ナナとワタシ
ナナとワタシ
INDEX前へ次へ


2010年02月13日(土) 病気なのに元気

ナナがうちのリビングで勉強することになった日。
ワタシ、結局ナナの送迎もしたんですけどね。
家に入る前にナナに言いました。

「あのね、タイムリミット、朝の5時までだから」と。

「ああ。 そんなにいないから。余裕。 てかなんで5時?」
「きょんが起きるから」
「犬の散歩とか? 早いねーきょんさん」
「うん」
「とにかくそんなにいないから大丈夫だよ」

とかえらそーに言ってたくせに、結局、5時5分前に慌ててふたりして家を出たというマヌケっぷりだったんですが。
もうね、ホントはワタシとずっと一緒にいたいの、わかってるからナナ。って言ってみたかっただけだから。

でまあ、夜の11時から朝の5時まで、ナナはリビングにいることができる計算だったわけなんですが。
ワタシ、そのあいだ、どうしていればいいのかなーとか、思うじゃないですか。
コーヒーとか入れてあげたいですし。
そばにいないと困ることもあるかもしれないですし。(ナナがうちのリビングに入ったことあるの、たった一度だけですしねえ)
逆に、せっかくだからひとりで6時間過ごしたいのかもしれませんし。
おまえあっち行ってろとか思われる可能性も大ですし。
てことで、最初に聞いてみたわけですよ。

「ワタシ、部屋にいないほうがいい?」
「え? だってじょりぃ、仕事忙しいんでしょ?」 どっちにしても仕事部屋行っちゃうんでしょ、という意味です。
「それが今日はもう、パソコン使う仕事、ないんだよね」 ホントにたまたま。
「そうなんだー」
「ワタシ一緒にいると邪魔かな? 話しかけたりはしないようにするけど」
「全然。いいよ話しかけたって(笑) じゃ、一緒に勉強しよ?」
「うん(*´∀`*)」

ヤッターヤッターヤッターマン! <今ハマってるもんでスンマセン

で、ワタシも仕事の資料とか持ってきて読み始めたりしてたわけですよ。ごそごそと。
コーヒー入れたりですね。
なんか、かいがいしくしてみちゃったりして。
ワタシ、何もできることがない世話女房タイプなんです。
つまり、うざいだけで役に立たないんですが。

ナナは、ここ数日の試験の答合わせみたいなことを、ぶつぶつ言いながらというか、ワタシに発表してくれてるみたいに声に出してやってまして。
なもんでワタシも「ふーん」とか「へー」とか相づち打ったりして。
相づちは打ってますが、話の内容は全然わかりません。
ワタシは相づち打ちながら、資料読んでるフリして、ナナの顔を一生懸命眺めていたんですが。

「あのね、こないだ一緒に考えてもらった転移のレポートあったじゃない?」とナナ。
「ああ、感情転移ね」

心理学の授業の課題で、感情転移が起こることによって、チーム看護に支障が出ることがあるとしたら、それはどんなときか、みたいなレポートでした。たぶん。
で、「転移って何? それが看護チームで起きるとしたらどういうことだと思う?」とナナに相談され、電話でちょっと話したことがあったんですよ。(こういうメールや電話は割としょっちゅうあるんです)


「あれね、結局、(めんどくさいので略)ということだったよ」とナナ。
「あ、そっちの解釈だったのか。ならふたりで最初に『こういうことじゃね?』って言ってた方でよかったんだね。ネットに惑わされたねぇ」
「ねー」

ワタシがネットで「看護師 感情転移」のキーワードで調べてみたら、患者から看護師や医師への転移、看護師や医師から患者への逆転移という内容が多くヒットしちゃったので、そっちかねえ?なんて迷ってたんですよね。
その場合の転移って、ものすごく簡単に言っちゃうと、患者さんに好かれちゃったり、患者さんを好きになっちゃったりってなことだったんですが。
でもそれだとチームに支障とか、つながりがよくわからんねー、なんてふたりで悩んでいたんです。

そんな話が出たもんで、ワタシ、そうだそうだせっかくだから聞いてみようと思いましてね。


「あなた、患者さんのこと、好きになっちゃったりすると思う?」


ワタシの質問て、いつもこういう低俗なことでホント申し訳ないなーと思ってます(´∀`)


「あたしー?(笑) ないんじゃない?」
「わかんないじゃんねー?」
「あたし、そうそうバチバチ恋愛のスイッチって入らないしなー。それに、患者さんて今んとこおじいさんばっかりだよ?(笑)」
「でもさ、そんな状況だからこそ、たまに若くてかっこいい患者さんにあたっちゃったりしたらさ」
「んーーー・・・ちょっと想像できないけどねぇ。仕事してるときってそれどころじゃないしさー」

いつでもどこでもハート飛ばして浮かれまくっているワタシとは違うものね、あなた( ´_ゝ`)チョットツマンナイナ

「そっか。 でもさ、あなたが患者に好かれてしまうことはありそうだよね」
「どうなんだろね」
「ワタシなら、カラダも心も元気なくなってるときにさー、看護師さんにやさしくされたりしたら、すぐにポーーってなっちゃうもの(*´∀`*)」
「まあ、あなたはそうでしょうね(嘲笑)」
「じーさんたちもそうじゃないかなぁ」
「んー。 お尻触られたりはするけどね」


ぱーどん?(°▽°)


「え!」
「看護や介護の場ではよくあることだし。驚くことではないよ」
「まあ、そうなんだろうけどさー」
「先輩たちも言ってたよ、『男はいくつになっても男なんだよねー』って。
 なんか、一生懸命エロいことしてる、って感じもあるんだよね。わしもまだまだ!みたいなさ」

よくそんな話は聞きますけどね。
ワタシだって、看護師さんやってればたまにそんなこともあるんだろうなーなんて考えたこともあったはずなんですが。
なぜだかこのとき、ものすごく動揺しましてね。
この動揺、嫉妬とか独占欲ではないんですよ。
でも嫉妬に近いのかしら。
とにかくとにかく

じじい!!ずるいよあんた!!ワタシまだ触ったことない!!

ってもう、地団駄地団駄しちゃって心が!


「おこ、おこ、おこ」  <ワタシ
「は?(笑)」
「ごほん。 怒ったりしないの?あなた」
「怒る気にもならないというか・・・そりゃイヤだけどさー」
「えー。 ちょっと、触られたときのあなたの反応をもう少し詳しく知りたいんだけど」 <ワタシ気持ちワリ
「反応ってか、無反応だよ」
「無反応」
「ホントはさー、『やめてくださーい』とか『ダメでしょー』とかやさしく言うべきなんだろうけど。
 それ言うとさ、コミュニケーションがそこから生じるわけじゃん。めんどくさくてあたし、それ」
「なるほど。そして、『やめて』も『ダメ』も、言われれば喜ぶような気もするしナ」

とりあえず、ワタシがじーさんなら、無反応より、やさしく「ダメでしょー」のがうれしい。全然うれしい。
てか、尻に触ること自体よりも、それこそがうれしい。

「そうそう。だから注意した後のめんどくささを考えるとさ、そのまま触らせておいた方が楽だーとか思って」

なんか、こうふんするな、そのはなし。

「ふうん。 そのままって、すぐやめないの?じーさん」
「やめないよ。ずっと触ってる」


じじい!てめえ!その尻はワタシのだっつーの!(違います)<冷めた声で


「ふうん。 触られ続けて、なんかヘンな感じしたりしないの?」

じじいよりもワタシのこういう質問のほうがよっぽど気持ち悪いなって、今これ打ちながら気づき始めました。

「全然。 まあさー、こうやって、胸とか揉まれたら困るけど」

ナナ、腕を伸ばして、ナナとワタシの間にいる空気人間の胸を両手で揉みしだいてます。

「ああ、はははは、そうだよね、うん」

なにそのうごき。
ふうん、そうやってもまれるとやなんだー。

「だからさ、おじいさんの手がお尻に触ったまま、ずっと作業してんの(笑)」


エロい。
ちょっともっとくわしくはなしてくれまいか。


てか、もっとハァハァしたいのに、絵的にじいさんが邪魔で妄想しきれません(´д`)ンモー


それになんだか、おじいさん、ちょっとマヌケね。
は、はやくなんか言ってくれないかなー、とか思いながら触ってるのかしら。
それとも触れてればうれしいのかしら。


そして、そのシーンを想像すると、触られているのはナナのお尻なのに
なぜかワタシのお尻がムズムズします。
こんなワタシと、尻を触るおじいさん、どっちの方が変態っぽいのかしら。
てか、おじいさんは健全なだけなのかしら。

まあとにかく、


看護師さんのお尻は触っちゃダメだよーおじいちゃん( ^ ∀ ^ )

        ↓ 本音

どさくさにまぎれて何してんだよこのくそじじいうらやましいなゴルァ! Ь(`Д´)









じょりぃ |HomePage