ナナとワタシ
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前回、じょりぃが温泉旅行2日目がいかに眠かったかという出だしで始め、話がそれましたが。
途中下車して、別の温泉街をぶらぶらしたりちょっと観光したりしようか、とナナが電車の中で言い出しまして。 それもいいよねー、と思いつつ。 もっと早く言ってくれればなー(´д`)と。 反対方向にひと駅乗れば、その駅前は温泉街だったのにー。 帰りの方向だとちょっと難しいです。 まあ、宿を出る頃はナナの体調の悪さがピークでとても寄り道する気にはなれなかったんでしょうけど。 きょんもそうなんですが、ナナも具合が悪いときってひたすらぢーーーーっと耐えているので、見ていて気の毒になります。 いっそぎゃあぎゃあ騒いでくれれば「うるせえ」と思えてこちらは楽なんですが(°▽°) と話はそれましたが、ナナの体調が悪いことにプラスして、自分があまりにも眠かったこととで、ワタシとしてはちょっぴり躊躇。
「体調大丈夫なの?」とワタシ。 「うん。すっかり良くなった」 「ワタシのマッサージが効いたな(・∀・)」 「薬が効いてきたんじゃないかなー」 あっそ(`Д´)
「あなたがそうしたいなら、じゃあ○○あたりで降りようか」 やさしいわーワタシ。 「うん」 「でも○○だと、そこからの足がないなあ。温泉街までバスが出ているだろうか」 「駅周辺を歩くのでもいいよ。それにあたし、温泉入れないし」
そうだった(°▽°) この人、この日の朝に生理になっていたんでした。
「駅周辺・・・なんにもないと思うよ」 「んー・・・・」
結局ワタシが乗り気でないことを察したのか「じゃ、いいや」ということになりまして。 途中、レズレズしい人たちと遭遇したりしつつ、自分たちの降りる駅まで着きまして。
「じゃ、お昼食べて帰ろうか」とワタシ。 「まだおなかすいてない」 「じゃ、家まで送ろうか?」 「うーーーーーーーん・・・・」
せっかくのお休みだったので、まだ家という現実の場には戻りたくないご様子のナナ様。
「映画行こ」とナナ。 「映画?」 ・・・ワタシ寝ちゃいそうだ・・・ 「うん。ここからなら、△△市のシネコンなら割に近いでしょ?」 「映画か。 ワタシ、寝ちゃうかも」 正直に告白。 「『さくらん』か『蟲師』見ない?」 「見る!」
見たかった映画を挙げられたのでいったん眠気がふっとぶじょりぃ。 意気揚々と車を発進させましたが。
案の定、車を走らせながら、すぐに眠気は復活。 隣では「お花見もいいねー。でもどこも混んでそうだなー」とナナ。 まあ、桜と浮かれる人々を横目に、車で通り過ぎるだけのお花見もなかなかでございます。
そのうちナナも「眠いね」と言い始め。 「うん。眠い」 「どこかで寝ようか」 「そうだねえ。お茶しながらテーブルにつっぷして寝る?(笑)」 「ちゃんと横になってじっくり寝たい」 「そう言われてもね・・・カラオケボックスとか?」 「それはイヤ。落ち着かないし」 「うーーむ・・・お花見できるところに行って、横になって桜見ながらぐうぐう寝る?」 「それはいいかも」 「でもさ、あなたこのへん、ほぼ地元でしょ? おかあさん仲間にそんなところ見られるの恥ずかしくなあい?」
今日はお子さんどうしたの?なんて聞かれてもめんどくさいですしねえ。
「ホントだ。しかも一緒に寝てるのは年齢性別不詳の怪しい物体だしなー」 「スミマセンね(`Д´*)」
髪ちょっと伸びたしあなたより胸大きいし立派に女に見えると思うけど!?
ぶっぶーーーー と、そのまま車を走らせておりましたら。 ナナが言いました。
「ねえ、ラブホ行こうか」
ラブホ。
って、なんだっけ?(・.・)
ああ! ラブホね! って、ええーーーー?(*´∀`*)
「うん!」 しまった声に力が入ってしまった。 「ラブホならさ、ベッドあるし、それにDVDもあるでしょ。 映画鑑賞もできるよ☆」 「いいね!」
しかも、今走っている周辺はラブホに大変恵まれた場所であります。
「でもさ、女同士でも入れてくれるのかな、このへん」とワタシ。 「大丈夫でしょ?」 なぜか余裕のナナ。「男同士だと断られること多いらしいけど、女同士なら大丈夫」 「・・・なぜわかる」 「あたし女の子と入ったことあるし」 「何しに?(・∀・)」 「昔遊びに行く途中、宿取ってなかったのでラブホに泊まったの。すんなり泊めてくれたよ」
ふうん。
「じゃあ、マジでラブホに向かうけど?」とワタシ。 「いいよ」 「どこにしようか」 「清潔でDVDの充実してそうなとこ」 わからねえよそんなの。
が、しかし。 いくつか問題を思いつくじょりぃ。
「でもさ」 「うん?」 「今って昼間じゃん」 お昼すぎの真っ昼間でございます。 「うん」 「それでも女同士で泊めてくれるかな」 「どゆこと?」 「あなたが昔泊まったときはさ、夜で、もうどこかに泊まらなきゃって状態だったわけじゃない?」 「ああ、なるほど。事情を察して大目に見てくれたってこと?」 「そうそう。 が、今って思いっきり昼間じゃん?」 「うん」 「ラブホに入る理由がないよ(笑) あるとしたらひとつだけでしょ? まさか眠いし映画見たいので来たとは思わなかろう」 「そうだね」 「それにもうひとつ。もし難なく入れたとしてもさ」 「うん」 「ここって、あなたには地元じゃないですか」 「・・・ちょっとまずいかな・・・」 「けっこうまずいんじゃない?」 「やめとこうか」 「そだね」
orz
・・・せっかくナナの方が乗り気だったというのに。(目的はさておき) 自分の冷静な頭脳が憎い憎い憎い。
この後マシマロにも書きましたように、ナナが「赤福食べたい」と駄々をこね始め、「なんでもいいから甘いもの!」と要求したので急遽ミスド入りしたわけですが。
性欲と、甘いものに対する欲求は密接な関係があると、昔どこかで読んだことがあるのですが。(信憑性はわかりません)
(・∀・) さてはナナめ。 実はその気だったのでは。
と、一瞬ニヤついたりしたんですが、現在ナナは生理だという肝心なことを思い出しました。
( ´_ゝ`)いつも通りのオチか・・・
結局映画も時間が合わなくて見られず。(何してんだか) 眠い眠いとふたりして言いながら、だらだらと車を走らせ、中途半端に解散してきました。
長い割に薄い内容でスミマセン(°▽°) それもこれも眠かったせいです。 春ですね( ^ ∀ ^ )
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