ナナとワタシ
ナナとワタシ
INDEX前へ次へ


2008年11月09日(日) いつも慌ててほしい

日記の方に書いた話の、次女ちゃんの合唱コンクールに向かった続きのお話です。

日記にも書きましたが、次女ちゃん、今回は全校生徒の指揮者ですからね!
間に合うか間に合わないか!という待ち合わせ時間をナナに指定されたじょりぃは、車を飛ばしまくり、車線変更しまくって急ぎましたですよ。
次女ちゃんの晴れ姿を見たい!の一心で。
12時20分の会場入りに間に合うか!?(合唱コンクール開始は12時半から)

そして、12時17分には駐車場に到着したじょりぃ。
この子は約束が守れる子なんです。
そしてすぐにナナに電話。既に駐車場で待たせているに違いない!

「着いたよ!(・∀・)」
「そう。 あたし、あと4分くらいかかる。待ってて」

12時20分には会場に入れるようにするわけではなかったのですか先生。

4分より待たされて、ナナ到着。

そして会場に向かって、ふたり並んで歩き始めまして。
看護学校、冬休みがないんだよー?ありえなくね?という、ナナの文句を聞きながら、
てことは、冬休みも遊べないのかー(´・ω・`)なんて思いながら、会場入り。

「・・・ねえ、今そこの入口、合唱コンクール12時15分からって書いてあった気が」とワタシ。
「え? 気のせいじゃない?」

その自信の根拠はなんなのだ?

ホール内に入ってみたら、 なんか、シーンとしてます。
もう始まる寸前なのかな?
座れるところはないかと、ホールに入ってすぐ、客席の端っこのほうできょろきょろと佇むワタシたち。

「・・・なんか、いつもより人が多い・・・」とナナ。
「そお?」
「・・・まあ、とにかく行こう」

ずんずんと、ホール客席を横切るような大きめの通路を歩き始めるナナ。
どこに座るんだろう?(・.・)
と、疑問に思いながら、一向に途中で曲がる様子のないナナの後をついていたんですが、途中から早足になったと思ったら、結局端から端まで横切って、反対端まで来てしまいまして。

こいつ何やってんだ?(°▽°)と思っていたら、ワタシの腕をぐいっとつかんで引っ張りまして。

まあ(*・∀・*)スキンシップ

てか、乱暴よあなた! ちょっと男らしいし!

「なに?」とワタシ。小声で。
「ヤバイかも」と答えながら、ナナ、急にビデオカメラのスタンバイを始めます。

壇上には生徒たちが。
そして指揮者登場。

「あれ次女ちゃん?!」と小声で叫ぶナナ。
「え? あれ? あ、そうかも」
「ちょちょちょちょちょっ」

奇声を発しながら、ビデオをさらにスタンバろうとしますが、荷物が邪魔なようでもたもたしております。
ワタシは親切ってことになってますので、ナナから荷物を奪い取ってやりまして。(ワタシも焦っておりました)

「・・・なんだ、次女ちゃんじゃないじゃん」とナナ。
「あ、ごめん ァ'`,、('∀`)」
「・・・・・てかさ」
「ん?(´∀`)」


ここでまた、ワタシのひじの上あたりをぎゅっとつかんで、客席脇の通路の方へワタシを引っ張るナナ。

おいおいー(*´∀`*)またスキンシップかよー 

と得意そうにするほどのことではまったくないわけですが、日頃ほとんど接触のないワタシたちなもんでしてねぇ。
これだけでも舞い上がれます。

「・・・どしたのよ」とワタシ。
「ちょっと確認する」

と言って、式次第のプリントを見ようとするナナですが、ビデオを持っているもんでうまくプリントを開くことができません。
ビデオを自分の脇に挟んで格闘していたんですが、もたもたしていたもんですからね。

「ビデオ貸して、持つから」

と、申し出まして。

「あ、うん」

とナナが言ったので、ビデオをナナの脇から抜こうとしたときに、


ふにゃ。


ふにゃ?


親指でナナの胸に触ってしまいました。


なんという恩恵。


そしてワタシが触られたわけじゃないのに、なぜかワタシがくすぐったかった、という変態ぶり。


と、ひとりで興奮するワタシのことはそっちのけで、ナナは式次第のプリントに顔につけるようにして、食い入るように見ております。

そしてワタシに顔を上げ

「次女ちゃんの出番、終わっちゃってる・・・」と。
「え!」

とワタシがびっくりしたところで「次は、1年1組による合唱・・・」というアナウンスが。

「・・・てことは、開会式の校歌斉唱、終わっちゃったの?」とワタシ。
「どうしよーーーーー」

と言いながら、ワタシにカラダをぎゅむっとくっつけてくるナナ。
なんだこのシアワセは。このまま抱きしめちゃうゾと。できないけど。

「マジで終わっちゃってるの? 勘違いじゃなくて?」とワタシ。
「・・・マジ。とにかくここ出よ。次女ちゃんの指揮が終わっちゃってるなら、ここにはもう用はないから」

と言いながら、ワタシの腕に自分の腕を絡ませ・・・早い話が腕を組みながら、出口へ向かうナナ。

あらららー。何よこの接触の多さ!(*´∀`*)

と感激しておりますが、ワタシは壇上を向いていた状態で、ナナは反対方向の出口へ向かう状態で腕を組まれたもんですから。
要するに、互い違いの姿勢で腕を組んで、ナナの進みたい方向へずんずん行かれてしまったもんですからね。
ワタシは後ろ向きにナナに引きずられながらホールを出まして。(カッコ悪い)


ロビーに出てからナナ、「あー、やっぱ12時15分からだったー」と。
「見られなかったのか・・・」とワタシ。

ここに次女ちゃんの担任の先生が通りがかりまして、「あ、○○さん」とナナに呼びかけ。

「指揮、見ましたか?( ^ ∀ ^ )」と先生。
「やっぱ終わっちゃいました? あたし12時半からって聞いてたもんですから・・・」
「え!・・・あー・・・あと5分早ければ・・・見られたんですけど・・・」

ナナ、がっくり。

がっくりしているナナに、ワタシはやさしく声をかけましたよ?

「あなたを待たずに入っていればワタシは見られたのにな。待たなきゃよかった」 <きょんの動悸騒ぎでさんざん迷惑をかけた人の発言

「ホントだねー(´・ω・`) じょりぃにだけでも見てもらえばよかった・・・」 あら、素直。
「そもそもなんで時間を間違えたのだ?」

次女ちゃんが合唱コンクールに関するプリントをなくしたので、前日、ママ友だちに確認したのだそうです。
そうしたら「12時半だよ( ^ ∀ ^ )」ということだったらしく。
次女ちゃんにも「12時半でいいの?」と聞いたら「うん。そのくらいだと思うよー」と。
そして、今まで毎年12時半からだったから、それ以上確認しなかった、と。

「ならばママに罪はないさ」とワタシ。「残念だったけどね」
「うん。でも次女ちゃんのおとぼけな指揮が見たかった・・・」
「次女ちゃん、しょんぼりしちゃうかなぁ」
「それはないよ(笑)それは大丈夫。でもあたしが見たかった」
「そうだね・・・ワタシも見たかったよ・・・」

ふたりして、とぼとぼと駐車場まで歩きまして。
先ほどまでの動揺が残っているのか、ナナはワタシにぴったりくっつきながら歩いております。
なんだなんだ、このシアワセは。


はっ。

もしかしたらこの人、慌てていて素に戻ってるときは、スキンシッパーなのでは・・・?

そうだそうだよ!思い出したよ!
確か中学のときはべたべたしていたもの、ワタシにも!
学校帰りの自転車二人乗りのときも、胸のふくらみがわかるくらいべたーってしてたし!
それで余計に桃色が分泌されていたんだった!
あらやだ懐かしーーー、このくっつき歩き!

さらに思い出しましたが、ナナ、中学のときは話しているうちにどんどん顔を近づけてくるというけったいな癖もありましてね。
なんかもう、ちょっと首を突き出せば「ちゅ☆」ってできちゃうくらい、ホントに近づけるんですよ。
初めてそれをされたとき「この子、すごく、変」とびっくりしたものでしたが。
今そうしてくれれば、もう余裕で「ちゅ☆」ってやっちゃうじょりぃですが(できっこないけど言わせてください)、当時は恥ずかしくてならなかったもんで、ナナと話しているといつもじりじりと後ずさり状態になっていたものでした。

あの頃よ、カンバーーーーーーーーック(山に向かってエコーつき)


だいたい、あの子どもらのワタシに対するべたべたぶりを思えば、母親も十分なスキンシッパーであろうことは予想できます。


しかし、「素に戻るとスキンシッパー」ということはですね。

パパといるときは(想像したくないのでここまでにしておきます)。



来週は末子ちゃんの授業参観があります。
よし。

授業参観で、ナナが慌てるような騒ぎを起こしてみせますとも! <互い違いに腕を組まれるくらい、努力の方向を間違えてます



ていうか、この日、ナナと一緒にいたの、正味15分。
そんなに慌てて学校行かず、もっとゆっくりしようよナナー。



じょりぃ |HomePage