ナナとワタシ
ナナとワタシ
INDEX前へ次へ


2010年01月05日(火) 「ね」の秘術

「夜なら時間作れるよ。あ、あと、5日か6日に休みがあったはず」


前回のナナワタから、ナナのセリフを一行持ってきてみました。
今日は5日。明日は6日。
そして、このセリフの後から今日まで、いくつもの夜が通り過ぎていってるわけですがー。

ナナから連絡、来ない ( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \

まあ、ワタシも4日から仕事始めてましてね。
本日5日も、なんかとっても忙しかったので、誘われても出かけられなかった感じなんですがー。
それでも
「今日、5日かー。もしかしたら連絡来るかな・・・。
 今日来なかったら、明日のデートも当然期待できないよな・・・」
なーんて思いつつ、連絡を待っていたんですがー。

来ない ( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \


話は変わって、ワタシ、映画『バットマン・リターンズ』が、とってもとっても大好きなんですよ。
でもなぜだか今までDVDを持っていなかったんですよ。
それが、今日、きょんがDVDをプレゼントしてくれましてね。
ワタシ、もう嬉しくて、いい年してはしゃぎながら
「今夜はこれ、一緒に観ようね!」なーんてかわいいこと言っちゃって、いそいそとふたりで『バットマン・リターンズ』を鑑賞していたんです。
そうしましたら、キャットウーマンがみゃおみゃおとはしゃぎだした頃に、携帯がやかましく音を鳴らしましてね。

ナナからの着信音ですよ。

メールだろ、とたかをくくってのんびりしていたら、電話でした。
留守電に切り替わってしまったのですが、慌てて「もしもしっ」と出てみたら、あちらも「もしもし?」と。
よかった間に合った。

「あけましておめでとー(笑)」とナナ。
「おめでとー(*´∀`*)」

やった!
デートのお誘いがついにきましたよ!
ってことで、ナナが話し出すのを待っていたら、

何この無言の間。

ふたりして同時に「ははっ」とか笑ったあとにナナ、

「あのさー」


カリカリカリカリカリカリ <じょりぃの脳内ハードディスクが働いている音


この「あのさー」。
これは「時間できたよー」が続く「あのさー」では、ない。
なんだろう。
何かこう、ためらいのあるような、申し訳なさがあるようなこのニュアンス。
しかし、「やっぱ会えないや。ごめん」とも続かなそうなこの「あのさー」。
たぶん、「あのさー」の前のナゾの無言の間もセットになってそうな「あのさー」。
まあ、なんつーか、今までも何度か聞いたことあるよその「あのさー」みたいな「あのさー」。

「うん」
「今って家にいるー?」とナナ。

「わはははははははははははは」 笑うじょりぃ。
「あはははははははは」 ナナも笑った。


もうつきあいも長くなってまいりましたので、
「今からそっち行っていい? 遊ぼ☆」
と続く「今って家にいるー?」ではないことはすぐにわかっちゃったわけですよ。


「いるよ。 で。 何を頼みたいのだ?」 とじょりぃ。
「えへへ。実は調べていただきたいことがあるんですがー。パソコンで」


そうそう! その「あのさー」だよね!( ^ ∀ ^ )


「わはははははははははは」 ふたたび笑うじょりぃ。
「あははははははは」 マネすんなよナナ。

「・・・忙しい?」とナナ。
「大丈夫だよ。 何について調べればいいのか教えて」
「職業病についてのレポートを書かなければいけないのだよ」
「できるだけ具体的に話してもらえると調べやすいんだけど」

ナナが「えっとー」を連発しながら、わかったようなわからないような説明をしまして。
それを組み立ててワタシが「・・・・で・・・・・ということで、・・・・・という結論にもっていけるような資料を見つければいいってことかな?」と確認しまして。

「なるほど。なんとなくわかった気がする」とワタシ。
「よかった」
「ファックスすればいいの?」
「それがさー、これからまた友だちとファミレスで一緒にレポート書くんで、あたし家にいなくなっちゃうんだよね」
「どうすんの」
「携帯にメール送って」
「かなり長くなると思うけど」
「いいよ。あ、でも、3枚程度の短いレポートなので、なるべく簡潔にまとめてください(・∀・)」


(°▽°)


「努力はするけどさー、
 じゃあ、なるべく簡潔にかつ的確に資料をまとめるために、レポートの設題も教えておいて」
「実は今手元になくてさ。えへへ」
「ないのかよ!(笑) それ聞くと、なんかさっきのあなたの説明がちょっと不安になってきたぞ」
「あたしもー(´∀`)」

あたしもー(´∀`)  じゃない、っつーの。

「じゃあ、友だちに聞いてからまた連絡する」とナナ。
「じゃ、それ聞いてから調べるから」
「わかった」

いったん電話を切りまして。
きょんのところに戻りまして。

「ええと、ワタシから駄々こねてDVDを見始めましたが、
 これこれこういう理由で、次にナナから連絡がきたら、ワタシはリビングから離脱せねばなりません(´∀`)」と宣言。

離脱せねばなりません(´∀`)  じゃない、っつーの。

しかしきょん「あ、そうなんだー。はいよ」と。
「あなた大変ねえ」だそうです。
よかったー。今日はキゲン良いです。

で、またDVDの続きを見ておりましたら、15分ほどしてナナから電話。

「メモの用意はいいですか?」と。 なにあなたえらそうに。
「移動するから待って。(てこてこてこてこてこ) はい、どうぞ」
「あのねー、『職業病について産業保健の見地より述べなさい』だって」
「ふうん。  ・・・・設題聞いてよかったって気が」
「ねー。あたしの説明、全然違うじゃんとか思って。あはははは」
「ホントだよ。違う結論の線で調べるところだった(笑)」
「やべーやべーとあたしも思った(笑)」
「じゃ、調べてメールするから」

するから。
デートしてくれよ、おう。
と言いたいじょりぃがいるわけですよ。
お駄賃にデートしろ!というせせこましい思いとともに、そもそもの約束のデートはどうなったんだと。
伝えたいじょりぃがいるわけですよ。


しかし。

「うん。ありがとー。 ごめんね?」


この、ナナの語尾上げの「ごめんね?」が出ちゃったもんですから


「いやいや(*´∀`*) 待っててね」  でれ〜〜んと電話終了。


ワタシいつも、ナナのこの「ごめんね?」で、でれ〜〜んとヤられちゃうんですわ。
「ごめん」はどうでもいいんですが、こーゆーときのナナの「ね?」の発音と発声とイントネーションに独特の甘さがありましてですね、何か傀儡の秘術を使ってるんじゃないかと勘ぐるほどですよ!(ワタシがエロふがいないだけなんですが!)

で、じょりぃはDVDも仕事もそっちのけて、一心不乱に設題について調べましたですよ。
ナナ、もう既に友だちと一緒にいて、もしかしてじょりぃのメール待ちかもしれないじゃないですか!(何か間違ってるけど!)
焦りつつも、ワタシのせいで成績悪くなっちゃうとワタシがおもしろくないので、ソースの裏もちまちまと取ったりしてですね。

メールを送った後に、はふー、とひといきついた後、メールがちゃんと送れているか心配になりましてね。
ついでにデートの約束を取り付けようぜってことで、ナナに確認の電話をしてみました。

「もしもし? ちゃんと届いた?」
「うん。まだざっとしか見てないんだけど、メールは2通届いてるよ。ありがとー」
「途中で切れてないかな?」
「今運転中だから、そこまで確認できてないのだ」
「あ、そうなんだ。ごめん。じゃ切らなきゃ」
「なんかわかりやすそうだね。ありがと」
「ならよかった」
「わかりやすいんだけどさー、これらをどうやってレポートにまとめればいいと思うー?

どうやら本日のナナたん、おべんきょうやりたくないモードのご様子。

「あなたの仕事なくなっちゃうねぇ」
「まだまだいっぱいあるから大丈夫(・∀・)」 何が大丈夫なんだっつーの。

レポート用紙3枚でしょー、んじゃこういうまとまりでこういう流れで、結論としてこれこれな感じにもっていくとか?と話しましたら

「うんうん、そうだよね。あたしもそう思ったよ(・∀・)」
「何かちゃっかりしてない?あなた」
「えへへへへ。とにかくありがと」
「ワタシまだ仕事して起きてるから。書いてる途中で調べモノのリクエストができたら連絡くれていいよ」
「ありがとー」

よし。
ここでデートの約束取り付けるぞヽ(`Д´)ノ
と鼻息荒くしたところで

「大変だったでしょ。ホントありがと。 ごめんね?」<秘術




「いやいやいや(*´∀`*)がんばってね」 <まんまと




そのまま電話切れた。


次の電話では絶対デート取り付けるぞ!ヽ(`Д´)ノ
と、調べモノのリクエスト来ないかなーと待機している、何か間違えているじょりぃであります。

てか、デート無理っぽそうですねこりゃ。( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \
でも今日話せたからうれしいやいてやんでえ。


まあとにかく、

教官、そのレポート、ワタシにも点ください。






じょりぃ |HomePage