ナナとワタシ
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2009年03月05日(木) |
ドキがムネムネで、キュン |
ドキがムネムネとは、いささか古い。 てか、中途半端に、いちばんヤバイ感じに古い。カッコ悪い。 しかしこのカッコ悪い感じも含めてですね、この日のじょりぃの心境だったと、まあ、そういうわけでございますよ。
ナナの准看護学校の卒業式。 出たい出たいとワタシがおねだりした卒業式。 そいつが先日執り行われたわけですよ。
でー。 めでたいことですし、手ぶらで行くのもなんだよなーと。 それに、ナナにプレゼントをする機会というのも滅多にないことですので、ワタシの気持ちの中ではウルフルズが「ガッツだぜ!」って歌ってたりしていたわけですよ。 一週間ほど悩んだんです。あれこれ考えたり、ネットで見つけてみたり、街へ出かけてみたり。 が。
ナナの欲しいモン、さっぱりわからん(°▽°) 物欲ない、趣味ない、モノ増えるのキライ、贈り手の自己満足はあっさり見抜く。 そんな人にやるモンなどない!ヽ(`Д´)ノ
悩んだ末に、もーれつア太郎の「ベシ」グッズなら喜ぶかも!と、本気で結論づいたんですが。
カエルがベシです。ナナが好きなんです。ヘンな趣味。
喜ぶかもしれませんが、卒業祝いにベシってどうなのかしら。 とまた悩みまして。 「おめでとー(*´∀`*)」って、ヒゲだか鼻毛だかの伸びたカエルグッズを渡すのか。そりゃあんまりだ。
きょんに「ナナは卒業祝い欲しがるタイプじゃないでしょー。めんどくさがりそう」と言われたこともあり、 結局手ぶらで行くことに決定( ´_ゝ`)
しかし、当日になってやっぱり手ぶらってどうなのかしらと悩むじょりぃ。 最終的に、ワタシの行きつけの店に頼ることにしまして、コンビニでホワイトデー用に並んでるチョコを買いました。 一週間悩んだというのに、なんなのこのものすごい間に合わせ臭がぷんぷんするプレゼント。安いし。
まあしかし、ナナ、ホントに「わざわざ」なことすると嫌がりそうですので。 「手ぶらだとバツが悪かったから、コンビニでチョコ買ってきた。はい(・∀・)」 って、さらっと渡すくらいでいいだろ。うん。さりげなくカッコ良くクールに渡そう。モノはコンビニだけど。
で、当日。 もちろん、相変わらず、何かを期待して念入りにお風呂に入るじょりぃですよ。 卒業式が終わった後、「なんか気分がたかぶってるんだけど、抱いて」とか「テンション上がってて発散したい、抱かせろ」とか言われるかもしれないじゃないですか。 まあ、そこまで過激なことは言わないまでも、「卒業記念にちょっとラブホでも寄っていこっか(はぁと」くらいなら言うかもしれない。(誰が) ごしごしごしごしごしごし。<カラダを隅々まで洗う音 ぬりぬりぬーりぬりぬーりぬり。<全身にローションを塗っている音 今日は肌の調子もいいなー。目の下のクマが薄い。 てなわけで、久しぶりにメガネでなくてコンタクトで行くか! 何しろワタシの晴れ舞台だし! って違う。ナナの晴れ舞台だ。あやうく本気で間違えるところ。
黒スーツに身を包み。 ふっ。 ワタシったら、カッコイイじゃないの。くすくすくす。 ナナも今日は制服をちゃんと着てるんだろうなー。 考えてみれば、着崩した制服姿しか見たことなかったし、キッチリ・ちゃんとした制服姿を見るのは、今日が初めてになるのかな? まあ、ワタシの方がカッコイイだろうが、ナナのキッチリ制服な姿もこりゃ楽しみですよ!
30分で着く会場へ向かうのに、余裕を持って式の始まる1時間前に家を出ましたら。
きっちり30分前に到着してしまいました。 どうしよう。30分も・・・ヒマだ。 と思いながら駐車場をうろうろしておりましたら、看護師の服に身を包んだ男子たちが数人、ワタシの車に寄ってきまして。 するすると窓を開けましたら、「父兄の方ですか?」と聞かれ。
ふ、父兄じゃないけど・・・と少々動揺。 「友達です」って答えて追い返されたらどうしよう!
「あの・・・卒業式に参加というか、あの、見学? あれ? ええと、その」 あわあわあわ。 「あ、それでしたら、あちらの奥に車を停めていただけますか?」
ち。 なんてこたーなかったな。 こんなことなら「卒業式に参加する医師です。その名もブラック・ジャック」とかウソついてみちゃえば、帰りに車を出しやすいところに駐車できたかもな! それとも「モグリは困りますぜ?だんな」って追い返されるんだろうか。アッチョンブリケ。
で、車を停めましてー。 ちょっと早いけど、会場に入ってればどこかに座るところでもあるでしょー、と。 「写真撮ってあげる」とえらそうに言った手前、デジタル一眼レフなんつーもんを持ってきてしまったので、そいつの調子を見てれば時間つぶせるかな?
とことことことことこ。 と、入口に向かいながら、会場であるところの建物を見るともなしに見てみましたら。
建物の中が見えます。 おー。ナース服姿の人がいっぱいだー。 まあ、卒業式だしね( ^ ∀ ^ )
え? ( ^ ∀ ^ )
卒業式って、ナース服なの??!! 制服じゃないのか!Σ (゚Д゚;) てか、看護学校の卒業式ですよ!考えてみればあたりまえですよ!
と、動揺したところで。
あれ。 あのここから見えてる集団で、今写真撮ってやってる人。 あれ、ナナじゃん。
ナース服の。 ナースキャップもかぶってる。 ナナだ。
ぎゃああああああああああああああああああああ
と、本気で心が絶叫し、動悸息切れ目眩。 だ、誰か・・・わしに救心をくだされ・・・。 ばたん。
とか心の中で気絶してる場合じゃないんですよ。 なぜこんなに動揺しているのか自分でもナゾですが、とにかくワタシ、心の準備ができてませんでした。 ナナのナース服姿っつったら、はるか昔、遊びで着てもらったときしか見たことないんですよワタシ。 准看の学校に通いだしてからは、皆無。 一度も見たことない。 しかも、ただでさえ今日は卒業式で、いつものナナとは違う顔見ちゃうってことで、あっちもバツが悪かろうし、ワタシも超ーーー恥ずかしいし、とか思って緊張していたところへもってきて、ナース服のカウンターパンチ。
ど、ど、どうしよう!<ホントに今思うとなぜこんなに動揺したのか 会場に入っちゃったら、ナース服姿のナナに会っちゃうかも!(てか、普通、会う) どんな顔して会えばいいんですか。 てか、会えん。無理。今も手、震えてきた。まずい。マジで救心! おい!新米ナースのおまえら!そんなところでキャピキャピはしゃいでないで、とっととどっか行け! とワタシが思ったところでいなくならないし!
会場の入口までよろよろと歩いていってみたものの、入口の前で立ち止まり、しばし沈思黙考。
くるり。
とことことこよろよろよろとことことこよろ。
車まで戻ることにしました。 車を誘導してくれている男子たちに怪訝そうに見られましたが、そんなのもういい。 ナース服姿のナナに会うくらいなら、この男子たちにナンパされてお茶をごちそうになってもいい。おこずかいを貰うことすら厭わない。 とにかく避難。 避難せねば。 ワタシのドキがムネムネすぎて、このままナナに会ったらたぶん、膝からかくんかくんと倒れるか、鼻血が出るかすると思います。 そんなことになったら、まわり中ナースですから、ワタシのまわりには若い新米ナースが群がることになり、さらに鼻血が出ます。たぶん出血多量で死。医療ミスとか新聞に書き立てられて、ナナの立場がまずいことに! だから避難。そう、すべてはナナのために!(よくまあこういうくだらないことをぺらぺらと打てるもんだと自分に感心中)
車に戻りまして。 まずは落ち着かねば。 ていうか、今のままの心境だと、ワタシ、会場入りできない。<ホントにこう思いました もう恥ずかしくて恥ずかしくて、ナナと顔を合わせることはおろか、物陰からこそっと見ることすら無理。 落ち着きたい落ち着きたい。
ということで、友にメールをすることに。 いったん気持ちを吐き出せば楽になるかもしれぬ。
以下、上記とダブりますが、メール文をコピペさせていただきます。
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ぎゃあああああどうしよどうしよ! って、たいしたことじゃないんだからおちけつワタシ!
ええと! これからナナの卒業式なんですよ。 早めに着いちゃったから、車の中で時間つぶせばいいやと思ってたら、卒業生らしい男子たちが駐車場にわらわら待機してて、ご父兄のかた(!なんかヤダ!)はこちらに停めてくださいとか誘導されちゃって、そのまま会場へ向かわねばならぬ流れだったんですよ! まだ30分あるし寒いし、中に入るのだりーとか思いつつ入口に向かって歩いて行ったら。
外から中が見えやがりまして。 ほかの卒業生たちと話したり写真撮ったりしてるナナを見つけてしまった。 それも
ナース服着てやがる!(気絶)
考えてみれば当たり前だったんだけど、ワタシ、卒業式って制服ですると思い込んでたの。 初めてのナース服が想定外の、しかもこんな晴れがましいところで!
ほらたいしたことないでしょ! でもワタシびっくりしちゃうわ心臓バクバクしちゃうわ恥ずかしいわで
車まで戻ってきちゃった…。 男子たちに怪訝そうにされた。 で、今これ打って気持ちを落ち着かせてるところ。 アホらしいとか言うな!
そろそろ行かなきゃ。 あーでも照れくせぇ。 どうしよう。 帰りたくなった・゜・(ノД`)
うがあ。時間だ。
行ってきまつ(´・ω・`)なんかどうしようー…
鼻血出ちゃったら。
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以上、「じょりぃ、後書きの日記だからって、話を大袈裟にしてなーい?」という疑念を払拭する勢いの、生でリアルなワタシのしょーもない通信文をご披露させていただきました。 ってくらい、ホント帰りたくなったんですワタシ。(いったい何しに来たのかわかってんのかこの人) このメールを打っているときも、手が震えちゃっててすごく時間かかっちゃいましてね。
で、メールの返信がこちら。
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大丈夫か!(笑)(笑)(笑) ( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
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すごく妥当な返事(°▽°)相手のしようもなかったろうな てか、こんなアホらしいことにすぐに反応してくれて大変ありがたかったです。 ちょっと肩の力が抜けました。 おまけにもう時間です。行かなきゃー。行かなきゃー。でも行きたくないーーーー。(つд-。) ホントに何しに来たのかこの人。 てかさー、あなた、ナナのナース姿が見たくて、さんざん駄々をこねていたんじゃないんですかぁー?(一例) どういうことですか、このいざとなってからのふがいなさ。
会場入りまででこんなにアホらしく字数を食ってしまったので、次回に続きます。 果たしてじょりぃは、ナナと会話することができるのか! てかそれ以前に、ちゃんと会場入りすることができるのか! そんなワタシ以外の人にはどーでもいいこと誰も楽しみではないと思いますが、とにかく続いちゃうんですよ!
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