしたらもう起きてるかもなー。
と思いながらリビングに入ったんですが、ナナ、熟睡状態。
なんかよく寝てるなー。 疲れてるっぽかったもんなぁ。 起こすのかわいそうだなぁ。
・・・てか、なんか、ホットカーペット、かなり暑くね?
ナナが寒がりなもんですからね。 ワタシがいない間に寒くなっちゃったらかわいそう、と思って、強めに設定していっちゃったんですよ。 そしたら、えっらくぽっかぽかでしてね。 ナナの顔、赤くなってる気が。
ど、どうしよう。 ナナ、まだ試験期間中なのに、風邪ひかせちゃったら大変! あわあわあわあわあわ。 ホットカーペット、弱くせねば!
と、ホットカーペットのコントローラーに手を伸ばそうとして、「むむむ!こりゃ困りましたな!」と思うじょりぃ。
まず、ナナの右手が、コントローラーにのっかっていたんです。 それ、どかさねばなりません。 ちょうど温度調節のところにのっかってやがるんですよ。
あとですねえ、こう、・・・・・
文字で説明しづらいので、ワタシのヘタクソな図解をご覧くださいませ。
寝てるのはナナです。
なんか、すみっこで寝やがりましてね。 そのせいで、コントローラーに近寄りやすい位置が、異常に狭くなっちゃってたんですよ。ハナコの水とエサが置いてありますし。(今思えば、どかせば良いだけの話だったんですが、このときは気づかず) ナナの左手側から体を伸ばしたほうが、広々とはしているんですが、ちょっとみなさん、その図を想像してくださいよ。
ナナの顔の上に覆い被さりつつ、 コントローラーにのっているナナの手を、そこからどかすためにいったん触らねばならないわけですよ。
この時点でナナが目を覚ましちゃったら、ワタシ、あらぬことをしようとしていた、と疑われてしまいそうではありませんか!<本気でこう思ってビビった ワタシはナナのために、ホットカーペットの温度を調節してさしあげたいだけなのに。 それだけなのに、「てめえ何してんだよ!」めいて思われるのは心外です。
しかし、ナナ、暑そうであります。 顔赤い。 なんとかせねば。
で、反対側、ナナの右手側からトライしてみようと思ったんですが。
やっぱりちょっと、ワタシの顔がナナの顔の上あたりに来ちゃう構図なんですよね。 これも途中で目覚められちゃったら・・・
まあ、 そのまま黙ってちゅーしちゃえばそれで良い話なのかもしれませんが。
しかし、ただでさえワタシったら薄暗くて気持ち悪い性格だとナナに思われているのに、寝てるところを狙ってちゅーしたり手ぇ握ったりしようとしてたのかよ!って思われたら、なんかもう、一巻の終わりって感じじゃないですか?
なーんて悩んでいるうちに3時半になったので、そうだそうだ、起こしてしまえばいいんだと気づきましてね。
「じかんだよー」
起こすのがかわいそうで、小さな声で遠くからささやいてみましたら、案の定聞こえていないようです。
「じかんですよー」
普通に言ってみました。 起きず。
「おーい」
起きない・・・。 めずらしいな。こんなによく寝ちゃうの。
しかたがないので、肩のあたりを ぽんぽん っと軽く叩いてみました。
起きた。
ナナの第一声。
「・・・あつい・・・」
だよねーーー(´∀`)
「あ、今弱くするね。 ちょっと手、どかして。 そこに調節するモンがあんの」 「・・・・・・・」
ナナ、何の話?という顔をぼんやりとしたあとにのっそりと起きあがりまして。 ワタシはほら穴に住む小動物のような素早さでもって、ささっとホットカーペットの温度を下げました。
「喉乾いたでしょ。 ウーロン茶飲む?」 「・・・ん・・・」
いそいそとサントリー烏龍茶をコップに注ぐワタシ。
「ほんっっっっとに暑いんだけど。 あたし汗かいた。 冬なのに・・・」 とナナ。 「うむ。 それはワタシの責任である。 あなた寒がりだからと思って、ホットカーペットを強くしてしまったのだ」 「強くしすぎだろーー」
こくこくこくこく と、ナナが烏龍茶を飲みまして。
「じょりぃは暑くなかったの? この温度で」
いやあ(´∀`)ワタシ、悠々とベッドで寝てたもんでね! とは伝えずにおきました。なんとなく。
「暑いなと思ってさ、温度下げようと思ったらさ」 「うん」 「あなたの手がさー、コントローラーにのっかっちゃってたのだよ」 「うん」 「でさー、こーゆーカッコになっちゃって、しかも手に触らねばならなくてさ」 「・・・・」 「うっかりあなたが目覚めてしまって、あらぬ誤解を受けたらイヤだなと思ってさ」 「・・・・」 「あなた、すっごく暑そうで気の毒だったんだけど、とりあえず、ワタシの名誉を優先させてもらって、暑いままにしてしまった」 「・・・じょりぃの発想はよくわからないけど、自分さえ良ければいいひどいヤツだということはあらためてわかったよ」
いやー、あなた暑そうで、ホント心配だったのよ?ワタシ。
しかし、自分さえ良ければよかったと言われれば実際そのとおりなので、ぐうの音も出ませんや。(°▽°)ぐう。
翌朝、ファミレスで食事してるときも、このことについてふたたび文句言ってました、ナナ。
わかったわかったわかりました。 ワタシが悪ぅございましたー、と。
せっかく寝たフリしてたのに、据え膳食わなくて悪かったよゴメンゴメン (´∀`)
(ホントはまったくこんなこと思ってません言ってみたかったんです許してください)
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