ナナとワタシ
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マシマロにもちらっと書きましたが、本日、人生二度目の授業参観(大人チーム)に出席してまいりました。
先日のデエトのときに「実はまた末子の授業参観が・・・」とナナに頼まれたのです。 前回ナナの代わりに参加した授業参観がとても楽しかったので、ふたつ返事でOKですよ! あたりまえですが、小学校に行くと子どもがわらわらといまして、まずそれが楽しい。 そして、「お母さんたち」を観察するのがまた楽しい。 何より、末子ちゃんの学校生活の一端を垣間見れるのが楽しい。
ということで、意気揚々と仕事を放って出かけて参りました。 時間より随分早く着いたので、校庭をふらふらと怪しい人のごとく徘徊したり、教室の廊下に貼られている子どもたちの絵なんかを見て時間をつぶしたりして。 末子ちゃん、どこにいるのかしら。 じょりぃちゃん、今日は早く来たんだよー。 ひたすら末子ちゃんを待つじょりぃ。
予鈴が鳴ってしばらくしましたら、廊下の人混みの中から、見知った生意気そうな顔が。 うわーーー。 またさらにナナに似てきた! あんまり似るな! かわいくなくなっちゃう!
末子ちゃんがこちらを見た気がしたので、小さく手を振りましたら
「あーーー! じょりぃちゃーーーーーーん!」
と叫びながら走ってきてくれまして。 う、うれしい・・・。 そしてそのままワタシに飛び込んで抱きついてきまして。
う、 うれしい・・・・゜・(ノД`)・゜・。 4年生になったから、もうこういうことしてくれないかと思った。 でも次女ちゃんもまだ4年生の頃はワタシにべったりだったっけなあ。(懐かし涙)
そのまま抱っこして、昔のベタな恋人同士のように、ぐるぐると末子ちゃんを回しまして。 狭くて人でごった返した廊下で、なんとも迷惑なことです。すみません。 抱っこしたまま末子ちゃんの描いた絵のところまで行き「この素敵な絵は誰のかな?」と。 「これ失敗だから見ちゃダメーーー!」 「これで失敗なら、キミは天才だナ!」 なんて甘い会話でしょう。二人の間に子どもができちゃいそうです。
授業参観は「国語」で、漢字についてでした。 この先生の授業が楽しくてわかりやすくて、ワタシも夢中になって聞いてしまいました。
末子ちゃんの席は後ろの端だったので、すぐ横に立ったじょりぃ。 末子ちゃんはたまにワタシをちらりと見ては恥ずかしそうに笑います。
ああ。 なんてしあわせなんだろう。 本物のお母さんなら、もっとしあわせな気持ちなんだろうか。
授業が終わると末子ちゃんがワタシのそばに寄ってきて「うちに寄ってって」と。 「じょりぃちゃん、このあと、お仕事の約束がいくつか入っちゃってるんだよー」とワタシ。
前回は授業参観のあとに「友だちんち行くからー」と別行動だったので、今回もそのアタマでアポを入れてしまっていたワタシ。 失敗したなー。
「えー。やだー。一緒に遊んで。ね?」 「うーん。 うーん」 「あ! 外、雨降ってるー」 「あ、ホントだ」 「末子、傘持って来なかった・・・」
末子ちゃん。 キミが2歳の頃から思っていたけど。
なんてキミはアタマがいいんだ。
「傘ないの?」 「うん・・・」 「じゃあ、じょりぃちゃんの車で一緒に帰ろうか?(*´∀`*)」 <まんまと 「うん! そのあとも一緒にDVD見よう?」 「うーーん・・・(・∀・;)」 「末子、家にひとりぼっちでいるの、さびしいしこわいな・・・」
なんてキミはアタマがいいんだ。
「じゃあ、ちょっとだけ寄っていこうかな(*´∀`*)」 <まんまと 「泊まって行って!」 「(笑)それはムリ」 それはキミがどんなにアタマを使ってもムリだ。 この後夜まで3件アポが入っているんだ。
家につきまして。 ああ、でもどうしよう。 ナナに怒られるーーーーー(´д`) 家が散らかっているから家では会いたくないって、ずーーーーっと寄らせてもらえてない状態だというのに。 でもしょうがないよね。末子ちゃんひとりにするのかわいそうだし・・・。 ってことで、禁を破ったじょりぃ。
上がってみたら、ホントに散らかってました(°▽°) ワタシの部屋よりは片づいてましたが。 <比較がコレじゃ何の慰めにもなりません
「ねえ、末子ちゃん、ママがね、散らかってるからって、じょりぃちゃんが家に上がるの嫌がっていたのだよ」 「それは大丈夫」 「どして?」 「あたしは怒られないもん。じょりぃちゃんのせいにするから」 「ひどい! 味方してよ!」 「そーゆーのはさー、大人が犠牲にならないとーーーあはははははは」 悪魔かおまえは。
ど、どうしよう((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル <マジで怯えるじょりぃ
しかしまあ、上がっちゃったモンはしょーがない。 末子ちゃんの勧めるままに、一緒に関ジャニ∞のDVDを観賞しまして。
「じょりぃちゃん、泊まってくれるんでしょ?」と末子ちゃん。 「今日はムリなんだよー。また後でちゃんと来るよ(´∀`)」 <何度このウソをついてしまったろう 「じゃあ、ママが帰ってくるまでいてくれる?」 「えー・・・ママの学校って5時に終わるんでしょー?」 「うん」
ワタシ、4時半に最初のアポが。(この時点で既に4時ちょい前)
「じょりぃちゃん、4時半に約束があるんだよー」 「・・・関ジャニの心霊番組見ちゃったから、ひとりじゃ怖くなっちゃった・・・」
あなたが自分で見せてくれたのよ心霊番組! しかもさっき「稲川淳二、わざとらしくて全然怖くない」って言ってたの、末子ちゃんじゃんか! と思いましたが、ワタシはこの女のこういう奸智に長けた部分が大好きなもんですから(きっとわざわざ見たに違いない)
「じゃあ、お客さんに時間変更してくださいって電話してみるね」とワタシ。
・・・変更してもらいました(・_・)スミマセン
そうこうしているうちに、末子ちゃんが「おなかすかない? あたし、オムレツ作ってあげるよ?!」と。 「んー。すいてないかな?」 「そうなんだー」
が、そのあと時間を置かずに何度も聞いてくれるので、これは「オムレツ食え」ってことなんだなと判断し「末子ちゃんのオムレツ食べたいなあ」とおねだりしてみましたら、張り切って作ってくれることに。 ヤケドとかしないでねー。ママに怒られるーー。 ていうか、キッチンに入った時点でフキゲンになられそうです。ていうか、なるだろうなー・・・(´Д⊂) かといって、IHとはいえ、キッチンに4年生の子ひとり置いておくのも心配ですので、様子を見守りつつキッチンにいることに。
おや。 長女ちゃんが帰ってきました。 おーー。 キミ、女っぽくなったねえ。かわいーじゃん。 とお伝えしましたら「うん。最近よく言われるよ。あかぬけたね、とかさー」 得意そうな長女ちゃん。
「末子、何作ってんの?」と長女ちゃん。 「オムレツ作ってくれてるんだ」 「えーーー。食べるの?じょりぃちゃん。勇気あるね」 「そんなことないさ。 おいしいよねー、きっと」と、末子ちゃんのアタマをなでるワタシ。
この子はプライド高い上に、しょんぼりしやすいんです。 ということを長女ちゃんも思い出したのか
「そうだよね、末子。ごめんごめん。おいしいのできるよねー。・・・ってか、これ、オムレツじゃないじゃん」
まあ、ワタシも気づいていたけどさ。
「やっぱり?・・・どうしよう・・・失敗かな・・・」声が小さくなっちゃった末子ちゃん。 「スクランブルエッグ というものになったのではないかな?」とワタシ。 「それなーに?」 「ホテルの朝食などに出てくるステキな食べ物だよ」 「ホテルって、高級ホテル?(・∀・)」 高級がいいんだ(笑) 「高級ホテルでも出るねえ」 「じゃあ、それでもいい? じょりぃちゃん」 「じょりぃちゃん、オムレツもスクランブルエッグも大好きさ」
なんてやっていたら、ワタシの携帯が鳴りまして。 げ!この着信音は! ナナからだ!
「もしもしー」 「もしもし? 今日はどうもありがとーー。お疲れさまでした」 「いやいや。すごい楽しかったよ!」 「あの先生の授業、楽しいんだよね。長女も習ったんだ」 「へー」 「で、あたしまだ家に着いてないんだけどさ、末k・・・」 「あーー、あの。 怒らずに聞いてほしいんだけど」 「・・・・なに?」<怪訝そう。ムリもないけど 「あの、末子ちゃんが招待してくれたので、あの、 キミんち、お邪魔しちゃってるんだ」 「ええええええええええええええ!!!!!!!」
そんなに驚くとはΣ(゚Д゚;) 思わず携帯を耳から離したじょりぃ ってくらいの絶叫。 ど、どうしよう・・・・
「ごめん・・・」 「・・・・まあいいか。もう上がっちゃったんじゃ・・・上がったのか・・・」 「そんな、散らかってないって!」 「散らかってるよ・・・まあとにかく帰るわ。もうすぐ着くから」 「はい」
ナナが帰る前に帰りたい(´Д⊂)<本気で怯えるワタシ と思いつつも、オムレツ じゃなくてスクランブルエッグができたので、末子ちゃんと並んでむぐむぐと食すじょりぃ。 トーストも軽く焼いてくれ、一緒に食べました。おいしくできてました( ^ ∀ ^ ) 本人も「おいしいじゃんね?(*・∀・*)」と満足そうでよかったです。
と、卵料理について一安心したところで、ナナ様帰宅。
「ただいまー・・・・疲れたーー・・・・」 き、機嫌悪そう・・・。 「おかえり( ^ ∀ ^ ;)」 「何食べてんの? ・・・って、キッチンも入ったの?!」 「うわあああああ、ちょっとだよちょっと!」 「・・・・・・・まあいいや。 疲れたーー」 「マッサージしてあげようか?(・∀・;)」 「いい。いらない」
授業参観の報告をして、もらったプリントを渡して。 ワタシの腰に抱きついている末子ちゃんのアタマをなでながら「この子がいちばんアタマが良くてかわいかった」と報告し。 だんだんナナの気分もほぐれてきまして。
末子ちゃんがワタシから離れましたら 「急いで帰ってきたから、制服の下に白衣着てるんだよ(笑)」とナナ。 「ウソ! ちょっと制服脱いで、白衣姿見せてよ(・∀・)」 「・・・・・・」 「見せてーーー」 「・・・・・・」
子どもの前でそういうこと言うなっつーの という目で軽く睨まれ、ハッと我に返るじょりぃ。 そうかそうだった。ごめんなさい(´・ω・`)白衣くらい、いいかと思っちゃった・・・
その後軽く雑談をして、ワタシはいよいよ時間がやばくなってしまったので、おいとますることに。 「帰る前に、抱っこーー」という末子ちゃんのリクエストにお応えして、抱っこ。 重くなったねえ。来年はもう抱っこはムリかなぁ。 いや、できるけど、させてくれなくなっちゃうのかなぁ。 ナナも「抱っこ言ってるうちにしておかないと、そろそろリミットだよね(笑)」と笑っておりました。
末子ちゃんの「お仕事終わったら泊まりに来て!」を振り切って帰宅。 じょりぃちゃんも、キミとお泊まりしたいんだよー。
散らかってる様をもう見てしまったことですし、家への出入りを解禁してくれないかしら、ナナ。 まあ、ワタシが行くと勉強に専念できなくなりそうですし、無理かなー。
勉強の邪魔はしない。 キミには会えなくてもいいから。
子どもたちに会わせて。
だって、どんどん大きくなっていっちゃうんだもん。 きっと、オムレツが上手に作れる頃には、もう末子ちゃんも抱っこさせてくれなくなっちゃうもん。
さびしいなぁ・・・(´;ω;)
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