ナナとワタシ
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先日ナナと食事をしたときの話からなんですが。 末子ちゃんの授業参観の話のついでに、ナナがぽそっと
「次女ちゃんの合唱コンクールもあるんだけど、じょりぃ、行かないよね…?」と。 「ん。 いつ?」
聞いてみましたら、スケジュール的にはその時点では空いております。
合唱コンクール。 確か長女ちゃんのは毎年見に行ったような。 次女ちゃんのも去年見に行ったし。 またそんな季節になったのですね。
吹奏楽部に所属する次女ちゃんには、合唱コンクールは割と晴れ舞台なのであります。 合唱のあとに吹奏楽部の演奏も数曲ありますので。
「今の段階では行けそうだけど」とお返事するじょりぃ。 「ホント?」 「うん。あなたも行くんでしょ?」 「いやそれが、あたしはもしかしたら行けないかもなのだ」
なに?
「ひとりで行くのは気が引けるなあ」とワタシ。だって他人だし。ワタシだって忙しいし。 「だよね」 「えー、でもそうなると、誰も見に行かないってことになっちゃうの?」 それは次女ちゃんがかわいそう。 「んー、まだわかんない。お義母さんと義妹が行くかもしれないし」 「(・∀・)-3ホッ ならね」 「でもまだわからないのだよ」 「あなたが行くならワタシも行くよ。一応スケジュール帳には書いておくね」メモメモ。 「ありがとう。じゃあ近くなったらまた詳しい時間とか連絡するね」
というところまでが、先日のデエトのときの話でございます。
で、昨日。 合唱コンクール前日ですよ。 ナナから連絡なんて来やしませんよ。 時間わからないとワタシも困りますですよ。
ということで、ナナの学校が終わる頃を見計らって電話。
出ないし( ´_ゝ`)
しかたないのでメール。「明日の時間わかった?」と。
1時間ほどしてナナから電話。
「明日なんだけど、あたし行けないみたい」と。 「えー。そうなの?」 「うん。明日はテストがある上に、来週からの実習に備えてオリエンテーションがあるらしくてさ。 どうしても抜けられないんだよー。・・・じょりぃは?どうする?」 「あー・・・おばあちゃんは行くのかな?」 「聞いてないんだけど。いもうとが行かなければ足がないから行けないと思う。そしていもうとはたぶん行かない」 「そうかー」 「あたしが行かなきゃ、ひとりじゃイヤだよね?」 「いや、行くよ」 キッパリ 「マジ?」 「うん。 おばあちゃんも行かないとすると、誰も行かなくなっちゃうわけだよね?」 「うん」 「次女ちゃん晴れ舞台なのに、かわいそうじゃん。ワタシも次女ちゃんの演奏聴きたいし」 「わー、ありがとーーーー」 「いやー(*´∀`*) で、時間はどうなるのだろう」 「たぶん合唱が1時頃、ブラバンが3時頃」 「うっ。 一人で行ってそれは拘束時間が長いな! ブラバンだけでもいいかなあ」 「うん、もちろん。じゃあもう一回次女ちゃんに時間をよく確認してみる。メールするから」 「よろしくー」
しかしメールが来ないまま夜に。困ったわー。明日の動きが組めません。
昨日の夜は、お仕事を2時間休んで急遽きょんと「THE JUON」を鑑賞。 なーんにも余計なことを考えずに見られるホラーで、現実からいったん脳みそをリセットでございます。
で、きょんと一緒に「としおくんこわい!」とか言いながら見ておりましたら、いきなり電話の音ですよ。 もうビビっちゃうことこの上なし。 だってもう日付も変わったこんな深夜に。良くない電話って気がします。 電話に出たらきっと「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」なんて気味の悪い声が聞こえるに決まってます。(「THE JUON」を知らない人にはわからない話でスミマセン) なんてことはないにしても、親に何かあったのかしら。とか思っちゃったりして。
おそるおそる電話に出たら、なんのこたーない、ナナでした。
「連絡遅くなってごめん!」と。 ホント遅いよキミ。 「いやいやー(*´∀`*)」 でれでれするなワタシ。 「仕事してた?」 「してなかった」 「じゃ、寝てた?」 「寝てないよ。ビデオ見てた。THE JUON」 「なんでそんなもん見てんの?(笑)」 「逃避だよ逃避。で、時間わかった?」 「それがわからないのだ ァ'`,、('∀`)」
なにーーーーーー。この役立たずめ! っていつもワタシが言われてることを言っちゃうぞ!
結局少し無駄話をして「明日また連絡する」ということで電話を切りまして。
・・・本当はワタシに行ってほしくないのかしらこの人。
朝はちゃんとメールが来まして、時間もきっちり指定されておりました。ほっ(´∀`)-3 って、場所聞いてなかったよ!ということで「いつもの場所でいいの?」と返信。 しましたら
そうだよ。気をつけてね。
の後に
いつもありがとう
こ、 これは !!!!
ナナのメールに初めての が!
しかもなんか、ハートがアニメーションでキラキラしてるし! すごいすごいすごいワタシったらすごーーーーい! 出世!( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)快挙!
・・・でもきっと、ナナにこの話をすると
「ああ、最近よく使うんだよね。誰にでも」 とか 「末子の変換のクセが出ちゃっただけだよ」 とか
ワタシをガッカリさせるに決まっている返事が返ってくるのは火を見るよりも明らかなので自分の妄想の中だけでハートだハートだと大騒ぎして幸せにひたろうと思っていますと一気に打ち込んでみましたよ。
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と、ここまででオチにしようとカタカタ打ち終えた後、次女ちゃんのブラバンを見に出かけたんですが。 舞台上の次女ちゃんを見て、じょりぃ、次女ちゃんのあまりのかわいらしさにもうびつくり。 ここまでくると読んでるみなさまも「はいはいわかった言ってろ言ってろ」という感じでしょうけどっていうかナナワタ読むたびにそう思っていらっしゃると思いますがとまた一気に。
なんかですね、小学生の頃の次女ちゃんというのは、ひょろっひょろに細い体に大きな頭が乗っていて、家族から
「マッチ棒みたい」
と言われているような、かわいいけどミョーな体型だったんですよ。 それがあなた。 背がするすると伸びて年頃になった今、顔はちっちゃいわ首は長いわでずいぶんカッコ良くなっちゃいましてねえ。 さらに驚いたことに、
顔が、ナナ。 まるで、ナナ。 怖いくらい、ナナ。
しかも、中学のときのナナ、というのではないんですよ。 オトナになった、痩せてていちばんきれいなときの(じゃあ今は何だと)ナナにそっくりなのです。 どうやら次女ちゃん、オトナになって彫りが深くなってきた様子。あと口元が変化してきたようです。 ああ、次女ちゃんの口元、かわいらしかったのにナナに似てきてしまったか orz と、おかしな具合に落胆したりもしたんですが(失礼です)、まあとにかく舞台の上でユーフォ吹いてるのがセーラー服着たナナなんですよ。
で、これはこれで「うほっ!」てな感じなんですが、せっかく次女ちゃんを見に来たんですから、次女ちゃんとして次女ちゃんを見たいではないですか。 しかし、見れば見るほどナナ。 曲と曲の間で「にこー」と微笑むとワタシの知っている次女ちゃんになるんですが、マジメな顔してるとナナ。でも次女ちゃん。かわいい次女ちゃん。
これはもう、一粒で二度おいしい。 しかし次女ちゃんには言えない。 「ママに似てるね」なんて言ったらきっと本気で怒ります。
というわけで、忙しいのになーとえらそうな気持ちで行った演奏会でしたが、大満足でハートを自分のまわりにふわふわと浮かせまくって帰ってまいりました。 人んちの子どもでも見ていて顔がとろけそうになっちゃうんですから、お子さんをお持ちのかたが自分の子どもの晴れ姿を見る時って本当に嬉しくてしかたないんでしょうねえ、なんてことも思いました。
客席で同級生男子の頭をしたたかひっぱたく次女ちゃん、なんてのも見られて本当に満足でした( ^ ∀ ^ ) コエー
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