ナナとワタシ
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ナナと温泉旅行に行って参りました。1泊2日。 今回は電車での旅行です。 ワタシが最近事故ったのでロングドライブがイヤだなーと思ったのと、単に電車が好きだからという理由で。 ナナに「今回電車がいい」と伝えたら、さっくり「いいんじゃない?」と。(・∀・)ヤッター 今回の旅行で印象に残ったお話をまとまりなくお伝えさせていただきます。
その1【疲れた】
その旅館には砂風呂というものがありまして。 それは浴衣を着て入れるので、ふたりで一緒に入りましてね。 ただ、砂風呂を出た後にシャワー浴びたりする関係で、ワタシのほうが先に部屋に戻りまして。
ぶるるるる。 寒い。
砂風呂でたっぷり汗をかいたあとに、シャワー浴びたままの濡れた体に浴衣を羽織ったので(そういうシステムだったんです)、えらく冷えまして。 ナナは少々風邪気味だったものですから、こんなに寒い思いをさせてしまってはかわいそうだーと思った、その姿が教典と化してしまってもおかしくないんじゃないかというくらいやさしいじょりぃは、自分のことはさておき、ナナの丹前を掴み、砂風呂場に戻るためにとたとたと大急ぎで階段を降りまして。
が。
廊下でバッタリ「どしたの?」「あ、寒いかと思って丹前持ってきたんだ」「えー、ありがとー(はぁと」となる程度の時差なはずだったんですが、砂風呂場まで着いてしまいまして。 砂風呂場は、予約時間以外立入禁止なので、中に入るわけにもいかず。 その旅館、狭いながらも入り組んだつくりになってまして、すれ違いも十分考えられたもんですから、慌ててまた階段昇って部屋に戻りまして。 カギをワタシが持っていたものですから、部屋の前で待たせたら冷えちゃってかわいそうだー、と、そりゃあもう真剣なじょりぃ。
が。 いません。ナナ。
また階段を降りるじょりぃ。 どこへ行ってしまったのだあのアホ。 あちこち歩き回り、あらぬ場所で何度もすれ違う仲居さんたちには怪訝そうな目で見られ、砂風呂場周辺や公共スペースのある1階を探し回り、階段も7往復ほどしまして。
ぜいぜいぜい。 疲れた。
・・・もしかして、体調悪かったし、砂風呂場で倒れていたりしたらどうしよう・・・。
と思ったじょりぃは、ついにこそっと砂風呂場も覗きまして。
・・・いない。
途方に暮れてとぼとぼと歩いておりましたら、角を曲がったところでナナに遭遇。
「あれ?どしたの?」とナナ。 「寒いかと思って丹前持ってきたんだ」 「ありがとーーー」 「どこいたの?」 「こりゃ冷えちゃうと思って、露天風呂に入ってきました(さっぱりぽかぽかとした笑顔で)」
言えよ!!!!!ヽ(`Д´)ノ
「すげえ往復したよー。あなた探して」 でも無事でよかったー(´д`) 「なんで探すのだ?」 「・・・寒いと思って・・・」 「あははは。そうか。ありがとう。ごめんね☆」 「うん。いいの」 「でもほら、階段の上り下りって、すっごく健康にいいいんだって。よかったじゃん!」
そだね( ´_ゝ`)
ていうか、ワタシ、寒い。濡れた浴衣着替えなきゃ。ぶるぶるぶる。
その2【異性運が悪い】
夕飯を食べながら、ナナが最近見てもらった占い師さんの話をしまして。 何か、歯に衣着せぬ物言いのおじいさん占い師だったらしいんですが。
「・・・でね?『あなた異性運悪いねー。今のダンナさんもあんまり良くないよ』って言われた(笑)」と、ナナ。 「それ、パパは知ってるの?」 「言えないよ!(笑) でもね、異性運の悪さとパパとの相性の悪さについては、○○先生(ワタシも知ってる美人占い師です)にも同じようなことをもう少しやんわりと言われたの」 「ふうん。 まあ、たかが占いだしね( ^ ∀ ^ )」
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ。
「異性運が悪いんじゃ、同性ラブ運はいいんじゃないの?(・∀・)」 案の定、じょりぃの口が。 「は?(笑) 何それ」 「同性ラブ運」 <自分を激しく指さしながら 「それはわからないけどさ」とナナ。「異性だろうが同性だろうが、じょりぃのようにあちこちに好きな人がいるような人を真剣に好きになることはないと思います」
ありがとう。わざわざ敬語で!名指しで! 何も言い返せなかったよ!
その3【ねじれた空間】
ふとんの寒い旅館でした・・・。 また、泊まった日が最近にしては特別寒かったのであります。 風邪気味だったナナは「寒い寒い」を連呼。
「じゃあ一緒に寝てあげるよ(・∀・)」 ワンパターンじょりぃ。 「狭いでしょ。ふとん小さいからかえって寒くなるよ」 どういう理屈だよ。 「ふうん」
しばらく他愛のない話をお互いのふとんからしまして。
「だいたいさー」と急に話を戻すじょりぃ。「ふとんとふとんの間を空けすぎじゃない?この敷き方」 「そうかー?(笑)」 「うん。だから寒いんだよ。 ふとんくっつけちゃおうか?(・∀・)」 <調子づき中 「いいよそんなことしなくて」 「はい」 しゅん(´・ω・`)
間。
「さびしいの?」とナナ。 「へ?」 「ふとんが離れてるから、さびしいの?」 「なんだそれ(笑)」 「さびしいなら、一緒に寝よっか」 「別に。全然さびしくないよ」
またじょりぃの口周辺にねじれた空間が。 一体何をしたいのかワタシは。自分でもよくわかりませんことよ。
その4【わかっちゃうんだ】
帰りの電車の中で。 途中の駅で、ワタシたちの席の向かいに、女性ふたりが座りまして。
眠くてしかたなくて、電車の中ではずっとうとうとしていたじょりぃだったんですが、この女性ふたりを見て、なんだか落ち着かない気持ちになりまして。
たぶん、お仲間です。 服装がなんといいましょうか、ワイルド系と言うのかしら。化粧っ気はなく。 歳はワタシと同じくらいかもしかしたらあちらのほうが下なのかなぁ。背も大きくて。 で、輪郭がどうとかいう問題でなく、何か角張った印象で。 女の子って、ワタシにはやせていようが太めだろうが、丸くてやわらかい印象なんですが。 そのふたりは角張った感じ。 座ってる足の開き具合とか、物腰、態度、なんとなくこう、「男らしい」というのではないんですが、「まったくオンナらしくない」んです。
そわそわそわそわ。 なぜかそわそわ。なんでなんでしょ。
ふたりが降りてからすぐに「今の向かいのふたり、レズレズしくなかった?」とナナに耳打ちしまして。 そうしたらナナ「うん、あたしも思った、ていうか、わかった」 おまえ、何がわかるのだ(笑)
「やっぱそうか! なんかワタシ落ち着かなくなっちゃってさー」 「なんであなたが(笑)」 「なんでだろな。なんとなく、気付かないでくれー、みたいな感じっていうか、変な話なんだけど(照」 「あはははは。でもね、あの人たちは、あなたのこと、よーーーく見ていたよ」 「え! マジ?Σ(゚Д゚;)」 「うん。わかったんじゃないの?」 「えーーーーー? ワタシ、こんなにかわいらしいのに?」 「・・・・・・」 「てかさ、ワタシ、あの人たちに比べると、もうちょっとこう、女の子☆ってオーラ出てなあい?」 「全然」<真顔 「てか、あなたレズわかるわけ?」 「うん。たぶん。わかるようになった気がする」
ワタシのおかげだね! 感謝するといいよ!
その5【呆れた記憶力】
ナナとミスドでお茶していたときのことです。
「ねえ、今まで行った中で、どの温泉宿がいちばん良かった?」とナナ。 「あなたと一緒に行ったところって意味?」 「うん」
そうねえ(*´∀`*)ポワワワワーーーン
(・_・)あれ?
「あのさ」とワタシ。 「うん」 「どこに行ったか教えてくれない?」 思い出せないんです(°▽°)マジデ 「は? 思い出せないの?」 「あーー・・・・覚えているのもあるよ。イヤだったところは特に」 「仲居さんにアタマにイスぶつけられて、お詫びに飴玉もらったところとか?」 「そうそう(笑)」
「えー? マジで覚えてないの?」 「覚えてるよ!思い出せないだけで」 「○○温泉は? 覚えてる?」 「??? それってワタシと行ったの?」 「(ためいき) もういいよ」 ナナ、呆れ返ってます。 「待って待って待って! もっとヒント!」 「クイズじゃねえっつーの」<怒ってます 「ごめん!お願いだから教えて!行ったことある気がしてきたから」<かえって失礼 「古かったところだよー」 「?????」 「○○館(怒」 「あ!覚えてるよ!」 「・・・・・・」 「あそこよかったよねー。また行きたいな!」 「他にもどこに行ったか言ってみて」 「( ° ▽ ° )」 コマッタ
エピソードは覚えているんですよ。 どこに行って、なんて宿でー、ということを覚えていないんです。 ていうか、たぶん思い出すのがめんどくさいんです。
でも、「覚えてないの?」とちょっとプリプリしたナナに嬉しさを感じたりもして。 「あたしと過ごした時間を覚えていないのか」ということでなく「こいつホントにバカだ」(イライラ)という怒りだとは思うんですが。(ワタシもその手のことで相手にイライラすることありますし)
何はともあれ。
・・・もう、しばらくはこうして出掛けられることもないと思うと、さびしいものです。 ぐっすん。
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