ナナとワタシ
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さてさて。今日は久しぶりのナナとのデエトの日でございますよ。 今日はふたりっきりでございますよ。 デエトといっても、食事しておしゃべりするだけですが、その時間がふたりとも取れない現状であります。 朝の10時半の約束ということで、車で30分はかかりそうなので10時には家を出て
のはずだったんですが、のろまなじょりぃが家を出たのは10時10分でした。
しかしまあ、相手はナナです。時間通りになんて来るわきゃーありません。 ありませんが、一応礼儀として約束の10時半になった時点で 「遅刻中。あと5分くらいで着きます(・∀・)」 とメールしておきました。 返信はもちろんありません。まあ、運転中でしょうしね。
で、待ち合わせ場所であるガストの駐車場に着きまして。 ナナの車ナナの車ときょろきょろと探してみましたが、やっぱり来ていないようです。 遅刻にならなくてよかった。 と思いながら店に入り、ナナと一緒なので当然喫煙席をキープするためにすたすたと歩き始めましたら。
視線正面のテーブルで「ここだよー」めいて手を振るナナが。
え!もう来てたの!? という驚きなんてそっちのけの驚きがワタシを襲いました。
なんで男の人と一緒に座っているのだキミ。
どういうことですかこれは。
この男は誰だ。
「ごめんねー(笑)」とナナ。 何よごめんねって。意味わかんない。
「すみませんです」と男性。 おまえも意味わからん。なぜここにいる。
「いやー。ごめんごめん」 しかしなぜかつられてワタシもにこやかに謝ってしまいました。くやしい。
「あのね、こちら、うちの保険屋さんなの」とナナ。 「どうも。おじゃましてます。すみません」と保険屋さん。 「いえいえどうも。はじめまして」とじょりぃ。
しかしますます意味がわかりません。 今日はデエトって一緒に決めたはずなのに。なんで保険屋さん?
笑顔でにこにこきょとーんとするじょりぃに、ナナが説明を始めました。
「あのね、諸事情により、こうなってしまったのだ。えへへ」
って、それ説明になってないから! 別にナナワタのネタとか作ってくれなくてもいいのよアナタ!
「あのね、詳しい事情は後でゆっくり話すとして、時間なくて保険屋さんにここに来てもらっちゃったの」 「そうなんだ( ^ ∀ ^ )」 保険屋さんというオブザーバーがいるので、にこやかなワタシ。 「すぐに済ませちゃうから、ちょっとだけ待っててくれる?」 「いいよ。 あ、別のテーブルで待ってたほうがいいかな?」 なぜこんなに腰が低いのかワタシ。 「ううん。ここにいていいよ」 おまええらそうだな!
で、同じテーブルで、ふたりが熱心に話し込む横で、ぼーーーーっと時がすぎるのを待つじょりぃ。 このときにマシマロを更新しました。これとこれ。
なかなか感じが良くて頭の良さそうな保険屋さんだったので、せっかくですから営業トークでも盗もうかなーと話に耳をそばだててみるものの、人んちの保険内容とかわかっちゃってもなんだか悪いしーということで、落ち着かないワタシ。
ヒマだ。ヒマです。ヒマですよと。
せっかくなので隣に座っているナナを見てみます。 むむ。 胸が大きくなっているぢゃありませんか。わーい。 ・・・太ったからかな・・・。まあいいや、胸が大きくなったのなら。 大きくなったからってワタシがどうこうできる胸ではありませんが。 ふむ。今日は肌の調子が良さそうではありませんか。嫌がらせに穴があくほど見てやれ。じいいいいいいい。
ナナがワタシに気を使って話を早く切り上げようとしているのがわかります。 返事のタイミングが早い。 いいんだよナナ。こうなったからにはゆっくりちゃんと話を聞くのだ。保険て大事よ? 特にあなたは事故が多いんだから、ちゃんと聞け。(車の任意保険の更新だったんです) と思っていたら「自爆がいちばん心配なんです」って、わかっているならもっと運転気をつけやがれ。 ってワタシも事故ったばかりなのでその言葉は飲み込んでみたり。ごっくん。おいしい。
更新する契約内容が決まり、最後にこれだけ説明しますねと、クーリングオフとかの条項の説明を保険屋さんがし始めたところで
「あ、いいですそのへんは」とナナ。 ちょっと困った顔の保険屋さん。「いや、でも・・・」と。 ここでじょりぃ、「ちゃんと聞いておきなよ。後で困ることになるから。保険屋さんが」
事故の多いナナにイヤミを効かせたつもりだったんですが、素直に「それもそうだ」と納得しちゃったのでイヤミになりませんでした。
保険屋さんが帰り、ワタシはナナの向かいの席に移りまして。 にこ っと微笑んだところでナナが「ごめんね」と。 「いや。気にしてないよ」 やさしく微笑むじょりぃ。
最初びっくりしたけどな。
「ホントはね、9時に保険屋さんがうちに来てくれるはずだったの。 だけど9時半になっても来なくて、あたしここに来る前に寄らなければならないところもあったし、 で、急遽ここに来てもらってしまったのだ」 「なるほど」 「で、ホントは10時に保険屋さんと待ち合わせで、じょりぃが来る頃には終わってるはずだったのよ」 「ふむ」 「ところがあたしがさ、保険の書類やら車検証やら一式忘れてきちゃって、取りに戻ったらこんなことに。えへへ」
( ´_ゝ`)まあワタシもそういうことよくやっちゃうけど。
「学校に行くのにランドセルを忘れるようなもんだね」とじょりぃ。またもやイヤミ。 「ううん。勉強道具はちゃんと持ってきたよ(・∀・) ほら」
違うから。そういう意味じゃないから。得意そうにバッグ見せなくてもいいから。
あー、でもやっとふたりきりになれましたよ(*´∀`*)
となったとたん
沈黙。 無言。 間。
どういうことですかこれは。
保険屋さんにずっといてもらったほうが良かったかしら ァ'`,、('∀`)
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